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公開日 2015/02/19 12:00
東芝、地デジ/BS/CSを最大9ch全録できる“史上最強”レグザサーバー「DBR-M590」
4Kアップコン、リモート視聴、SeeQVault対応も
(株)東芝は、BDレコーダー“レグザサーバー”の新フラグシップモデル「DBR-M590」を2月27日に発売する。価格はオープンだが、20万円前後での実売が予想される。
レグザサーバーの第三世代機として、全録機能「タイムシフトマシン録画」を進化させ、スマホからのリアルタイムリモート視聴など他機器との連携機能も強化した最上位モデル。東芝では、「見たい番組をいつでも、どこでも、快適に楽しめる、“史上最強のタイムシフトマシン”」とアピールしている。
■DBR-M590の特徴
DBR-M590の大きな特徴はまず、地上/BS/110度CSデジタル放送を最大9chぶん全録できるようになったこと。BS/CSを含めてタイムシフト録画を行えるようになったのは前世代機「DBR-M490」からであるが、同モデルではBS/CS放送は3chぶんしかタイムシフト録画に設定できなかった。今回発表のM590では、3波チューナーを6基に増やしたことにより、通常録画用チューナー3基も含めると、3波とも最大9chぶんをタイムシフト録画に設定できるようになった。
さらにタイムシフトリンク機能も強化されているほか、スマホから宅外リモート視聴機能では放送中番組のリアルタイム視聴も行えるようになった。GUIの表示スピードのレスポンスを高め、全体的な操作性を向上していることもポイントとなる。
以下、多くの新機能を含むスペックについて、1つずつ個別に詳細をみていきたい。まずはタイムシフトマシン機能に関連する録画機能の部分からご紹介する。
■地上/BS/110度CSデジタルを最大9chぶんタイムシフト録画できる
まず、搭載する放送受信チューナーは全て地上/BS/110度CSデジタルの3波対応で、タイムシフト録画用に6基、通常録画用に3基を備えている。また、通常録画用の3基を全部タイムシフト録画用に割り当てることが可能で、最大9chぶんの全録に対応する。
従来モデルではタイムシフトマシン用の3波チューナーは3基ぶんしか備えておらず、残りの3基は地デジ専用だった。本機では、6基のタイムシフトマシン用チューナー全てが3波対応になった。また通常録画用のチューナーについても、従来モデルでは2chぶんしかタイムシフト録画に割り当てられなかったが、本機では3chぶんを割り当てられるようになった。これにより、地上/BS/CSデジタル放送全てを9chぶんタイムシフト録画に設定できるようになった。例えば、「WOWOWの3ch」と「スカパー!の6ch」といった有料放送同士の組み合わせで全録9chぶんを設定することもできる。
HDD容量は、タイムシフト録画用が4TBで、通常録画用が2TB。通常録画領域は、従来モデルでは1TBだったので、本機では倍に拡大した形となる。さらに、この通常録画用領域をタイムシフト録画領域に割り当てることも可能で、最大で合計6TBのタイムシフトマシン用HDD領域を確保できる。これにより、9chぶんを最大約15日間まるごと録画できる(※AVC最低画質モードで23時間タイムシフト録画した場合)。
なお、録画モードはDR画質で「AVC最高画質」「AVC高画質」「AVC中画質」「AVC低画質」「AVC最低画質」の6モードを搭載。タイムシフト用と通常録画用HDDのそれぞれで設定できる。
タイムシフト録画した番組の中から、ユーザーの好みの番組を自動でおすすめしてくれる「ざんまいプレイ」にも引き続き対応している。
■外付けUSB-HDDもタイムシフト設定可能に
本機は外付けUSB-HDDの接続にも対応しており、最大2台の外付けHDDを増設できる。なお、従来モデルでは増設した外付けHDDは通常録画用にしか使えなかったが、本機では新たにタイムシフト録画用にも1,750GBまで割り当てられるようになった。
例えば、タイムシフトマシン対応の外付けHDD 2TBを2台増設すれば、9chぶんを最大約27日間タイムシフト録画できる(※それぞれ2chずつを割り当て、タイムシフト録画容量を50%以上にした通常録画用HDDに1ch設定し、AVC最低画質モードでタイムシフト録画した場合)。
なお、タイムシフトマシン対応の外付けHDDは、バッファローから“HD-AVSU3シリーズ”と“HD-AVSVU3/Vシリーズ”があり、最大3TBモデルまでラインナップされており、1台につき3chまでタイムシフト設定できるようにしている。例えば、長時間録画したい任意のチャンネルの保存先を外付けHDD側に割り当てるといった使い方もできる。
