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公開日 2013/10/27 00:45
<ヘッドホン祭>JH AUDIOから12ドライバーIEM/iriverはAK10を披露/iFi-AudioやHiFiMANも新製品
ミックスウェーブ/iriver/トップウイング
10月26日と27日の2日間、「秋のヘッドフォン祭 2013」が東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されている。本記事では、ミックスウェーブ、iriver、トップウイングの出展内容をお伝えする。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは、JH AudioのTHE SIRENS SERIESのトップエンドとなる12基のBAドライバーを搭載したカスタムインイヤーモニター「Roxanne」を初披露した。国内での価格は未定だが、登場時期は年内になるとのこと。ユニバーサル仕様モデルもラインナップされる。
BAドライバーの構成は、高域に4基、中域に4基、低域の4基の合計12基となる。ケーブルは着脱可能で、コネクター部にはネジで回して固定する独自の新コネクターを採用。ケーブル部には可変抵抗を搭載し、L/Rそれぞれの低域再生を0〜15dBで調整することができる。
ALO AudioからはUSBバスパワーで駆動するUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Island」が登場。USB入力は192kHz/24bitに対応し、ヘッドホン出力はステレオミニ端子と4pinバランス端子を搭載。上部の円盤がボリュームとなる。価格は45,000円前後となる見込みで、11月中に発売予定。
AUDEZEからは新製品として平面磁界・全面駆動式のオーバーヘッド型ヘッドホン「LCD X」と「LCD XC」が登場。両機は従来モデルの「LCD 2」「LCD 3」の間にラインナップされるモデルとなる。「LCD XC」は同社の平面磁界・全面駆動式ヘッドホンとして初の密閉型となる。
また、AUDEZEからはDSD対応のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DDA-1」が参考出展された。本機はDSPを内蔵し、各社の代表的なヘッドホンに最適な調整値が予めプリセットされており、接続したヘッドホンに最適な帯域コントロールを実現する。発売時期などは未定。
CEntranceからはUSB-DAC内蔵のヘッドホンアンプ「HiFi-M8」が新製品として登場。11月中の発売を予定しており、価格は8万円前後になるとのこと。RCA端子を搭載した「RSA」とキャノン端子を搭載したバランス駆動対応の「CMB」がラインナップされ、それぞれにiPhone/スマートフォン入力対応モデルと、光デジタル入力搭載機が用意されている。
1964EARSからは6ドライバー搭載の「1964-V6-Stage」、ヘッドホンケーブルのブランドであるBeatAudioからは上位モデル「SuperNova」などが出展された。
■iriver
(株)アユートのiriverブースでは、先日発表されたAstell&Kernのポータブルヘッドホンアンプ「AK10」が出展された。発売日は11月8日で、価格は29,980円(税込)。
本機はLightningコネクター採用のiOS端末やAndroidスマートフォンと組み合わせて使えるDACで、最大96kHz/24bitに対応。PC用のUSB-DACとしても使用可能だ。DACチップには、AK100やAK120でも採用しているWolfson社製「WM8740」を搭載。小型軽量化を実現した点も特徴となる。
iPhone/iPod touchからの入力については、iPodアプリの場合は最大48kHz/24bitとなるが、「HF Player」などのハイレゾ対応の再生アプリを使えば96kHz/24bitの伝送も可能だという。
同社では、AK10とiPhoneを接続したまま収納できるポーチも参考出展。外側が円形に開口していて、ポーチに収納したままAK10のボリューム調整が可能だ。
また、「Astell&Kern」のハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「AK120」や「AK100MKII」も出展。専用ケースやポーチなど、周辺アクセサリーの充実もアピールしていた。
その他、AK120用にチューニングされたUltimate Ears「UE 18 Pro」やFINAL AUDIO「BS-S」も参考展示されていた。
■トップウイング
トップウイング・ブースでは、iFi Audio、HiFiMANなどの製品を中心に、同社が取り扱う各ブランドの最新製品が出展された。
iFi-Audioは、先日発表されたDAC内蔵ヘッドホンアンプ「nano iDSD」、ヘッドホンアンプ「nano iCAN」などをメインにデモンストレーションを行った。
「nano iDSD」はUSB入力を搭載し、DoP方式による5.6MHz DSDのネイティブ出力に対応し、PCMは最大384KHz/32bitまでサポート。内部にはリチウムイオンバッテリーを搭載する。出力端子はヘッドホン(ステレオミニ)のほか、アナログRCA、同軸デジタルも搭載する。
