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公開日 2014/05/16 16:25
NHK、水中ワイヤレスIP伝送技術を開発
水中映像の安定したワイヤレス伝送を実現
NHKは、水中撮影においてカメラ映像を伝送するための水中ワイヤレスIP伝送技術を開発したと発表した。
一般に、水中カメラの映像を生中継で伝送する場合にはカメラケーブルを使用するが、長いカメラケーブルは水の抵抗を受けやすく、水中から安全に生中継するためには、複数のダイバーが必要だった。
今回開発された水中ワイヤレスIP伝送技術では、カメラ映像の伝送に、水中での減衰が少ない青色可視光を用いることで、カメラケーブルを不要とした。
さらに、安定したワイヤレス伝送を実現するために、生中継に適したIP伝送技術を開発。これにより、送信光が伝送路中の障害物で遮断され一時的に受信データが欠落した場合でも、受信側からの自動制御で欠落データを優先的に再送するなど、安定伝送が可能となっている。
ワイヤレスIP伝送技術による送信レート制御の仕組みだが、水中カメラで撮影した映像に誤り訂正データを不可してワイヤレス伝送を行う。光軸ずれなどにより軽微な伝送エラーが発生した場合、誤り訂正データを用いて映像データを復元する。しかし、障害物の通過などにより伝送路が完全に遮断されて映像データがまったく届かなくなると、映像データの復元が困難になる。障害物の通過後、伝送が再開したときには、映像データと誤り訂正データの送信レートを下げて、伝送路の遮断中に届けられなかった映像データを再送データとして優先的に届けることにより、映像を安定して伝送することができる。
この研究成果についても、5月29日(木)〜6月1日(日)に開催する「技研公開2014」で公開される。
一般に、水中カメラの映像を生中継で伝送する場合にはカメラケーブルを使用するが、長いカメラケーブルは水の抵抗を受けやすく、水中から安全に生中継するためには、複数のダイバーが必要だった。
今回開発された水中ワイヤレスIP伝送技術では、カメラ映像の伝送に、水中での減衰が少ない青色可視光を用いることで、カメラケーブルを不要とした。
さらに、安定したワイヤレス伝送を実現するために、生中継に適したIP伝送技術を開発。これにより、送信光が伝送路中の障害物で遮断され一時的に受信データが欠落した場合でも、受信側からの自動制御で欠落データを優先的に再送するなど、安定伝送が可能となっている。
ワイヤレスIP伝送技術による送信レート制御の仕組みだが、水中カメラで撮影した映像に誤り訂正データを不可してワイヤレス伝送を行う。光軸ずれなどにより軽微な伝送エラーが発生した場合、誤り訂正データを用いて映像データを復元する。しかし、障害物の通過などにより伝送路が完全に遮断されて映像データがまったく届かなくなると、映像データの復元が困難になる。障害物の通過後、伝送が再開したときには、映像データと誤り訂正データの送信レートを下げて、伝送路の遮断中に届けられなかった映像データを再送データとして優先的に届けることにより、映像を安定して伝送することができる。
この研究成果についても、5月29日(木)〜6月1日(日)に開催する「技研公開2014」で公開される。