東芝では、3月31日までにDBR-M590を購入した方を対象とした「タイムシフト録画用HDD 2TB 2台」のプレゼントキャンペーンも予定。詳細はこちらの公式サイトを参照のこと。
■タイムシフトリンクも強化 − 最大18chぶんの録画番組表を表示
本機以外のレグザサーバーや液晶テレビ“REGZA”などの東芝製品と本機と紐づけることで、各機器にタイムシフト録画した過去番組表を統合して1つの画面に表示できる「タイムシフトリンク」も強化。最大18chぶんの録画番組表を表示できるようになった。
例えば、レグザ「Z10X」で地デジ6chぶんを録画し、DBR-M590でBS/CSの9chぶんを録画するという形にした場合でも、タイムシフトリンクで各録画コンテンツを1つの番組表に統合して表示させられる。なお過去番組表統合で紐づけられるのは、1台のDBR-M590につき1機種のみ。
続いては、機能面の強化について見ていこう。
■放送中番組のリモート視聴にも対応
本機は、スマートフォン/タブレットとの連携機能も強化しており、M490では非対応だったリモート視聴機能「おでかけいつでも視聴」を新しく搭載している。なお、既存モデル「DBR-M590」にも本機能は搭載されているが、録画番組のリモート視聴しか対応していなかった。本機では、新たに放送中番組のリアルタイムリモート視聴も行えるようになった。
リモート視聴機能の基本に関しては、NexTV-Fによる「デジタル放送受信機器におけるリモート視聴要件」に準拠しており、使用の前に再生アプリをインストールしたスマホ/タブレットと本機を、Wi-Fi環境下でペアリングする必要がある。ペアリングできる端末数は最大6台までで、ペアリングの有効期限は3ヶ月。再度ペアリングを行えば有効期限は更新される。
放送中番組の視聴は、基本的に地上デジタル放送は全てのチャンネルが対応するが、BS/CSは視聴できないチャンネルもある。なお、放送中番組の宅外リモート視聴を行うためには、本体チューナーの1chぶんを通常録画用として設定しておく必要がある。つまり、タイムシフト録画とリモート視聴をどちらも実施する場合、タイムシフト録画は最大8chぶんまでの使用に限定される。
なお、BS/CS放送の場合は、タイムシフト録画したコンテンツを宅外からリモート視聴することはもちろん可能。番組の録画が終了したあとでないとリモート視聴は行えないが、地デジだけではなくBS/CSも含めて全録した多数のコンテンツを、外出先からも楽しめる。
スマホ側の視聴アプリは、T560と同じで、iPhoneでは「DiXiM Digital TV for iOS」、Androidでは「DiXiM Play for REGZA」を使用する形になる。また、dynabook/dynabook Tab対応のアプリ「TVコネクトスイート」からの視聴も行える。解像度とビットレートは、アプリ側の設定に準じる形で、デフォルトでは回線環境にあわせて最適なモードに自動で切り替わる。
■その他連携機能 − 4Kアップコンバート/CATVやスカパー連携も
そのほかの機能としては、本機を4Kテレビと組み合わせた場合を想定し、Blu-rayの映像を4Kにアップコンバートする機能にも対応した。本機能に対応するのは、1080/24pで記録された市販のBlu-rayソフトのみ。なお、4Kレグザと組み合わせた場合には、レグザにあわせてより最適化したアップコンバートを行う。
また、外部チューナーとの連携機能もサポートしており、CATVのLAN録画やスカパー!プレミアムサービスLinkにも対応する。それぞれのチューナーと本機をLANケーブル経由で接続しておけば、チューナー側で設定した予約録画が行えたり、チューナー側の内蔵HDDに保存してある番組を本機に手軽にダビングすることができる。
■SeeQVaultに対応
本機は次世代コンテンツ保護規格SeeQVaultにも対応している。これにより、本機に接続したSeeQVault対応外付けHDDに保存した録画コンテンツは、録画時に使用したのとは別個体の東芝製レコーダーであっても、それがSeeQVault対応製品であれば引き継いで再生することが可能になる。なお、現時点で公式に引き継ぎ視聴がサポートされているのは、東芝製のSeeQVault対応レコーダーのみ。
続いては、スピーディになったGUI表示や向上した操作性について見ていく。
■スピーディなレスポンスを実現
DBR-M590は、GUIの表示スピードやレスポンスを従来モデルより大きく向上させていることも大きな特徴。タイムシフト録画した番組表や通常録画リストなどの表示とスクロール速度をアップさせ、編集機能も素早いレスポンスを実現するなど、全体的に操作性を高めている。
