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公開日 2014/08/05 17:57
エプソン、MiracastでPC/タブレット連携できる液晶プロジェクター
輝度・解像度を高めたビジネス向けモデル
エプソンは、明るさ・解像度を向上させ、スマホ/タブレット連携機能に対応したモデルなど、ビジネス向けの液晶プロジェクター3機種を8月21日に発売する。
“多機能パワーモデル”に位置づけられる2機種と、“スタンダードモデル”に位置づけられる1機種をラインナップしており、いずれもエプソン独自の3LCD投影方式を採用し画質を高めている。詳細は以下の通り。
<多機能パワーモデル>
・「EB-1985WU」¥OPEN(予想実売価格54万円台後半)
・「EB-1975W」¥OPEN(予想実売価格39万円台後半)
大きな会議室での投影シーンなど、ビジネスの場で重要となる「画面の明るさ」と「解像度」を向上させ、タブレットなどスマートデバイスとの連携機能も高めた“多機能パワーモデル”の2機種。
EB-1985WUは解像度1,920×1,200(WUXGA)、明るさ4,800ルーメン(全白/カラーとも)の上位モデル。EB-1975Wは解像度1,280×800(WXGA)、明るさ5,000ルーメン(全白/カラーとも)を実現する。コントラスト比はいずれも10,000対1。2機種とも同じ0.76型の液晶パネルを採用しており、この液晶パネルを高効率化させることで明るさを高めたという。
なお、解像度と明るさ以外は2機種とも基本的に同じ仕様で、外形寸法377W×110H×291Dmm、質量約4.6kgと本体サイズも同一となる。
ビジネスシーンにおける幅広いニーズに対応するよう、タブレットやノートPCとの連携機能を向上させている点が特徴。タブレットやノートPCの表示画面を、Miracast経由でワイヤレスミラーリング表示できる「スクリーンミラーリング機能」を新しく搭載した。Miracast規格を使用するため、無線LAN設定などを行わずにプロジェクター本体と外部デバイスだけで簡単にワイヤレス接続が可能で、デバイス側の表示コンテンツを本機で手軽にミラーリング表示できる。
また、iOS端末などMiracast機能に非対応のデバイスともワイヤレス接続できるよう、無料アプリケーション「Epson iProjection」も新たに用意している。オプションの無線LANユニット「ELPAP07(1万円・税抜)」を本体に装着し、アプリ「Epson iProjection」をデバイス側にインストールすることで、デバイス内にあるドキュメントや写真、ウェブサイト、Evernoteなどのアプリ画面を無線LANを介して本機で投影することができる。
MHL規格にも対応しており、スマホ/タブレットの表示映像を有線接続経由で投影することができる。そのほか、付属のソフトウェア「EasyMP Multi PC Projection(Ver1.21以上)」を利用すれば、プロジェクター本体にネットワーク接続している最大50台までのスマホやPCなどの投写画面を、1面〜4面分割で表示できる。なお、ズームおよびフォーカスは手動。
また、環境光にあわせて投影画面の明るさを自動調整する「照度センサー」も新しく搭載するほか、投影サイズをスクリーン枠にワンタッチであわせられる「フレームフィット機能」、投写の際にリアルタイムで歪みを補正する「自動タテヨコ補正」などの便利な機能も搭載している。USBケーブル経由で映像投写できる「USBディスプレイ」や、使用中の画面をすぐに遮断できる「スライド式レンズカバー」、片付けに時間が掛からない「ダイレクトシャットダウン」などにも対応する。本体には出力16Wのスピーカーを内蔵している。
<スタンダードモデル>
・「EB-W28」¥OPEN(予想実売価格9万円台後半)
本体サイズ297W×77H×234Dmm、質量約2.4kgのコンパクトな筐体で、様々な場所で手軽に利用できる“スタンダードモデル”。従来モデル「EB-W18」の後継機に位置づけられる。解像度は1,280×800(WXGA)で、明るさは2,900ルーメン(全白/カラーとも)。コントラスト比は10,000対1。
