HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2014/08/22 17:07
e☆イヤホンのカスタムIEM専門店きょうオープン − 国内外15ブランド勢揃い
店内で耳型採取も
イヤホン・ヘッドホン専門店 e☆イヤホンによる、オーダーメイド/イヤモニ専門店「e☆イヤホン秋葉原店カスタムIEM専門店」が本日8月22日にオープンした。場所は、7月に移転/拡大オープンした秋葉原店と同じビルの1F&B1Fで、1Fが試聴コーナー・地下1Fが耳型採取コーナーとなっている(e☆イヤホン秋葉原店の詳細はこちら)。
■国内外全15ブランドの製品が勢揃い
店内では、国内外全15ブランドのカスタムIEM製品を取り扱う。なお、e☆イヤホン岡田氏によれば「カスタムIEMだけを取り扱う」という形態は本店舗が世界初だという。取り扱いブランドは以下の通り。後述するが、このうちHEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/lime earsの4つは今回が国内初導入となるブランドだ。
<取扱いブランド>
Ultimate Ears/Westone/カナルワークス/JH Audio/Sensaphonics/FitEar/Unique Melody/Rooth/NOBLE/1964EARS/HEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/くみたてLab/lime ears(全15ブランド)
■カスタムIEM試聴〜耳型採取〜注文まで全て店内で行える
店舗内では上記15ブランドの各製品を試聴することが可能で、さらに耳型採取まで行える。試聴〜耳型採取〜注文までの流れを全てこの1店舗でカバーしており、「カスタムIEMを購入するときはここに来れば大丈夫」というのが大きなポイントだ。
製品の試聴は店舗に入ってすぐの1Fフロアで可能。取り扱い全15ブランドのメイン製品を取り揃えており、スタッフに申し出ればすぐに試聴できるようにしている。
耳型採取は地下1Fのフロアで行える。外部で採取した耳型データの持ち込みにも対応しているとのことだ。なお、オープンしてしばらくは土・日曜(11:00〜19:00)のみ耳型採取を受け付けるが、ゆくゆくは平日も含めて毎日対応する予定としている。変則的に、オープン当日の本日8月22日および明日8月23日は、13:00〜18:30の時間帯で耳型採取を受け付ける。
■Ultimate Earsの試聴コーナーに注目
また、1FのUltimate Ears試聴コーナーには、注目の機材が2台設置されている。1つ目は、1基のイヤホンでUE製カスタムIEM各種の音質を体験できる機械だ。
この機械には、デモ試聴機用のイヤホンに組み込まれたドライバーの駆動本数と、各ドライバーの周波数帯域を調整するシステムが組み込まれている。音質モードは、「UE18」「UE11」「UE7」「UE5」「UE4」の“Stage Monitor”シリーズのほか、“Reference Monitor”3シリーズを揃えており、機械本体と接続したPCから各音質モードを切り替えられる。音声入力用に3.5mmステレオミニケーブルを備えており、手持ちの音楽プレーヤーを接続して、手軽にUE製カスタムIEM各種の音の違いを楽しむことができる。
もう1つは、以前にe☆イヤホン主催のイベント「ポタフェス」でも登場していた「Personal Reference Monitor」用の測定機器。Personal Reference Monitorは、UEの3ウェイ5ドライバー構成のカスタムIEMで、耳型のほかに、専用の測定器を使用することで音質もカスタマイズできることが特徴だ。店舗内にはこの専用測定機を常駐し、左右それぞれの高域/中域/低域をユーザーの好みにチューニングしてその場で注文を受け付けられる環境を用意する。なお、こういった店舗形態の場所に本機械が常駐するのは世界で初とのこと。
■日本初上陸の4ブランドにも注目
既述の通り、HEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/lime earsの4つは今回が国内初導入となるブランド。以下に、それぞれの特徴を簡単にご紹介する。
AAWは、今年1月に創立されたばかりのポーランドのブランド。製造拠点は東南アジアにあり、TripleFi 10用のケーブルなどを手がけていたNULL AUDIOが創立に携わっている。エントリーラインナップの“Aシリーズ”とプロフェッショナルラインナップの“Wシリーズ”を展開しており、28,900円(税込)という低価格帯を実現したモデル「A1D」をラインナップすることも特徴。本機はカスタムIEMでは珍しく、ダイナミックドライバーを1基搭載する構成としている。なお、本店舗内にある製品の中で最も低価格なモデルでもある。