■おまかせ自動録画がより詳細設定可能に/ベーシック機能の操作性も向上
番組単位で行う通常の録画機能に関しても、キーワードやジャンルを設定することで該当する番組を自動録画してくれる「おまかせ自動録画」において、使い勝手を高める新しい機能をいくつか搭載している。
まず、時間帯設定のUIをグラフィック化することで、タイムシフトマシン有効時間設定のように分かりやすくした。また、予約録画する番組の上限と下限を設定できるようになり、予告やハイライトなど短すぎる番組の録画を省略することができる。さらに、地デジ/BS/CSだけではなく、「NHK」「テレ朝」といったように個別のチャンネルまで指定して設定できるようになった。
そのほか、録画コンテンツの保存や再生などベーシックな機能については、従来の人気機能を踏襲して使いやすさに配慮。例えば通常録画コンテンツについては、番組のジャンルごとに自動でフォルダ分けしたり、ユーザーが任意でフォルダを作って番組を保存することができる。
録画番組の再生時には、リモコンのボタン1つで録画番組の本編だけを再生する「おまかせプレイ」にも対応している。コンテンツの再生中でも、リモコンの「おまかせプレイ切換」ボタンを押せば、おまかせプレイに切り替えることができる。
録画コンテンツの編集機能もいくつか備えており、フレーム単位でチャプターが打てるチャプター編集や、複数番組の好きなシーンをまとめられるプレイリスト編集、チャプターを自動で打ってくれるマジックチャプター、番組本編だけのライブラリを一発作成できるおまかせプレイリストなどの各機能を楽しむことができる。
なおリモコンは、本機のほかにテレビの操作もできるものを付属。他社製テレビと組み合わせた場合でも、本機のリモコンを使ってタイムシフトマシンを快適に楽しめるようにしている。
そのほか、ドライブ状態やチューナー受信状態、ネット接続状態、USB機器の接続状態など、本体の状況を簡単にチェックできる「自己診断モード」も搭載している。トラブルがあった場合は対処方法もアナウンスしてくれるので、ユーザー自身で対応をとることができる。
レグザサーバーの第三世代機として、全録機能「タイムシフトマシン録画」を進化させ、スマホからのリアルタイムリモート視聴など他機器との連携機能も強化した最上位モデル。東芝では、「見たい番組をいつでも、どこでも、快適に楽しめる、“史上最強のタイムシフトマシン”」とアピールしている。
■DBR-M590の特徴
DBR-M590の大きな特徴はまず、地上/BS/110度CSデジタル放送を最大9chぶん全録できるようになったこと。BS/CSを含めてタイムシフト録画を行えるようになったのは前世代機「DBR-M490」からであるが、同モデルではBS/CS放送は3chぶんしかタイムシフト録画に設定できなかった。今回発表のM590では、3波チューナーを6基に増やしたことにより、通常録画用チューナー3基も含めると、3波とも最大9chぶんをタイムシフト録画に設定できるようになった。
さらにタイムシフトリンク機能も強化されているほか、スマホから宅外リモート視聴機能では放送中番組のリアルタイム視聴も行えるようになった。GUIの表示スピードのレスポンスを高め、全体的な操作性を向上していることもポイントとなる。
以下、多くの新機能を含むスペックについて、1つずつ個別に詳細をみていきたい。まずはタイムシフトマシン機能に関連する録画機能の部分からご紹介する。
■地上/BS/110度CSデジタルを最大9chぶんタイムシフト録画できる
まず、搭載する放送受信チューナーは全て地上/BS/110度CSデジタルの3波対応で、タイムシフト録画用に6基、通常録画用に3基を備えている。また、通常録画用の3基を全部タイムシフト録画用に割り当てることが可能で、最大9chぶんの全録に対応する。
従来モデルではタイムシフトマシン用の3波チューナーは3基ぶんしか備えておらず、残りの3基は地デジ専用だった。本機では、6基のタイムシフトマシン用チューナー全てが3波対応になった。また通常録画用のチューナーについても、従来モデルでは2chぶんしかタイムシフト録画に割り当てられなかったが、本機では3chぶんを割り当てられるようになった。これにより、地上/BS/CSデジタル放送全てを9chぶんタイムシフト録画に設定できるようになった。例えば、「WOWOWの3ch」と「スカパー!の6ch」といった有料放送同士の組み合わせで全録9chぶんを設定することもできる。
HDD容量は、タイムシフト録画用が4TBで、通常録画用が2TB。通常録画領域は、従来モデルでは1TBだったので、本機では倍に拡大した形となる。さらに、この通常録画用領域をタイムシフト録画領域に割り当てることも可能で、最大で合計6TBのタイムシフトマシン用HDD領域を確保できる。これにより、9chぶんを最大約15日間まるごと録画できる(※AVC最低画質モードで23時間タイムシフト録画した場合)。
