HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2013/09/08 10:56
<IFA>TechWatchゾーン ー ヘッドホンでもサラウンドサウンドを楽しめる「Cingo」など
近未来を視野に入れた研究成果を展示する“TechWatch”ゾーン。各社がユニークかつ先進的な展示を行っていたが、なかでも目を引いたのがフラウンホーファー研究所の提案群だ。
■ヘッドホンでもサラウンドサウンドを楽しめる「Cingo」
ヘッドホンでもサラウンドサウンドを楽しむことができる新技術「Cingo」を展示。こちらはNexus 7やNexus 10にも搭載されている
「Cingo」は、人間が音を聴くときのしくみを応用したもの。たとえばスピーカーで音を聴くときは、実際の音がスピーカーから耳に到達するまでに、「リスニング環境に関する情報」が加わるほか、「さまざまな方向から到達する音」が脳と外耳で合成される。人はこれらの情報を組み合わせて音源の距離と方向を認識するが、ヘッドホンを使用している場合、オーディオコンテンツは鼓膜に対して近い距離から音を届けるため、周辺情報などが得られず、頭のなかでサウンドが鳴っているように感じられてしまう。「Cingo」はデジタルフィルターをかけることで、スピーカーで再生した時のような音場感を実現できるという。
■裸眼3Dディスプレイ向け自動視聴距離調整機能
裸眼3Dディスプレイのための自動視聴距離調整機能は、サブピクセルの距離をソフトウェア的に修正することで、どの場所から観ても最適な裸眼3D映像が得られるという。
■自炊した本のデータを3D化して楽しめる3Dブックエクスプローラー
スキャンした本の2Dデータをもとに3D化して、めくる/ブックマークするなどのジェスチャー操作を行えるようにする機能もデモも行われていた。3Dデータを、あらかじめ用意された3Dモデルにマッピングすることで作成。キネクトのカメラで動作を解析し、片手を左/右に動かすとページめくり、真ん中から外側に両手を動かすとページ拡大…といった操作を行うことができる。
■ヘッドホンでもサラウンドサウンドを楽しめる「Cingo」
ヘッドホンでもサラウンドサウンドを楽しむことができる新技術「Cingo」を展示。こちらはNexus 7やNexus 10にも搭載されている
「Cingo」は、人間が音を聴くときのしくみを応用したもの。たとえばスピーカーで音を聴くときは、実際の音がスピーカーから耳に到達するまでに、「リスニング環境に関する情報」が加わるほか、「さまざまな方向から到達する音」が脳と外耳で合成される。人はこれらの情報を組み合わせて音源の距離と方向を認識するが、ヘッドホンを使用している場合、オーディオコンテンツは鼓膜に対して近い距離から音を届けるため、周辺情報などが得られず、頭のなかでサウンドが鳴っているように感じられてしまう。「Cingo」はデジタルフィルターをかけることで、スピーカーで再生した時のような音場感を実現できるという。
■裸眼3Dディスプレイ向け自動視聴距離調整機能
裸眼3Dディスプレイのための自動視聴距離調整機能は、サブピクセルの距離をソフトウェア的に修正することで、どの場所から観ても最適な裸眼3D映像が得られるという。
■自炊した本のデータを3D化して楽しめる3Dブックエクスプローラー
スキャンした本の2Dデータをもとに3D化して、めくる/ブックマークするなどのジェスチャー操作を行えるようにする機能もデモも行われていた。3Dデータを、あらかじめ用意された3Dモデルにマッピングすることで作成。キネクトのカメラで動作を解析し、片手を左/右に動かすとページめくり、真ん中から外側に両手を動かすとページ拡大…といった操作を行うことができる。