VISION EARSは、2013年に創立されたドイツのブランド。老舗ブランドのコンパクトモニターズが二分したうちの1つで、世界中に愛用アーティストも多く、ダフトパンクやクラフトワークもVISION EARSユーザーである。中でも、フラグシップモデル「VE6 Xcontrol」(¥249,000)は、フェイスプレート上にあるスイッチを切り替えることで音質をチューニングできるシステムを備えていることが特徴。
HEIR AUDIOは、聴覚専門ドクターである2名の医者によって設立されたブランド。カナダの企業が手がけているが、主に中国の四川省を拠点に成長してきた。シェルにはドイツ製の低アレルギー性医療グレードのアクリルを使用するなど、製品開発にあたっては素材にこだわり専門知識を投入している。低/中/高/超高域の4ウェイ8ドライバー構成を採用する最上位モデル「Heir 8.A」(¥148,000)などをラインナップする。
lime earsは、2012年に創立したポーランドのブランド。現時点での製品ラインナップは「LE2」「LE3」「LE3B」「LE3SW」の4機種で、まだ国内販売価格などの詳細は決まっていないとのことだが、恐らく20万円を切るくらいの価格になる見込みだという。なお、オープン初日の本日のみ、4Fのe☆イヤホン秋葉原店内で2ドライバーの「LE2」と3ドライバーの「LE3SW」の特別試聴会を行っている。LE3SWは、左右のシェルそれぞれに音質調整用のスイッチを備えていることが特徴で、1台で2種類の音質を楽しめるようにしている。
■“専門店”とすることで、よりよいサービスをもってカスタムIEMを提供したい
e☆イヤホン岡田氏は、今回の新店舗について「ポタフェスでも多くのオーダーがあり、カスタムIEM分野の盛り上がりを実感しました。そこでe☆イヤホンでは、専門店にすることでカスタムIEM分野に対するスタッフの質をより高め、お客様に提供できるサービスの質をさらに向上できるようにしました」と語る。店内には3〜4人のスタッフが常駐し、来店者の希望にしっかり対応できるような体制とした。
さらに耳型採取についても、「来月には耳型データを3Dスキャナーで読み取れる環境を導入し、納品までの時間をより短くする予定です」という。「通常、受注〜納品まで最速で2週間程度かかりますが、スキャナー環境を導入することで10日程度に縮められるはずです」とのことで、店舗全体で来店者によりよいサービスを提供するための環境を整えていることがわかる。
【問い合わせ先】
e☆イヤホン秋葉原店
TEL/03-3256-1701(店舗)
■国内外全15ブランドの製品が勢揃い
店内では、国内外全15ブランドのカスタムIEM製品を取り扱う。なお、e☆イヤホン岡田氏によれば「カスタムIEMだけを取り扱う」という形態は本店舗が世界初だという。取り扱いブランドは以下の通り。後述するが、このうちHEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/lime earsの4つは今回が国内初導入となるブランドだ。
<取扱いブランド>
Ultimate Ears/Westone/カナルワークス/JH Audio/Sensaphonics/FitEar/Unique Melody/Rooth/NOBLE/1964EARS/HEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/くみたてLab/lime ears(全15ブランド)
■カスタムIEM試聴〜耳型採取〜注文まで全て店内で行える
店舗内では上記15ブランドの各製品を試聴することが可能で、さらに耳型採取まで行える。試聴〜耳型採取〜注文までの流れを全てこの1店舗でカバーしており、「カスタムIEMを購入するときはここに来れば大丈夫」というのが大きなポイントだ。
製品の試聴は店舗に入ってすぐの1Fフロアで可能。取り扱い全15ブランドのメイン製品を取り揃えており、スタッフに申し出ればすぐに試聴できるようにしている。
耳型採取は地下1Fのフロアで行える。外部で採取した耳型データの持ち込みにも対応しているとのことだ。なお、オープンしてしばらくは土・日曜(11:00〜19:00)のみ耳型採取を受け付けるが、ゆくゆくは平日も含めて毎日対応する予定としている。変則的に、オープン当日の本日8月22日および明日8月23日は、13:00〜18:30の時間帯で耳型採取を受け付ける。
■Ultimate Earsの試聴コーナーに注目
また、1FのUltimate Ears試聴コーナーには、注目の機材が2台設置されている。1つ目は、1基のイヤホンでUE製カスタムIEM各種の音質を体験できる機械だ。
この機械には、デモ試聴機用のイヤホンに組み込まれたドライバーの駆動本数と、各ドライバーの周波数帯域を調整するシステムが組み込まれている。音質モードは、「UE18」「UE11」「UE7」「UE5」「UE4」の“Stage Monitor”シリーズのほか、“Reference Monitor”3シリーズを揃えており、機械本体と接続したPCから各音質モードを切り替えられる。音声入力用に3.5mmステレオミニケーブルを備えており、手持ちの音楽プレーヤーを接続して、手軽にUE製カスタムIEM各種の音の違いを楽しむことができる。
もう1つは、以前にe☆イヤホン主催のイベント「ポタフェス」でも登場していた「Personal Reference Monitor」用の測定機器。Personal Reference Monitorは、UEの3ウェイ5ドライバー構成のカスタムIEMで、耳型のほかに、専用の測定器を使用することで音質もカスタマイズできることが特徴だ。店舗内にはこの専用測定機を常駐し、左右それぞれの高域/中域/低域をユーザーの好みにチューニングしてその場で注文を受け付けられる環境を用意する。なお、こういった店舗形態の場所に本機械が常駐するのは世界で初とのこと。
■日本初上陸の4ブランドにも注目
既述の通り、HEIR AUDIO/AAW/VISION EARS/lime earsの4つは今回が国内初導入となるブランド。以下に、それぞれの特徴を簡単にご紹介する。
AAWは、今年1月に創立されたばかりのポーランドのブランド。製造拠点は東南アジアにあり、TripleFi 10用のケーブルなどを手がけていたNULL AUDIOが創立に携わっている。エントリーラインナップの“Aシリーズ”とプロフェッショナルラインナップの“Wシリーズ”を展開しており、28,900円(税込)という低価格帯を実現したモデル「A1D」をラインナップすることも特徴。本機はカスタムIEMでは珍しく、ダイナミックドライバーを1基搭載する構成としている。なお、本店舗内にある製品の中で最も低価格なモデルでもある。
VISION EARSは、2013年に創立されたドイツのブランド。老舗ブランドのコンパクトモニターズが二分したうちの1つで、世界中に愛用アーティストも多く、ダフトパンクやクラフトワークもVISION EARSユーザーである。中でも、フラグシップモデル「VE6 Xcontrol」(¥249,000)は、フェイスプレート上にあるスイッチを切り替えることで音質をチューニングできるシステムを備えていることが特徴。
HEIR AUDIOは、聴覚専門ドクターである2名の医者によって設立されたブランド。カナダの企業が手がけているが、主に中国の四川省を拠点に成長してきた。シェルにはドイツ製の低アレルギー性医療グレードのアクリルを使用するなど、製品開発にあたっては素材にこだわり専門知識を投入している。低/中/高/超高域の4ウェイ8ドライバー構成を採用する最上位モデル「Heir 8.A」(¥148,000)などをラインナップする。
lime earsは、2012年に創立したポーランドのブランド。現時点での製品ラインナップは「LE2」「LE3」「LE3B」「LE3SW」の4機種で、まだ国内販売価格などの詳細は決まっていないとのことだが、恐らく20万円を切るくらいの価格になる見込みだという。なお、オープン初日の本日のみ、4Fのe☆イヤホン秋葉原店内で2ドライバーの「LE2」と3ドライバーの「LE3SW」の特別試聴会を行っている。LE3SWは、左右のシェルそれぞれに音質調整用のスイッチを備えていることが特徴で、1台で2種類の音質を楽しめるようにしている。
■“専門店”とすることで、よりよいサービスをもってカスタムIEMを提供したい
e☆イヤホン岡田氏は、今回の新店舗について「ポタフェスでも多くのオーダーがあり、カスタムIEM分野の盛り上がりを実感しました。そこでe☆イヤホンでは、専門店にすることでカスタムIEM分野に対するスタッフの質をより高め、お客様に提供できるサービスの質をさらに向上できるようにしました」と語る。店内には3〜4人のスタッフが常駐し、来店者の希望にしっかり対応できるような体制とした。
さらに耳型採取についても、「来月には耳型データを3Dスキャナーで読み取れる環境を導入し、納品までの時間をより短くする予定です」という。「通常、受注〜納品まで最速で2週間程度かかりますが、スキャナー環境を導入することで10日程度に縮められるはずです」とのことで、店舗全体で来店者によりよいサービスを提供するための環境を整えていることがわかる。
【問い合わせ先】
e☆イヤホン秋葉原店
TEL/03-3256-1701(店舗)