「nano iCAN」はnano iDSDと同サイズのアナログ・ヘッドホンアンプ。入力はステレオミニとRCAを搭載。ヘッドホン出力はステレオ標準端子を搭載する。音質を保ったまま音場補正を行うことができる「3Dホログラフィック」、100kHz以下の超低音を補正する「X-BASS」など、microシリーズでも採用された独自技術も搭載している。
「iPurifier」はUSB端子に装着する音質向上アクセサリー。USB信号を正確に補正することで、USBオーディオにおいてよりアナログに近いサウンドを再現することが可能になるという。USBオーディオクラスハイスピード2.0に対応し、同社以外のUSB-DAC、USB-DDCとも組み合わせることができる。
また、参考展示としてオーディオシステム「STEREO 30」が出展された。本機はアンプ部の筐体とスピーカー部に竹を使ったことが特徴。アナログ入力の他、各種デジタル入力も備え、既存の様々なメディアに対応するという。ヘッドホン出力も搭載。国内で登場しているiFi-Audioの製品ラインナップからすると意外なだけに、注目を集めていた。価格や国内での登場時期は未定とのこと。
HiFIMANはポータブルプレーヤーの新製品「HM700」を出展。価格はオープンだが24,800円前後での実売が予想される。本体側面に搭載されたステレオミニ端子による4極バランス接続に対応する。バランス駆動を行う場合は同ブランドの4極バランス端子を用いたヘッドホンが必要となるが、一般的な3極ステレオミニプラグのヘッドホンでも、正常に使用することが可能だという。
今回の展示には間に合わなかったものの、ポータブルオーディオプレーヤー「HM-802」の発売もアナウンスされた。本機は「HM-801」の後継であり、上位モデル「HM-901」の技術を踏襲しながら価格を抑えたモデルになるとのこと。ローパスフィルター回路のオペアンプにはOPA627を採用するという。
その他、同社のポータブルオーディオプレーヤー「HM-901」や、ヘッドホン「HE-600」「HE-400」「HE-6」なども展示していた。
UBIQUO/UCOTECHからは11月発売予定のオンイヤー型イヤホン「UCT-EM905」が出展されていた。価格は1万円弱になるとのこと。「ES903」をベースに低音域のチューニングを行い、ツイストケーブルを採用するなどした。
また、新ブランド“LZIO”のポータブルヘッドホンアンプ「HAV3」もお披露目。ポータブル機ながらフルサイズのコンポーネントと同等のパーツを採用したことで、音質を高めたという。2機種のラインナップを予定しており、上位モデルが46,000円前後、下位モデルが32,800円前後になる予定。
ケーブルブランド“ZEUS”からは導体の素材に銀93%、金7%を用いたヘッドホン用交換ケーブルが登場。ケーブルは8本の導体から構成される。素材が高価なこともあり、価格は最上位モデルで3,000ドル程度になるとのこと。年内の発売を目指している。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは、JH AudioのTHE SIRENS SERIESのトップエンドとなる12基のBAドライバーを搭載したカスタムインイヤーモニター「Roxanne」を初披露した。国内での価格は未定だが、登場時期は年内になるとのこと。ユニバーサル仕様モデルもラインナップされる。
BAドライバーの構成は、高域に4基、中域に4基、低域の4基の合計12基となる。ケーブルは着脱可能で、コネクター部にはネジで回して固定する独自の新コネクターを採用。ケーブル部には可変抵抗を搭載し、L/Rそれぞれの低域再生を0〜15dBで調整することができる。
ALO AudioからはUSBバスパワーで駆動するUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Island」が登場。USB入力は192kHz/24bitに対応し、ヘッドホン出力はステレオミニ端子と4pinバランス端子を搭載。上部の円盤がボリュームとなる。価格は45,000円前後となる見込みで、11月中に発売予定。
AUDEZEからは新製品として平面磁界・全面駆動式のオーバーヘッド型ヘッドホン「LCD X」と「LCD XC」が登場。両機は従来モデルの「LCD 2」「LCD 3」の間にラインナップされるモデルとなる。「LCD XC」は同社の平面磁界・全面駆動式ヘッドホンとして初の密閉型となる。
また、AUDEZEからはDSD対応のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DDA-1」が参考出展された。本機はDSPを内蔵し、各社の代表的なヘッドホンに最適な調整値が予めプリセットされており、接続したヘッドホンに最適な帯域コントロールを実現する。発売時期などは未定。
CEntranceからはUSB-DAC内蔵のヘッドホンアンプ「HiFi-M8」が新製品として登場。11月中の発売を予定しており、価格は8万円前後になるとのこと。RCA端子を搭載した「RSA」とキャノン端子を搭載したバランス駆動対応の「CMB」がラインナップされ、それぞれにiPhone/スマートフォン入力対応モデルと、光デジタル入力搭載機が用意されている。
