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公開日 2015/01/06 09:53
【CES】ソニー、ウォークマン新最上位機「NW-ZX2」を発表【詳報追加・音質レポートあり】
microSDスロットも装備
ソニーは、2015 International CESの同社ブースにおいて、ウォークマンの新フラグシップ機「NW-ZX2」を出展した。これまでのフラグシップ機「NW-ZX1」に比べ、さらに高音質化を図った上位機種という。本機の詳報と音質インプレッションをお届けしよう。
本機の発売時期は2015年春頃を見込む。説明員によると、日本でも発売予定としている。米国での販売価格は1119.99ドル。
外形寸法については、ZX1に比べて一回り大きくなっている。また、本体色はブラックで、これまでのZX1とは異なる印象だ。外形寸法は65.1W×131H×18.5Dmm、質量は235g。筐体はアルミで、シャーシの剛性を高めるなどの工夫をあわせて行うことで高音質化を図ったという。
さらに、金メッキを施した銅プレートを内部に使用したり、電気的にダブルレイヤーとなっているキャパシターを採用したり、OS-CONや大容量のリチウムイオンバッテリーを用いるなどで高音質化を図った。
デジタルアンプとして「S-Master HX」を搭載。高域を補間する独自技術DSEE HXも備える。高音質技術「ClearAudio+」「ClearBass」「Equaliser」「VPT」などおなじみの技術も採用している。
また、Bluetoothオーディオストリーミングを最適化する「LDAC」にも対応している。LDACは、通常のBluetoothの3倍程度のビットレートで音声を伝送する高音質Bluetoothコーデック。再生にはLDACに対応したヘッドホンやコンポなどの再生機器が必要となる。LDACの詳細は別項で紹介する。
内蔵メモリーは128GB。新たに本体底面にmicroSDカードスロットも備え、128GBまでのカードを装着できる。合計すると256GBの容量を使用できる計算になる。
液晶ディスプレイのサイズは4.0インチで、これはZX1と変わらない。Android OSのバージョンは4.2となる。
バッテリー持続時間は、ハイレゾ(192kHz/24ビット)再生時で約33時間、MP3再生時で約60時間。
MP3/WMA/AAC/FLAC/AIFF/WAV/ALACの再生が可能。DSD再生は、DSD 128まで対応。DSD 5.6MHz音源の再生にも対応できる。ただしDSDはネイティブ再生ではなく、PCMに変換しての再生となる。
DSD関連では、設定画面に「DSD playback settings」という項目が追加された。スローロールオフとシャープロールオフの2段階からロールオフを設定できるようになったほか、ゲインも0dB/-3dBから選択可能になった。
なお、Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n/aに対応。NFCにも対応している。
■ZX2をさっそく試聴
会場に置かれていたZX2をさっそく聴いたので、かんたんではあるが試聴インプレッションをお届けしたい。使用したヘッドホンはMDR-1Aだ。
マイケル・ジャクソン「Love Never Felt So Good」(FLAC 96/24)をZX2で再生すると、一聴して音の広がり、分解能が、格段に優れていることに驚かされる。ZX1での再生音を覚えているが、それに比べると中音域の深み、低域の沈み込みや階調表現の安定感、音の分離、さらに空間表現力など、ハイレゾ音源ならではの特徴が段違いに高い。これも聴き慣れた楽曲であるDaftPunk「Get Lucky」(FLAC 88.2/24)でも、リズムを刻むベース、ドラムの音が非常にクリア。ボーカルにも力強さがあり、ZX1とは別次元の音楽再生能力であることが、短時間の試聴でもすぐに理解できる。
もうすこしサンプリングレートの低い楽曲も試聴してみようと、展示機に入っていたシェリル・クロウ(FLAC 48/24)を再生。高域がとても伸びやかで、気持ちよく再現される。ボーカルや楽器の生々しさが、格段に向上している。また、音の分離が非常によいことにも驚かされる。
DSDについては、会場のZX2にはDSDの楽曲が入っていなかったため、手持ち楽曲で試聴した。こちらは、さらに音質の良さがわかりやすい。DSD音源は滑らかかつ音の粒が立っている傾向があるが、そのDSDならではの特徴が非常にわかりやすく伝わってくるのだ。FLACなどだけでなく、DSD再生のクオリティも、ZX1に比べて格段に向上したと言って良い。
本機の発売時期は2015年春頃を見込む。説明員によると、日本でも発売予定としている。米国での販売価格は1119.99ドル。
外形寸法については、ZX1に比べて一回り大きくなっている。また、本体色はブラックで、これまでのZX1とは異なる印象だ。外形寸法は65.1W×131H×18.5Dmm、質量は235g。筐体はアルミで、シャーシの剛性を高めるなどの工夫をあわせて行うことで高音質化を図ったという。
さらに、金メッキを施した銅プレートを内部に使用したり、電気的にダブルレイヤーとなっているキャパシターを採用したり、OS-CONや大容量のリチウムイオンバッテリーを用いるなどで高音質化を図った。
デジタルアンプとして「S-Master HX」を搭載。高域を補間する独自技術DSEE HXも備える。高音質技術「ClearAudio+」「ClearBass」「Equaliser」「VPT」などおなじみの技術も採用している。
また、Bluetoothオーディオストリーミングを最適化する「LDAC」にも対応している。LDACは、通常のBluetoothの3倍程度のビットレートで音声を伝送する高音質Bluetoothコーデック。再生にはLDACに対応したヘッドホンやコンポなどの再生機器が必要となる。LDACの詳細は別項で紹介する。
内蔵メモリーは128GB。新たに本体底面にmicroSDカードスロットも備え、128GBまでのカードを装着できる。合計すると256GBの容量を使用できる計算になる。
液晶ディスプレイのサイズは4.0インチで、これはZX1と変わらない。Android OSのバージョンは4.2となる。
バッテリー持続時間は、ハイレゾ(192kHz/24ビット)再生時で約33時間、MP3再生時で約60時間。
MP3/WMA/AAC/FLAC/AIFF/WAV/ALACの再生が可能。DSD再生は、DSD 128まで対応。DSD 5.6MHz音源の再生にも対応できる。ただしDSDはネイティブ再生ではなく、PCMに変換しての再生となる。
DSD関連では、設定画面に「DSD playback settings」という項目が追加された。スローロールオフとシャープロールオフの2段階からロールオフを設定できるようになったほか、ゲインも0dB/-3dBから選択可能になった。
なお、Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n/aに対応。NFCにも対応している。
■ZX2をさっそく試聴
会場に置かれていたZX2をさっそく聴いたので、かんたんではあるが試聴インプレッションをお届けしたい。使用したヘッドホンはMDR-1Aだ。
マイケル・ジャクソン「Love Never Felt So Good」(FLAC 96/24)をZX2で再生すると、一聴して音の広がり、分解能が、格段に優れていることに驚かされる。ZX1での再生音を覚えているが、それに比べると中音域の深み、低域の沈み込みや階調表現の安定感、音の分離、さらに空間表現力など、ハイレゾ音源ならではの特徴が段違いに高い。これも聴き慣れた楽曲であるDaftPunk「Get Lucky」(FLAC 88.2/24)でも、リズムを刻むベース、ドラムの音が非常にクリア。ボーカルにも力強さがあり、ZX1とは別次元の音楽再生能力であることが、短時間の試聴でもすぐに理解できる。
もうすこしサンプリングレートの低い楽曲も試聴してみようと、展示機に入っていたシェリル・クロウ(FLAC 48/24)を再生。高域がとても伸びやかで、気持ちよく再現される。ボーカルや楽器の生々しさが、格段に向上している。また、音の分離が非常によいことにも驚かされる。
DSDについては、会場のZX2にはDSDの楽曲が入っていなかったため、手持ち楽曲で試聴した。こちらは、さらに音質の良さがわかりやすい。DSD音源は滑らかかつ音の粒が立っている傾向があるが、そのDSDならではの特徴が非常にわかりやすく伝わってくるのだ。FLACなどだけでなく、DSD再生のクオリティも、ZX1に比べて格段に向上したと言って良い。