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公開日 2014/01/28 19:51
エプソン、ウェアラブル端末の開発促進 − “MOVERIO”発表会レポート
ウェアラブル製品開発は“セイコーエプソンのDNA”
エプソン販売(株)は、本日発表したスマートグラス“MOVERIO”の新モデル「BT-200(関連ニュース)」について、本日記者発表会を開催した。
同社では、他社の競合製品と違う点について「家庭内向けのエンターテイメント機器としても、携帯する情報端末としても、どちらの環境にも対応し幅広く使えること」を大きくアピールしている。
発表会の冒頭では、同社 代表取締役社長 平野精一氏が登壇し、エプソンが掲げる長期ビジョン「Exceed Your Vision」のコンセプトを交えながら挨拶。「私たちはホームからビジネスまで、様々なソリューションを提供してきた。そしていま新しいフェーズとして、エプソンの成長領域といえるウェアラブル製品に注力している」と語った。
平野氏は同社にとってのウェアラブル製品開発について「1969年に世界初のクオーツ時計を開発したセイコーエプソンのDNAがある」と、これまでの流れを説明。1985年登場のリストコンピュータや、1999年のGPSナビなど、多くのウェアラブル型製品を開発してきたことを紹介し、「デバイスモジュール技術やプロジェクション技術など、エプソンのコア技術をバックグラウンドにウェアラブル製品の開発を実現している」と述べた。
近年エプソンでは、このウェアラブル分野について「健康・医療」「スポーツ」「映像・情報」の3領域にターゲットを絞って製品開発を行っており、「映像・情報」領域では2011年にスマートグラス初代モデルを発表。今回のBT-200は同分野の最新製品となる。
平野氏によれば、スマートグラスBT-200のコンセプトは大きく3つで、「様々な場所で好きなスタイルで映像を楽しめる」「様々な場所からインターネットの情報にアクセスできる」「シースルー映像&ハンズフリーによって仕事スタイルを変える」を掲げている。
平野氏は「スマートグラスは様々なことができるので、使い方はユーザーの自由自在。どんな使い方をしてもらえるか、これからが楽しみだ。エプソンでは、これからもスマートグラスをはじめとするウェアラブルデバイスを通じて、ユーザーへ新しいライフスタイルを提供していく」と語った。
■BT-200の進化点とは?
続いて登壇したビジュアルプロダクツ事業部 事業部長 渡辺潤一氏は、従来モデルBT-100からの進化点など、BT-200の製品特徴について紹介した。渡辺氏は「エプソンでは、“映像”を通じてユーザーに感動を届けている。プロジェクター“dreamio”では家族みんなで共有できる大画面の楽しみ、そしてMOVERIOではいつでもどこでも自由に映像を楽しむことができるウェアラブルな楽しみだ」と説明し、「個人の楽しみだけではなく、ビジネスシーンへの活用も可能で、幅広い使い方ができる」と語った。
なお本日、渡辺氏は実際にBT-200を装着し、同機で発表原稿を再生してそれを読み上げる形でプレゼンを実施。「BT-200をビジネスシーンで活用するデモンストレーション」ともいえる発表を行った。「プレゼンの際は、内容を暗記するのも大変だし、舞台上で手元の資料を見ながら発表を行うのも大変だ。しかしスマートグラスを使用すれば、自分の目の前にプレゼン資料を表示させつつ、シースルー画面を通して観衆の皆さんの顔も見ることができる。こういった使い方で、もっとビジネスシーンを便利なものにできる」と、スマートグラスの使用例をアピールした。
BT-200本体については、従来モデルBT-100に寄せられたユーザーの声をフィードバックさせ、様々な改良を行ったという。大きくはディスプレイ部の「質量」「画面の明るさ」や、機能面で「外部機器との接続」などの点を見直している。
ディスプレイ部の質量は、従来モデルの約3分の1となる88g(ヘッドセット部のみ/ケーブル等含まず)まで軽量化を果たした。画面も明るさも、従来モデルが300カンデラだったのに対しBT-200では600カンデラに向上させている。
ノーズパッドには心地よいフィット感を実現できるよう調整できる「フレキシブルノーズパッド」を採用。イヤーフック部も、後頭部への重量バランスをコントロールできる仕組みとするなど装着性の向上を図っている。また、ユーザーが市販レンズを組み込むことで“度入り”のBT-200にカスタマイズできるレンズホルダー部も設けている。
■Wi-Fi Miracast対応で外部機器とのワイヤレス接続が可能に
外部機器との接続については、無線技術を活用することで、連携機器を拡大した。従来モデルBT-100は映像/音声入力系統を非搭載としていたが、一般ユーザーから「外部機器とも連携できるようにしてほしい」との声が多かったという。BT-100は当初1万台の販売数を目標としていたが、実際の販売数は現在までに5,000台に留まっており、同社では外部機器の接続に対応しなかったことを目標販売数に届かなかった理由の1つとして挙げていた。
BT-200は、Wi-Fi Miracastに対応することで、スマートフォンなどのMiracast対応機器で再生した映像/音声をワイヤレスで本機に伝送して楽しめるようになった。また、Bluetooth機能にも対応させた。