1964EARSからは6ドライバー搭載の「1964-V6-Stage」、ヘッドホンケーブルのブランドであるBeatAudioからは上位モデル「SuperNova」などが出展された。
■iriver
(株)アユートのiriverブースでは、先日発表されたAstell&Kernのポータブルヘッドホンアンプ「AK10」が出展された。発売日は11月8日で、価格は29,980円(税込)。
本機はLightningコネクター採用のiOS端末やAndroidスマートフォンと組み合わせて使えるDACで、最大96kHz/24bitに対応。PC用のUSB-DACとしても使用可能だ。DACチップには、AK100やAK120でも採用しているWolfson社製「WM8740」を搭載。小型軽量化を実現した点も特徴となる。
iPhone/iPod touchからの入力については、iPodアプリの場合は最大48kHz/24bitとなるが、「HF Player」などのハイレゾ対応の再生アプリを使えば96kHz/24bitの伝送も可能だという。
同社では、AK10とiPhoneを接続したまま収納できるポーチも参考出展。外側が円形に開口していて、ポーチに収納したままAK10のボリューム調整が可能だ。
また、「Astell&Kern」のハイレゾ対応ポータブルプレーヤー「AK120」や「AK100MKII」も出展。専用ケースやポーチなど、周辺アクセサリーの充実もアピールしていた。
その他、AK120用にチューニングされたUltimate Ears「UE 18 Pro」やFINAL AUDIO「BS-S」も参考展示されていた。
■トップウイング
トップウイング・ブースでは、iFi Audio、HiFiMANなどの製品を中心に、同社が取り扱う各ブランドの最新製品が出展された。
iFi-Audioは、先日発表されたDAC内蔵ヘッドホンアンプ「nano iDSD」、ヘッドホンアンプ「nano iCAN」などをメインにデモンストレーションを行った。
「nano iDSD」はUSB入力を搭載し、DoP方式による5.6MHz DSDのネイティブ出力に対応し、PCMは最大384KHz/32bitまでサポート。内部にはリチウムイオンバッテリーを搭載する。出力端子はヘッドホン(ステレオミニ)のほか、アナログRCA、同軸デジタルも搭載する。
「nano iCAN」はnano iDSDと同サイズのアナログ・ヘッドホンアンプ。入力はステレオミニとRCAを搭載。ヘッドホン出力はステレオ標準端子を搭載する。音質を保ったまま音場補正を行うことができる「3Dホログラフィック」、100kHz以下の超低音を補正する「X-BASS」など、microシリーズでも採用された独自技術も搭載している。
「iPurifier」はUSB端子に装着する音質向上アクセサリー。USB信号を正確に補正することで、USBオーディオにおいてよりアナログに近いサウンドを再現することが可能になるという。USBオーディオクラスハイスピード2.0に対応し、同社以外のUSB-DAC、USB-DDCとも組み合わせることができる。
また、参考展示としてオーディオシステム「STEREO 30」が出展された。本機はアンプ部の筐体とスピーカー部に竹を使ったことが特徴。アナログ入力の他、各種デジタル入力も備え、既存の様々なメディアに対応するという。ヘッドホン出力も搭載。国内で登場しているiFi-Audioの製品ラインナップからすると意外なだけに、注目を集めていた。価格や国内での登場時期は未定とのこと。
HiFIMANはポータブルプレーヤーの新製品「HM700」を出展。価格はオープンだが24,800円前後での実売が予想される。本体側面に搭載されたステレオミニ端子による4極バランス接続に対応する。バランス駆動を行う場合は同ブランドの4極バランス端子を用いたヘッドホンが必要となるが、一般的な3極ステレオミニプラグのヘッドホンでも、正常に使用することが可能だという。
今回の展示には間に合わなかったものの、ポータブルオーディオプレーヤー「HM-802」の発売もアナウンスされた。本機は「HM-801」の後継であり、上位モデル「HM-901」の技術を踏襲しながら価格を抑えたモデルになるとのこと。ローパスフィルター回路のオペアンプにはOPA627を採用するという。
その他、同社のポータブルオーディオプレーヤー「HM-901」や、ヘッドホン「HE-600」「HE-400」「HE-6」なども展示していた。
UBIQUO/UCOTECHからは11月発売予定のオンイヤー型イヤホン「UCT-EM905」が出展されていた。価格は1万円弱になるとのこと。「ES903」をベースに低音域のチューニングを行い、ツイストケーブルを採用するなどした。
また、新ブランド“LZIO”のポータブルヘッドホンアンプ「HAV3」もお披露目。ポータブル機ながらフルサイズのコンポーネントと同等のパーツを採用したことで、音質を高めたという。2機種のラインナップを予定しており、上位モデルが46,000円前後、下位モデルが32,800円前後になる予定。
ケーブルブランド“ZEUS”からは導体の素材に銀93%、金7%を用いたヘッドホン用交換ケーブルが登場。ケーブルは8本の導体から構成される。素材が高価なこともあり、価格は最上位モデルで3,000ドル程度になるとのこと。年内の発売を目指している。