なお、録画モードはDR画質で「AVC最高画質」「AVC高画質」「AVC中画質」「AVC低画質」「AVC最低画質」の6モードを搭載。タイムシフト用と通常録画用HDDのそれぞれで設定できる。
タイムシフト録画した番組の中から、ユーザーの好みの番組を自動でおすすめしてくれる「ざんまいプレイ」にも引き続き対応している。
■外付けUSB-HDDもタイムシフト設定可能に
本機は外付けUSB-HDDの接続にも対応しており、最大2台の外付けHDDを増設できる。なお、従来モデルでは増設した外付けHDDは通常録画用にしか使えなかったが、本機では新たにタイムシフト録画用にも1,750GBまで割り当てられるようになった。
例えば、タイムシフトマシン対応の外付けHDD 2TBを2台増設すれば、9chぶんを最大約27日間タイムシフト録画できる(※それぞれ2chずつを割り当て、タイムシフト録画容量を50%以上にした通常録画用HDDに1ch設定し、AVC最低画質モードでタイムシフト録画した場合)。
なお、タイムシフトマシン対応の外付けHDDは、バッファローから“HD-AVSU3シリーズ”と“HD-AVSVU3/Vシリーズ”があり、最大3TBモデルまでラインナップされており、1台につき3chまでタイムシフト設定できるようにしている。例えば、長時間録画したい任意のチャンネルの保存先を外付けHDD側に割り当てるといった使い方もできる。
東芝では、3月31日までにDBR-M590を購入した方を対象とした「タイムシフト録画用HDD 2TB 2台」のプレゼントキャンペーンも予定。詳細はこちらの公式サイトを参照のこと。
■タイムシフトリンクも強化 − 最大18chぶんの録画番組表を表示
本機以外のレグザサーバーや液晶テレビ“REGZA”などの東芝製品と本機と紐づけることで、各機器にタイムシフト録画した過去番組表を統合して1つの画面に表示できる「タイムシフトリンク」も強化。最大18chぶんの録画番組表を表示できるようになった。
例えば、レグザ「Z10X」で地デジ6chぶんを録画し、DBR-M590でBS/CSの9chぶんを録画するという形にした場合でも、タイムシフトリンクで各録画コンテンツを1つの番組表に統合して表示させられる。なお過去番組表統合で紐づけられるのは、1台のDBR-M590につき1機種のみ。
続いては、機能面の強化について見ていこう。
■放送中番組のリモート視聴にも対応
本機は、スマートフォン/タブレットとの連携機能も強化しており、M490では非対応だったリモート視聴機能「おでかけいつでも視聴」を新しく搭載している。なお、既存モデル「DBR-M590」にも本機能は搭載されているが、録画番組のリモート視聴しか対応していなかった。本機では、新たに放送中番組のリアルタイムリモート視聴も行えるようになった。
リモート視聴機能の基本に関しては、NexTV-Fによる「デジタル放送受信機器におけるリモート視聴要件」に準拠しており、使用の前に再生アプリをインストールしたスマホ/タブレットと本機を、Wi-Fi環境下でペアリングする必要がある。ペアリングできる端末数は最大6台までで、ペアリングの有効期限は3ヶ月。再度ペアリングを行えば有効期限は更新される。
放送中番組の視聴は、基本的に地上デジタル放送は全てのチャンネルが対応するが、BS/CSは視聴できないチャンネルもある。なお、放送中番組の宅外リモート視聴を行うためには、本体チューナーの1chぶんを通常録画用として設定しておく必要がある。つまり、タイムシフト録画とリモート視聴をどちらも実施する場合、タイムシフト録画は最大8chぶんまでの使用に限定される。
なお、BS/CS放送の場合は、タイムシフト録画したコンテンツを宅外からリモート視聴することはもちろん可能。番組の録画が終了したあとでないとリモート視聴は行えないが、地デジだけではなくBS/CSも含めて全録した多数のコンテンツを、外出先からも楽しめる。
スマホ側の視聴アプリは、T560と同じで、iPhoneでは「DiXiM Digital TV for iOS」、Androidでは「DiXiM Play for REGZA」を使用する形になる。また、dynabook/dynabook Tab対応のアプリ「TVコネクトスイート」からの視聴も行える。解像度とビットレートは、アプリ側の設定に準じる形で、デフォルトでは回線環境にあわせて最適なモードに自動で切り替わる。
■その他連携機能 − 4Kアップコンバート/CATVやスカパー連携も