本機も、オプションの無線LANユニット「ELPAP07(1万円・税抜)」を本体に装着し、アプリ「Epson iProjection」をデバイス側にインストールすることで、デバイス内にあるドキュメントや写真、ウェブサイト、Evernoteなどのアプリ画面を無線LANを介して本機で投影することができる。なお本機の場合、無線LAN接続設定時には外部デバイスでQRコードを読み取って簡単に設定が行えるように配慮している。そのほか、MHL機能にも対応する。
また、レバーのスライド操作で投写画面の歪みを四角に補正できる「スライド式ヨコ台形補正」機能や、USB「ディスプレイ」機能などの便利な機能も備えている。
■「明るさ」「高解像度」「スマートデバイス連携」のトレンドを押さえた製品展開
本日開催されたエプソンによる記者向けの新製品発表会では、エプソン販売(株) 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏が登壇し、「エプソンとしては、プリンター製品だけではなく幅広い分野において技術展開していきたい。その中心となるのが映像部門であり、プロジェクター事業だ。エプソンのプロジェクター事業は、コアデバイスを持っていることが武器であり、製品の企画・設計・製造・営業まで全てを手がけられることが大きな強みである」と語った。
中でもビジネス向けのプロジェクター分野については、同社製品が19年連続シェアNo.1であり、2014年1Qの国内シェアも63%を同社製品が占めたことに触れ、「デスクトップ型がエプソンビジネスプロジェクター事業の主軸領域であり、これまでにも大きな評価を頂いている。市場における現在のポジションをしっかり維持していきたい」と述べた。
なお、同社によるビジネスプロジェクター分野のカテゴリ別シェアをみると、“スタンダードモデル”や“モバイルプロジェクター”などのカテゴリではエプソン製品のシェアが8割前後であるが、今回新製品をラインナップした“多機能パワー”カテゴリーにおいては48%のシェアにとどまるという。これについて鈴村氏は「まだ伸長する分野であると考えており、今年は特に“多機能パワー”カテゴリーの製品に力を入れていきたい」とした。具体的には、「より明るく、より高解像度であるというトレンド」を押さえ、タブレットなどのスマートデバイスとの連携機能に対応している。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長 大寺篤氏は、製品の“多機能パワーモデル”2機種について、「新製品が実現する明るさ5,000ルーメンは、エプソンのビジネスプロジェクターの中で最も高輝度。会議などでプロジェクターを使用するときに、部屋を明るくしたまま使えることが大きな特徴」と説明した。
エプソン販売(株)販売推進本部 VPMD部 部長 蟹澤啓明氏は、新製品の訴求ポイントについて、「“多機能パワーモデル”は圧倒的な明るさと高画質、そしてスマートデバイスとの連携機能が大きなポイント。“スタンダードモデル”は求めやすい価格でありながら必要な機能をしっかり備えていることが特徴」とアピールした。
今後も「“色”が重要な全てのお客様に」をキーメッセージにビジネスプロジェクターを訴求していくとし、「新製品3機種を含む“多機能パワーモデル”および“スタンダードモデル”をあわせ、今後1年間の販売台数約10万台を目指す」と販売目標を語った。
【問い合わせ先】
エプソン インフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010
“多機能パワーモデル”に位置づけられる2機種と、“スタンダードモデル”に位置づけられる1機種をラインナップしており、いずれもエプソン独自の3LCD投影方式を採用し画質を高めている。詳細は以下の通り。
<多機能パワーモデル>
・「EB-1985WU」¥OPEN(予想実売価格54万円台後半)
・「EB-1975W」¥OPEN(予想実売価格39万円台後半)
大きな会議室での投影シーンなど、ビジネスの場で重要となる「画面の明るさ」と「解像度」を向上させ、タブレットなどスマートデバイスとの連携機能も高めた“多機能パワーモデル”の2機種。
EB-1985WUは解像度1,920×1,200(WUXGA)、明るさ4,800ルーメン(全白/カラーとも)の上位モデル。EB-1975Wは解像度1,280×800(WXGA)、明るさ5,000ルーメン(全白/カラーとも)を実現する。コントラスト比はいずれも10,000対1。2機種とも同じ0.76型の液晶パネルを採用しており、この液晶パネルを高効率化させることで明るさを高めたという。
なお、解像度と明るさ以外は2機種とも基本的に同じ仕様で、外形寸法377W×110H×291Dmm、質量約4.6kgと本体サイズも同一となる。
ビジネスシーンにおける幅広いニーズに対応するよう、タブレットやノートPCとの連携機能を向上させている点が特徴。タブレットやノートPCの表示画面を、Miracast経由でワイヤレスミラーリング表示できる「スクリーンミラーリング機能」を新しく搭載した。Miracast規格を使用するため、無線LAN設定などを行わずにプロジェクター本体と外部デバイスだけで簡単にワイヤレス接続が可能で、デバイス側の表示コンテンツを本機で手軽にミラーリング表示できる。
また、iOS端末などMiracast機能に非対応のデバイスともワイヤレス接続できるよう、無料アプリケーション「Epson iProjection」も新たに用意している。オプションの無線LANユニット「ELPAP07(1万円・税抜)」を本体に装着し、アプリ「Epson iProjection」をデバイス側にインストールすることで、デバイス内にあるドキュメントや写真、ウェブサイト、Evernoteなどのアプリ画面を無線LANを介して本機で投影することができる。
MHL規格にも対応しており、スマホ/タブレットの表示映像を有線接続経由で投影することができる。そのほか、付属のソフトウェア「EasyMP Multi PC Projection(Ver1.21以上)」を利用すれば、プロジェクター本体にネットワーク接続している最大50台までのスマホやPCなどの投写画面を、1面〜4面分割で表示できる。なお、ズームおよびフォーカスは手動。
また、環境光にあわせて投影画面の明るさを自動調整する「照度センサー」も新しく搭載するほか、投影サイズをスクリーン枠にワンタッチであわせられる「フレームフィット機能」、投写の際にリアルタイムで歪みを補正する「自動タテヨコ補正」などの便利な機能も搭載している。USBケーブル経由で映像投写できる「USBディスプレイ」や、使用中の画面をすぐに遮断できる「スライド式レンズカバー」、片付けに時間が掛からない「ダイレクトシャットダウン」などにも対応する。本体には出力16Wのスピーカーを内蔵している。
<スタンダードモデル>
・「EB-W28」¥OPEN(予想実売価格9万円台後半)
本体サイズ297W×77H×234Dmm、質量約2.4kgのコンパクトな筐体で、様々な場所で手軽に利用できる“スタンダードモデル”。従来モデル「EB-W18」の後継機に位置づけられる。解像度は1,280×800(WXGA)で、明るさは2,900ルーメン(全白/カラーとも)。コントラスト比は10,000対1。
本機も、オプションの無線LANユニット「ELPAP07(1万円・税抜)」を本体に装着し、アプリ「Epson iProjection」をデバイス側にインストールすることで、デバイス内にあるドキュメントや写真、ウェブサイト、Evernoteなどのアプリ画面を無線LANを介して本機で投影することができる。なお本機の場合、無線LAN接続設定時には外部デバイスでQRコードを読み取って簡単に設定が行えるように配慮している。そのほか、MHL機能にも対応する。
また、レバーのスライド操作で投写画面の歪みを四角に補正できる「スライド式ヨコ台形補正」機能や、USB「ディスプレイ」機能などの便利な機能も備えている。
■「明るさ」「高解像度」「スマートデバイス連携」のトレンドを押さえた製品展開
本日開催されたエプソンによる記者向けの新製品発表会では、エプソン販売(株) 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏が登壇し、「エプソンとしては、プリンター製品だけではなく幅広い分野において技術展開していきたい。その中心となるのが映像部門であり、プロジェクター事業だ。エプソンのプロジェクター事業は、コアデバイスを持っていることが武器であり、製品の企画・設計・製造・営業まで全てを手がけられることが大きな強みである」と語った。
