• ブランド
    特設サイト
公開日 2012/10/27 17:15

【ヘッドホン祭】ゼンハイザー、初のヘッドホンアンプ「HDVD 800」「HDVA 600」を国内発売へ

国内価格・販売時期は未定
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ゼンハイザージャパンは、「秋のヘッドホン祭 2012」会場で新製品発表会を開催。ゼンハイザー初のヘッドホンアンプ「HDVD 800」「HDVA 600」2機種を日本国内で発売することを明らかにした。


HDVD 800

HDVA 600
いずれもヨーロッパのオーディオショウやIFA2012で実機が展示されてきたモデルだが、このほど日本国内でも発売されることが正式にアナウンスされた(関連ニュース)。


HD700/HD800などハイエンドヘッドホンによる試聴ブースが設けられた
両モデルとも、現在量産に向けた最終調整が進められている段階で、国内での発売時期は本日の発表会時点では明らかにされなかった。価格も現段階では未定だが、参考として米国の販売価格は、「HDVD 800」が1,999ドルに、「HDVA 600」が1,599ドルになる予定であることが紹介された。


北米での販売価格を紹介
ともに同社のハイエンドヘッドホン「HD800」「HD700」「HD650」を使って音の作り込みが行われたという。本機の詳細説明のためゼンハイザー本社から来日した、ハイエンド・プロダクト・マネージャのAxel Grell氏は「各モデルとの組み合わせでベストパフォーマンスを発揮する」と説明する。なお本機はゼンハイザーがドイツに持つ自社工場にて、全工程ハンドメイドで製造されている。

Alex Grell氏

内部はフルバランス構成の左右シンメトリー構造としている。「HDVD 800」はデジタルオーディオ回路のほか、デジタル系のオーディオ入力を搭載する。「HDVA 600」はアナログ専用機。

「HDVD 800」はRCA、XLRのアナログ音声入力に加え、RCA同軸、光TOS、AES/EBU、USB(Bタイプ)のデジタルオーディオ入力を備える。「HDVA 600」は、オーディオ入力をRCAとXLRのアナログ系に絞り込んでいる。

HDVD 800の背面端子部

HDVA 600の背面端子部

「HDVD 800」に内蔵するDAコンバーターはバーブラウン製の高品位チップを採用。192kHz/24bitへのアップコンバート処理を内部で行う。USB2.0入力は、最大192kHz/24bitのオーディオソースをサポートしている。MacはOS Xの10.6.4以降がドライバーなしで対応。Windows 8を含む、XP/Vista/7は同梱CD-ROMにドライバーを収録している。HDVD 800はDAコンバーターとしても使用できる。

HDVD 800背面端子部の説明

HDVA 600背面端子部の説明

出力端子は6.3mmの標準ステレオ出力の他、4ピンのヘッドホン用バランス駆動端子も用意。1系統のバランス出力端子に1台の対応ヘッドホンが接続できる。なお今後ゼンハイザーから、HD800などリケーブル対応のヘッドホン向けに、4ピン・バランス仕様の交換用ヘッドホンケーブルが発売されるかは未定となっている。アンプのフロントパネルにはバランス、標準端子ともに2系統ずつ出力が設けられており、ペアリスニングが楽しめる。

フロントパネルのバランス出力端子

ボリュームノブもアルミ製

フロントパネルにはソースセレクションスイッチ、インプットチャンネル表示を設けた。本体にはアルミ製のシャーシを採用し、天面からは内部の構造がのぞけるよう一部ガラスパネルを配置し、スタイリッシュに仕上げている。ソースを切り替えると、フロントパネルと本体内に設けられたブルーイルミネーションの点灯が切り替わる。ボリュームノブなどにもアルミ削り出しのパーツを採用し、高級感を高めた。

天面はガラスパネル仕様とし、内部がみられるデザインになっている

背面にはインプットゲインスイッチが搭載されており、6〜+16dB間で32dBのゲイン調節が可能。様々な機器へ対応する仕様となっている。電源ケーブルは着脱交換式だ。

HDVD 800/HDVA 600の特徴まとめ

Grell氏は「ゼンハイザーはヘッドホン専業メーカーとして、最も良質なヘッドホンアンプとは何かを把握し、本機の開発を進めてきた。今日のヘッドホンは、CDプレーヤーなどのアンプ部では対応できないほど完成度が高い。開発チームのスタッフは何年もかけてヘッドホンアンプを研究しつづけ、そこで蓄積してきたノウハウと専門知識により、今回のモデルが完成した」とコメント。本機の出来映えの良さを強調した。なおデザインでは“ミニマルデザイン”がコンセプトという。


Andreas Sennheiser氏
また本日のイベントにはゼンハイザー本社から、Andreas Sennheiser博士も来日した。Sennheiser氏は「日本はヘッドホンファンのレベルが最も高い市場。ゼンハイザーとしては非常に大事なカスタマーと認識している。今回、当社のヘッドホンアンプやイヤホンなど、新しいハイエンドプロダクトの発売を正式に発表できて大変嬉しく思う。完成度の高い各製品を自信をもってお届けしたい」とコメントした。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX