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公開日 2014/10/26 12:49

【ヘッドホン祭】パイオニア、新ポタアン「XPA-700」を披露/ラックスマンはアナログ再生でヘッドホンアンプをデモ、ほか

Jabenは台湾ブランドの静電型/ダイナミック型ハイブリッド・ヘッドホンを出展
ファイル・ウェブ編集部
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ヘッドホン/イヤホン関連のメーカーが集うイベント「秋のヘッドフォン祭2014」が中野サンプラザで10月25日・26日の2日間にわたって開催されている。本稿では、15階のロビー、およびルーム:リーフに出展した各社ブースを中心にレポートする。

パイオニアホームエレクトロニクス

パイオニアのブースでは、先週開催された音展で発表されたポータブルヘッドホンアンプ「XPA-700」(関連ニュース)が披露された。音質や本体パーツなどをカスタマイズできることが特徴で、バランス駆動にも対応。5.6MHz DSDや384kHz/32bitの再生が可能となっている。

「XPA-700」

音質面では、据え置き型ヘッドホンアンプ「U-05」に搭載されたDACのロックレンジ精度を調整してジッターノイズを低減させる「LOCK RANGE ADJUST」機能や、192kHzまでのアップサンプリング、SHARP/SLOW/SHORTの3つに音質調整できるデジタルフィルターを搭載するなどして、本体と共にサウンドも自分の好みに調整することができる

左側面にはサンプリング/ビットを確認できるインジケーターも搭載

右側面には入力切り替えなどを備える


背面部には4pinバランス端子を搭載

ブースではXPA-700の試聴に加え、実際にフロントやリアのバンパーやケーブルガイドを好みのパーツに付け替えてみることが可能。また、内部基板やアルミ削り出しの筐体なども展示されていた。

XPA-700の内部基板

アルミ削り出しの筐体も展示

バランス駆動に対応したヘッドホンアンプ/USB-DAC「U-05」も登場。USB入力は最大DSD 5.6MHzおよびPCM 384kHz/24bitに対応したUSB-DACに対応。ヘッドホンアンプはステレオ標準端子、3pin XLR端子×2、および4pin XLR端子×1の2種類のバランス出力を搭載している。

「U-05

またパイオニアは13階にもブースを用意。こちらでは10月上旬発売のDJ用ヘッドホンの新モデル「HDJ-C70」や、“Superior Club Sound”シリーズのヘッドホン/イヤホンをアピールしていた。

DJ用ヘッドホンの新モデル「HDJ-C70」

激しいDJプレイで断線しがちな内部配線も簡単に交換できるのも特徴のひとつ


ヘッドバンド部は柔軟性のあるポリアミド樹脂材製

“Superior Club Sound”シリーズのヘッドホン/イヤホンもアピール


LUXMAN

ラックスマンのブースでは、同社のヘッドホンアンプやUSB-DACのデモを実施。ヘッドホンアンプはバランス出力に対応した旗艦モデル「P-700u」、2系統のステレオ標準端子を搭載した「P-1u」をアナログプレーヤー「PD-171A」と組み合わせてレコードをソースにヘッドホンを聴くデモを行っていた。

「PD-171A」と「P-700u」を組み合わせたアナログ再生のデモ

USB-DACの最上位モデル「D-06」も登場。バッファローのオーディオ用NASである“DELA”「N1A」とUSB直接接続(関連ニュース)しての再生も披露された。また、ヘッドホン出力を搭載したUSB-DAC「DA-200」や「DA-100」も展示され、パワーアンプ「M-200」とエラックのスピーカーシステム「BS312」を組み合わせたデモも実施した。

「D-06」をバッファローのNAS「N1A」とUSB直接接続してのデモも披露

スピーカーシステムと組み合わせたシステムも展示していた

Deff Sound

Deff Soundには、10月下旬より発売される小型ポータブルヘッドホンアンプ「DDA-LA20RC」(関連ニュース)が登場。本機はUSB micro B端子を搭載し、PC、USB-OTGに対応したAndroidスマートフォンに加えて、Lightning端子を搭載するiPhoneとの直接接続にも対応。最大96kHz/24bit PCMの再生が可能だ。192kHz音源は16bitまでの再生に対応する。

「DDA-LA20RC」

カラーは3色をラインナップしている

また、96kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSDのネイティブ再生に対応した据え置き型のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DDA-DAC1U」も展示。出力はステレオ標準/末レオミニ端子のヘッドホンに加え、RCA端子のライン出力も搭載する。

「DDA-DAC1U」

Olasonic

Olasonicブースでは11月下旬発売予定のUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「NANO-UA1a」が出展された。本機は「NANO-UA1」の後継モデルで、新たにUSB-DAC部が5.6/2.8MHz DSDに対応。さらに内部回路を大幅に刷新して音質を向上させた。会場では本機のヘッドホン出力を用いたデモを実施。また、Olasonicと音茶楽によるコラボイヤホン「TH-F4N」を組み合わせての試聴も可能となっていた。

「NANO-UA1」(写真下)

イヤホン「TH-F4N」と組み合わせたデモ

Jaben

Jabenブースには同社が取り扱うバラエティに富んだブランドの製品が多数出展されていたが、中でも注目だったのは台湾IN2UNITのヘッドホンで、静電型とダイナミック型のハイブリッドというユニークな方式を採用。会場では、ハウジングに木材を用いたCLASSIC SYSTEMシリーズの「I501」、「I500B」、「I502B」、よりカジュアルなルックスのLUXURY SYSTEMシリーズ「N100B」が試聴できた。価格は最上位となる「I501」が5.5万円程度になる見込みとのこと。

「I501」

「I500B」


「I502B」

「N100B」

また、同じメーカーが手がける別ブランドとなるTinnLabからは、プラナー型に近い独自方式を採用したというカナル型イヤホン「231」も出展されていた。

TinnLab「231」

コニシス研究所

コニシス研究所は、オールディスクリート構成アンプを採用したヘッドホンアンプ「PD901」を展示。電源部を別筐体とすることも特徴で、ヘッドホン出力はステレオミニ、ステレオ標準の2系統の端子を搭載。ゲイン切り替えはHigh/Mid/Lowの3種類を用意する。また、コンパクトながらディスクリートアンプを搭載したヘッドホンアンプ「PD501」のも展示。こちらはゲイン調整機能を省略するなどしてコストを抑えたモデルとなる

「PD901」

「PD501」

Audio Design

オーディオデザインはポータブルヘッドホンアンプの新製品「PEHA-100」を展示した。発売は11月末を、価格は48,000円(税抜)を予定している。本機はほとんどのイヤホンをA級動作で駆動できることが特徴で、アルミ削り出しシャーシはノイズ元を分離するように設計されている。入力/出力共に、ステレオミニ端子を1系統ずつを備える。

「PEHA-100」

AcousticField

AcousticFieldのブースでは、MHaudioのポータブルヘッドホンアンプやスピーカーシステムが出展。小型スピーカーシステム「WAON」は長時間の試聴でも聴き疲れのしないサウンドが特徴とのこと。ポータブルヘッドホンアンプはスタンダードモデル「HA-1」と上位モデルとなる「HA-11」が用意されていた。いずれの製品もハンドメイドにこだわっているという。

「HA-1」と「HA-11」

日本サーキット(きばん本舗)

USB-DAC/ヘッドホンアンプのプリント基板を販売する“きばん本舗”は、2.8MHz DSDの音源を88.2kHz/32bit PCMに変換して再生するUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Libra-32」をメインに展示。ヘッドホン出力については、4極プラグによるバランス出力に対応した3.5mmステレオミニ端子と、3.5mm端子×2のバランス出力端子を搭載している。

「Libra-32」

イーケイジャパン

ELEKITブランドを手がけるイーケイジャパンは、真空管ハイブリッドポータブルヘッドホンアンプ「TU-HP01」を出展。本機は入力部に真空管、出力部にはオペアンプを用いたハイブリット構成アンプを採用したモデルで、入力/出力にそれぞれ3.5mmステレオミニ端子を搭載する。オペアンプは差し替えが可能で、会場には様々なオペアンプに換装されたTU-HP01を聴き比べることができた。

「TU-HP01」

同社のハイブリッド真空管アンプキットも展示

新日本無線株式会社

MUSESシリーズなどの高音質オペアンプの開発も手がける新日本無線は、新たに開発された低電圧で動作する2回路入りオペアンプ「MUSES8832」のデモを実施。このオペアンプを組み込んだ据え置きヘッドホンアンプやポータブルヘッドホンアンプが用意され、そのサウンドを確認することができた。

同社のオペアンプ「MUSES8832」を組み込んだヘッドホンアンプのデモを実施

また、同社は日清紡グループということもあり、関連会社で開発されたフェルトを用いた複合素材のインシュレーターも参考出展していた。

複合素材のインシュレーターも参考出展

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