中でもビジネス向けのプロジェクター分野については、同社製品が19年連続シェアNo.1であり、2014年1Qの国内シェアも63%を同社製品が占めたことに触れ、「デスクトップ型がエプソンビジネスプロジェクター事業の主軸領域であり、これまでにも大きな評価を頂いている。市場における現在のポジションをしっかり維持していきたい」と述べた。
なお、同社によるビジネスプロジェクター分野のカテゴリ別シェアをみると、“スタンダードモデル”や“モバイルプロジェクター”などのカテゴリではエプソン製品のシェアが8割前後であるが、今回新製品をラインナップした“多機能パワー”カテゴリーにおいては48%のシェアにとどまるという。これについて鈴村氏は「まだ伸長する分野であると考えており、今年は特に“多機能パワー”カテゴリーの製品に力を入れていきたい」とした。具体的には、「より明るく、より高解像度であるというトレンド」を押さえ、タブレットなどのスマートデバイスとの連携機能に対応している。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長 大寺篤氏は、製品の“多機能パワーモデル”2機種について、「新製品が実現する明るさ5,000ルーメンは、エプソンのビジネスプロジェクターの中で最も高輝度。会議などでプロジェクターを使用するときに、部屋を明るくしたまま使えることが大きな特徴」と説明した。
エプソン販売(株)販売推進本部 VPMD部 部長 蟹澤啓明氏は、新製品の訴求ポイントについて、「“多機能パワーモデル”は圧倒的な明るさと高画質、そしてスマートデバイスとの連携機能が大きなポイント。“スタンダードモデル”は求めやすい価格でありながら必要な機能をしっかり備えていることが特徴」とアピールした。
今後も「“色”が重要な全てのお客様に」をキーメッセージにビジネスプロジェクターを訴求していくとし、「新製品3機種を含む“多機能パワーモデル”および“スタンダードモデル”をあわせ、今後1年間の販売台数約10万台を目指す」と販売目標を語った。
【問い合わせ先】
エプソン インフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010
関連リンク
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EB-1985WU
- 発売日2014年8月21日
- 価格¥OPEN(予想実売価格540,000円台後半)
【SPEC】●輝度:4800lm ●コントラスト比:10,000対1 ●接続端子:映像入力…ミニD-Sub15ピン×2/RCA/HDMI/MHL、映像出力…ミニD-Sub15ピン、音声入力…RCA(L/R)/ステレオミニ×2、音声出力…ステレオミニ、他 ●消費電力:435W(ノーマル) ●外形寸法:377W×110H×291Dmm ●質量:約4.6kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EB-1975W
- 発売日2014年8月21日
- 価格¥OPEN(予想実売価格390,000円台後半)
【SPEC】●輝度:5000lm ●コントラスト比:10000対1 ●接続端子:映像入力…ミニD-Sub15ピン×2/RCA/HDMI/MHL、映像出力…ミニD-Sub15ピン、音声入力…RCA(L/R)/ステレオミニ×2、音声出力…ステレオミニ、他 ●消費電力:435W(ノーマル) ●外形寸法:377W×110H×291Dmm ●質量:約4.6kg
- ジャンル液晶プロジェクター
- ブランドEPSON
- 型番EB-W28
- 発売日2014年8月21日
- 価格¥OPEN(予想実売価格90,000円台後半)
【SPEC】●輝度:2900lm ●コントラスト比:10,000対1 ●接続端子:映像入力…ミニD-Sub15ピン/RCA/S端子/HDMI/MHL、音声入力…RCA(L/R)、他 ●消費電力:283W(ノーマル) ●外形寸法:297W×77H×234Dmm ●質量:約2.4kg