そのほかの機能としては、本機を4Kテレビと組み合わせた場合を想定し、Blu-rayの映像を4Kにアップコンバートする機能にも対応した。本機能に対応するのは、1080/24pで記録された市販のBlu-rayソフトのみ。なお、4Kレグザと組み合わせた場合には、レグザにあわせてより最適化したアップコンバートを行う。
また、外部チューナーとの連携機能もサポートしており、CATVのLAN録画やスカパー!プレミアムサービスLinkにも対応する。それぞれのチューナーと本機をLANケーブル経由で接続しておけば、チューナー側で設定した予約録画が行えたり、チューナー側の内蔵HDDに保存してある番組を本機に手軽にダビングすることができる。
■SeeQVaultに対応
本機は次世代コンテンツ保護規格SeeQVaultにも対応している。これにより、本機に接続したSeeQVault対応外付けHDDに保存した録画コンテンツは、録画時に使用したのとは別個体の東芝製レコーダーであっても、それがSeeQVault対応製品であれば引き継いで再生することが可能になる。なお、現時点で公式に引き継ぎ視聴がサポートされているのは、東芝製のSeeQVault対応レコーダーのみ。
続いては、スピーディになったGUI表示や向上した操作性について見ていく。
■スピーディなレスポンスを実現
DBR-M590は、GUIの表示スピードやレスポンスを従来モデルより大きく向上させていることも大きな特徴。タイムシフト録画した番組表や通常録画リストなどの表示とスクロール速度をアップさせ、編集機能も素早いレスポンスを実現するなど、全体的に操作性を高めている。
■おまかせ自動録画がより詳細設定可能に/ベーシック機能の操作性も向上
番組単位で行う通常の録画機能に関しても、キーワードやジャンルを設定することで該当する番組を自動録画してくれる「おまかせ自動録画」において、使い勝手を高める新しい機能をいくつか搭載している。
まず、時間帯設定のUIをグラフィック化することで、タイムシフトマシン有効時間設定のように分かりやすくした。また、予約録画する番組の上限と下限を設定できるようになり、予告やハイライトなど短すぎる番組の録画を省略することができる。さらに、地デジ/BS/CSだけではなく、「NHK」「テレ朝」といったように個別のチャンネルまで指定して設定できるようになった。
そのほか、録画コンテンツの保存や再生などベーシックな機能については、従来の人気機能を踏襲して使いやすさに配慮。例えば通常録画コンテンツについては、番組のジャンルごとに自動でフォルダ分けしたり、ユーザーが任意でフォルダを作って番組を保存することができる。
録画番組の再生時には、リモコンのボタン1つで録画番組の本編だけを再生する「おまかせプレイ」にも対応している。コンテンツの再生中でも、リモコンの「おまかせプレイ切換」ボタンを押せば、おまかせプレイに切り替えることができる。
録画コンテンツの編集機能もいくつか備えており、フレーム単位でチャプターが打てるチャプター編集や、複数番組の好きなシーンをまとめられるプレイリスト編集、チャプターを自動で打ってくれるマジックチャプター、番組本編だけのライブラリを一発作成できるおまかせプレイリストなどの各機能を楽しむことができる。
なおリモコンは、本機のほかにテレビの操作もできるものを付属。他社製テレビと組み合わせた場合でも、本機のリモコンを使ってタイムシフトマシンを快適に楽しめるようにしている。
そのほか、ドライブ状態やチューナー受信状態、ネット接続状態、USB機器の接続状態など、本体の状況を簡単にチェックできる「自己診断モード」も搭載している。トラブルがあった場合は対処方法もアナウンスしてくれるので、ユーザー自身で対応をとることができる。
関連リンク
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドTOSHIBA
- 型番DBR-M590
- 発売日2015年2月27日
- 価格¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
【SPEC】●HDD容量:6TB ●記録可能メディア:外付けHDD/SeeQVault HDD、SeeQVault SDカード、BD-R/-R DL/-R XL/-RE/-RE DL、DVD-R/-R DL/-RW ●チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×9 ●接続端子:映像入力×1、2chアナログ音声入力×1、USB/SDメモリーカードスロット×3/1、HDMI出力×1、光デジタル音声出力×1、LAN×1 ●消費電力:66W(待機時 約0.09W) ●外形寸法:430W×80H×336Dmm(突起部含む) ●質量:約6.4kg