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公開日 2012/10/03 10:36
<CEATEC>「TransferJet」「Qi」など各社が近接通信/ワイヤレス充電技術を展示
村田製作所からはコイル不要のワイヤレス充電モジュール
10月2日から6日まで幕張メッセにて開催されているCEATEC JAPAN 2012。本項ではTransferJetやQiなどの近接通信、非接触給電系の展示についてレポートする。
■TransferJet
TransferJetコンソーシアムのブースでは、ソニーのデジカメ“Cyber-shot”で撮影した写真を、非接触給電機能も搭載したTransferJet対応クレードルを接続したデジタルフォトフレームで表示するといったデモを実施。
また、東芝がTransferJet搭載SDカードやUSBアダプターなどを参考展示。REGZAタブレットに同SDカードを挿入してのファイルコピーデモなどを行っている。製品ロードマップも示されており、2013年の第一四半期にはTransferJet搭載SDカードやUSBアダプター、超小型TransferJetモジュールを市場投入する予定という。
キングジムは、TransferJetを利用してデータで名刺交換できる「PITREC(ピットレック)」をデモ。内蔵カメラで名刺を読み取りOCR機能でデータ化するというもので、9月に発売した新モデルから新たにTransferJetに対応し、本機同士なら近接通信で名刺交換できるようになった。価格は27,300円(税込)。
■TDKが「Qi」モジュールを薄型化 − ムラタなどからQi以外のワイヤレス充電技術も
ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」に関しては、別項でレポートしているワイヤレスパワーコンソーシアムのブース(関連ニュース)以外でも、TDKが自社ブースで展示スペースを展開。レシーバー側のコイルの薄さ0.8mm以下を実現させたコイルユニットを展示している。0.57mmとさらなる薄型化を実現させた試作品も参考出展するなど、小型化、薄型化の進むスマートフォンなどに適応させやすい点などを説明している。
また村田製作所は、Qiとは異なりコイルが不要な電解結合型ワイヤレス電力伝送モジュールのデモを展開。同モジュールを組み込んだノートPCと、給電装置としての機能を持たせた机を使ったデモを行っている。
同技術は前述のようにコイルが不要な点が特徴。ある程度コイルの位置を合わせる必要があるQiよりも充電エリアを広くできる。また電流が微少なため電極部の発熱がなく、ワイヤレス電力伝送部に金属異物が入ったとしても誘導過熱による発熱がない点もメリットだという。
そのほかパイオニアのブースでは、電気自動車用の非接触充電システムの展示も見られた。こちらはQiと同様にコイルを利用する方式で、本機と車体の間との異物検知技術で安全性に配慮している点の紹介などが行われていた。
■TransferJet
TransferJetコンソーシアムのブースでは、ソニーのデジカメ“Cyber-shot”で撮影した写真を、非接触給電機能も搭載したTransferJet対応クレードルを接続したデジタルフォトフレームで表示するといったデモを実施。
また、東芝がTransferJet搭載SDカードやUSBアダプターなどを参考展示。REGZAタブレットに同SDカードを挿入してのファイルコピーデモなどを行っている。製品ロードマップも示されており、2013年の第一四半期にはTransferJet搭載SDカードやUSBアダプター、超小型TransferJetモジュールを市場投入する予定という。
キングジムは、TransferJetを利用してデータで名刺交換できる「PITREC(ピットレック)」をデモ。内蔵カメラで名刺を読み取りOCR機能でデータ化するというもので、9月に発売した新モデルから新たにTransferJetに対応し、本機同士なら近接通信で名刺交換できるようになった。価格は27,300円(税込)。
■TDKが「Qi」モジュールを薄型化 − ムラタなどからQi以外のワイヤレス充電技術も
ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」に関しては、別項でレポートしているワイヤレスパワーコンソーシアムのブース(関連ニュース)以外でも、TDKが自社ブースで展示スペースを展開。レシーバー側のコイルの薄さ0.8mm以下を実現させたコイルユニットを展示している。0.57mmとさらなる薄型化を実現させた試作品も参考出展するなど、小型化、薄型化の進むスマートフォンなどに適応させやすい点などを説明している。
また村田製作所は、Qiとは異なりコイルが不要な電解結合型ワイヤレス電力伝送モジュールのデモを展開。同モジュールを組み込んだノートPCと、給電装置としての機能を持たせた机を使ったデモを行っている。
同技術は前述のようにコイルが不要な点が特徴。ある程度コイルの位置を合わせる必要があるQiよりも充電エリアを広くできる。また電流が微少なため電極部の発熱がなく、ワイヤレス電力伝送部に金属異物が入ったとしても誘導過熱による発熱がない点もメリットだという。
そのほかパイオニアのブースでは、電気自動車用の非接触充電システムの展示も見られた。こちらはQiと同様にコイルを利用する方式で、本機と車体の間との異物検知技術で安全性に配慮している点の紹介などが行われていた。