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公開日 2013/10/27 01:01
<ヘッドホン祭>ランティスのハイレゾ・アニソン先行試聴会開催 ー 10月27日は14時から
既報のとおり、オンキヨーエンターテイメント(株)は、音楽配信サイト「e-onkyo music」において、(株)ランティスのアニメソングほか主要アイテムを10月30日(水)正午からハイレゾ配信する。
配信されるファイル形式はWAVのみ。音源ごとに“TRUE STUDIO MASTER”と“HD RENEWAL MASTER”という2つのマスターのどちらかを使用。10月30日からの第1弾配信では、“TRUE STUDIO MASTER”による「ラブライブ!」シングル作品を投入する。WAVのみでの配信としたのは、ランティスの考える高音質をそのままリスナーに届けるためだという。
なお、11月下旬には“HD RENEWAL MASTER”による「麻生夏子」シングル8作品のリリースも予定しているほか、12月以降には「ガールズ&パンツァー」オリジナルサウンドトラックほか、毎月追加アイテムを配信する予定。
“TRUE STUDIO MASTER”は、スタジオにて、エンジニアよりミックスダウンされたマスターファイルを手を加えることなくそのまま配信するというもの。今まで実現が難しかったスタジオリファレンスクオリティーの音源をそのまま届けるとしている。
“HD RENEWAL MASTER”は、オリジナル作品の音楽制作プロデューサーによる監修の下、オリジナルのマスターファイルを最新のハイレゾオーディオの再生環境への最適化、リマスタリングを行うというもの。
■「秋のヘッドホン祭り」で先行試聴会開催
10月26日、27日に開催される「秋のヘッドホン祭り」のORBブースにて、ランティスの音源を使った先行試聴イベントが開催されている(27日は14:00〜15:30開催)。
26日12時からは、オーディオライターの野村ケンジ氏をナビゲーターに迎えた記者向けイベントが開催された。ランティスのCDを聴いて「音が良い」と野村氏が思っていたところ、ランティスの制作会社であるアイウィルのプロデューサー・佐藤純之介氏と出会ったのだという。
レコーディングエンジニアとしてのキャリアも持ち、オーディオ好きで機材マニアだという佐藤氏。マイクは200本以上揃え、その中から曲調や歌手の体調、マイクのコンディションなどにより最適なものをセレクトしているというこだわりぶりだ。
配信第一弾タイトルとして選ばれた「ラブライブ!」は、総勢9名のヒロインたちが結成したアイドルグループ「μ's」の歌う楽曲。声だけで70人分重ねて作られているのだという。「CDだと、一体感あるかたちには作れますが、誰が誰かというところまでは分かりづらかった。でもスタジオでは“キャラが見分けられるように”と微調整しながら作っていたんです」と語る佐藤氏。こだわりを詰め込んだ音源をそのまま聴いてもらえたらという思いが、今回のe-onkyo musicでのハイレゾ配信につながった。
CD化に際しては低音を少しカットしたり、EQでボーカルを上げて聞きやすくするという作業をしていたが、ハイレゾ版ではそういったことをしていないという。野村氏も「キャラの声の違いがハイレゾ版だとはっきり聞き分けられるので、ファンの方にはオススメ。低域のエフェクトも違って聞こえるし、楽器が生か打ち込みかというところまで分かる」と語っていた。
そのほかにも、ラブライブ!のPVを参考に、カメラワークに合わせて音像を移動させたりなどこだわりが多数詰め込まれているとのこと。このあたりはハイレゾ音源を購入して、PVと一緒に聴いてみると面白そうだ。
また、第二弾配信となる麻生夏子のアルバムは、佐藤氏が楽器のセレクトに至るまでこだわって担当したもの。
「たとえば『Perfect-area complete!』は、4Hzまで出るアナログシンセサイザーなんかまで使っています。様々な音を96kHz/24bitにぎゅっと詰め込みましたが、CDでは『ベースが大きすぎるのでは?』ということで、少し省いてボーカルを聞こえやすくしました。ハイレゾ配信が決まって、当初イメージしていたサウンドで配信しても大丈夫というのが嬉しかった。歌もベースも全て輪郭がはっきりしている。出せるのが嬉しいです」と喜ぶ佐藤氏。野村氏も「現場のこだわりをストレートに楽しめるのはファン冥利に尽きます」と語った。