また、BDレコーダーなどのHDMI出力を搭載する機器に接続することで、BDレコーダー内の映像を本機にワイヤレス伝送して楽しむことができるMiracast対応「ワイヤレスミラーリングアダプター」も用意。こちらは、既報の通り「BT-200AV」にのみ同梱される。
同社では、他社の競合製品と違う点について「家庭内向けのエンターテイメント機器としても、携帯する情報端末としても、どちらの環境にも対応し幅広く使えること」を大きくアピールしている。
発表会の冒頭では、同社 代表取締役社長 平野精一氏が登壇し、エプソンが掲げる長期ビジョン「Exceed Your Vision」のコンセプトを交えながら挨拶。「私たちはホームからビジネスまで、様々なソリューションを提供してきた。そしていま新しいフェーズとして、エプソンの成長領域といえるウェアラブル製品に注力している」と語った。
平野氏は同社にとってのウェアラブル製品開発について「1969年に世界初のクオーツ時計を開発したセイコーエプソンのDNAがある」と、これまでの流れを説明。1985年登場のリストコンピュータや、1999年のGPSナビなど、多くのウェアラブル型製品を開発してきたことを紹介し、「デバイスモジュール技術やプロジェクション技術など、エプソンのコア技術をバックグラウンドにウェアラブル製品の開発を実現している」と述べた。
近年エプソンでは、このウェアラブル分野について「健康・医療」「スポーツ」「映像・情報」の3領域にターゲットを絞って製品開発を行っており、「映像・情報」領域では2011年にスマートグラス初代モデルを発表。今回のBT-200は同分野の最新製品となる。
平野氏によれば、スマートグラスBT-200のコンセプトは大きく3つで、「様々な場所で好きなスタイルで映像を楽しめる」「様々な場所からインターネットの情報にアクセスできる」「シースルー映像&ハンズフリーによって仕事スタイルを変える」を掲げている。
平野氏は「スマートグラスは様々なことができるので、使い方はユーザーの自由自在。どんな使い方をしてもらえるか、これからが楽しみだ。エプソンでは、これからもスマートグラスをはじめとするウェアラブルデバイスを通じて、ユーザーへ新しいライフスタイルを提供していく」と語った。
■BT-200の進化点とは?
続いて登壇したビジュアルプロダクツ事業部 事業部長 渡辺潤一氏は、従来モデルBT-100からの進化点など、BT-200の製品特徴について紹介した。渡辺氏は「エプソンでは、“映像”を通じてユーザーに感動を届けている。プロジェクター“dreamio”では家族みんなで共有できる大画面の楽しみ、そしてMOVERIOではいつでもどこでも自由に映像を楽しむことができるウェアラブルな楽しみだ」と説明し、「個人の楽しみだけではなく、ビジネスシーンへの活用も可能で、幅広い使い方ができる」と語った。
なお本日、渡辺氏は実際にBT-200を装着し、同機で発表原稿を再生してそれを読み上げる形でプレゼンを実施。「BT-200をビジネスシーンで活用するデモンストレーション」ともいえる発表を行った。「プレゼンの際は、内容を暗記するのも大変だし、舞台上で手元の資料を見ながら発表を行うのも大変だ。しかしスマートグラスを使用すれば、自分の目の前にプレゼン資料を表示させつつ、シースルー画面を通して観衆の皆さんの顔も見ることができる。こういった使い方で、もっとビジネスシーンを便利なものにできる」と、スマートグラスの使用例をアピールした。
BT-200本体については、従来モデルBT-100に寄せられたユーザーの声をフィードバックさせ、様々な改良を行ったという。大きくはディスプレイ部の「質量」「画面の明るさ」や、機能面で「外部機器との接続」などの点を見直している。
ディスプレイ部の質量は、従来モデルの約3分の1となる88g(ヘッドセット部のみ/ケーブル等含まず)まで軽量化を果たした。画面も明るさも、従来モデルが300カンデラだったのに対しBT-200では600カンデラに向上させている。
ノーズパッドには心地よいフィット感を実現できるよう調整できる「フレキシブルノーズパッド」を採用。イヤーフック部も、後頭部への重量バランスをコントロールできる仕組みとするなど装着性の向上を図っている。また、ユーザーが市販レンズを組み込むことで“度入り”のBT-200にカスタマイズできるレンズホルダー部も設けている。
■Wi-Fi Miracast対応で外部機器とのワイヤレス接続が可能に
外部機器との接続については、無線技術を活用することで、連携機器を拡大した。従来モデルBT-100は映像/音声入力系統を非搭載としていたが、一般ユーザーから「外部機器とも連携できるようにしてほしい」との声が多かったという。BT-100は当初1万台の販売数を目標としていたが、実際の販売数は現在までに5,000台に留まっており、同社では外部機器の接続に対応しなかったことを目標販売数に届かなかった理由の1つとして挙げていた。
BT-200は、Wi-Fi Miracastに対応することで、スマートフォンなどのMiracast対応機器で再生した映像/音声をワイヤレスで本機に伝送して楽しめるようになった。また、Bluetooth機能にも対応させた。
また、BDレコーダーなどのHDMI出力を搭載する機器に接続することで、BDレコーダー内の映像を本機にワイヤレス伝送して楽しむことができるMiracast対応「ワイヤレスミラーリングアダプター」も用意。こちらは、既報の通り「BT-200AV」にのみ同梱される。
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