「アニソンが好きな人、アニソン好きで音質にこだわっている方に是非聴いてみてほしいです」(佐藤氏)というランティスのハイレゾ音源は、今後もe-onkyo musicにてさまざまなタイトルを順次配信予定とのこと。今後の配信タイトルにも注目したい。
配信されるファイル形式はWAVのみ。音源ごとに“TRUE STUDIO MASTER”と“HD RENEWAL MASTER”という2つのマスターのどちらかを使用。10月30日からの第1弾配信では、“TRUE STUDIO MASTER”による「ラブライブ!」シングル作品を投入する。WAVのみでの配信としたのは、ランティスの考える高音質をそのままリスナーに届けるためだという。
なお、11月下旬には“HD RENEWAL MASTER”による「麻生夏子」シングル8作品のリリースも予定しているほか、12月以降には「ガールズ&パンツァー」オリジナルサウンドトラックほか、毎月追加アイテムを配信する予定。
“TRUE STUDIO MASTER”は、スタジオにて、エンジニアよりミックスダウンされたマスターファイルを手を加えることなくそのまま配信するというもの。今まで実現が難しかったスタジオリファレンスクオリティーの音源をそのまま届けるとしている。
“HD RENEWAL MASTER”は、オリジナル作品の音楽制作プロデューサーによる監修の下、オリジナルのマスターファイルを最新のハイレゾオーディオの再生環境への最適化、リマスタリングを行うというもの。
■「秋のヘッドホン祭り」で先行試聴会開催
10月26日、27日に開催される「秋のヘッドホン祭り」のORBブースにて、ランティスの音源を使った先行試聴イベントが開催されている(27日は14:00〜15:30開催)。
26日12時からは、オーディオライターの野村ケンジ氏をナビゲーターに迎えた記者向けイベントが開催された。ランティスのCDを聴いて「音が良い」と野村氏が思っていたところ、ランティスの制作会社であるアイウィルのプロデューサー・佐藤純之介氏と出会ったのだという。
レコーディングエンジニアとしてのキャリアも持ち、オーディオ好きで機材マニアだという佐藤氏。マイクは200本以上揃え、その中から曲調や歌手の体調、マイクのコンディションなどにより最適なものをセレクトしているというこだわりぶりだ。
配信第一弾タイトルとして選ばれた「ラブライブ!」は、総勢9名のヒロインたちが結成したアイドルグループ「μ's」の歌う楽曲。声だけで70人分重ねて作られているのだという。「CDだと、一体感あるかたちには作れますが、誰が誰かというところまでは分かりづらかった。でもスタジオでは“キャラが見分けられるように”と微調整しながら作っていたんです」と語る佐藤氏。こだわりを詰め込んだ音源をそのまま聴いてもらえたらという思いが、今回のe-onkyo musicでのハイレゾ配信につながった。
CD化に際しては低音を少しカットしたり、EQでボーカルを上げて聞きやすくするという作業をしていたが、ハイレゾ版ではそういったことをしていないという。野村氏も「キャラの声の違いがハイレゾ版だとはっきり聞き分けられるので、ファンの方にはオススメ。低域のエフェクトも違って聞こえるし、楽器が生か打ち込みかというところまで分かる」と語っていた。
そのほかにも、ラブライブ!のPVを参考に、カメラワークに合わせて音像を移動させたりなどこだわりが多数詰め込まれているとのこと。このあたりはハイレゾ音源を購入して、PVと一緒に聴いてみると面白そうだ。
また、第二弾配信となる麻生夏子のアルバムは、佐藤氏が楽器のセレクトに至るまでこだわって担当したもの。
「たとえば『Perfect-area complete!』は、4Hzまで出るアナログシンセサイザーなんかまで使っています。様々な音を96kHz/24bitにぎゅっと詰め込みましたが、CDでは『ベースが大きすぎるのでは?』ということで、少し省いてボーカルを聞こえやすくしました。ハイレゾ配信が決まって、当初イメージしていたサウンドで配信しても大丈夫というのが嬉しかった。歌もベースも全て輪郭がはっきりしている。出せるのが嬉しいです」と喜ぶ佐藤氏。野村氏も「現場のこだわりをストレートに楽しめるのはファン冥利に尽きます」と語った。
「アニソンが好きな人、アニソン好きで音質にこだわっている方に是非聴いてみてほしいです」(佐藤氏)というランティスのハイレゾ音源は、今後もe-onkyo musicにてさまざまなタイトルを順次配信予定とのこと。今後の配信タイトルにも注目したい。