• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/07/28 18:12

エプソン、フルHDを超えるWUXGA解像度モデルなどビジネスプロジェクター7機種

全モデル3LCD方式を採用
編集部:近藤 貴彦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エプソンは、3LCD方式を採用したビジネスプロジェクター新製品の発表会を開催。WUXGA解像度に対応した「EB-U32」をはじめ、ベーシックモデル7機種を8月6日より発売する。今回発表された製品の一覧は以下の通り。

ビジネスプロジェクター ベーシックモデル

EB-U32
EB-U32 ¥OPEN(予想実売価格12万円台後半)
明るさ:3,200lm 解像度:WUXGA(1,920×1,200)
EB-W31 ¥OPEN(予想実売価格9万円台前半)
明るさ:3,200lm 解像度:WXGA(1,280×800)
EB-X36 ¥OPEN(予想実売価格9万円台後半)
明るさ:3,600lm 解像度:XGA(1,024×768)
EB-X31 ¥OPEN(予想実売価格8万円台後半)
明るさ:3,200lm 解像度:XGA(1,024×768)

ベーシックモデルのラインナップ
EB-W420 ¥OPEN(予想実売価格6万円台前半)
明るさ:3,000lm 解像度:WXGA(1,280×800)
EB-S31 ¥OPEN(予想実売価格4万円台後半)
明るさ:3,200lm 解像度:SVGA(800×600)
EB-S04 ¥OPEN(予想実売価格3万円台前半)
明るさ:3,000lm 解像度:SVGA(800×600)

新製品については、セイコーエプソン(株) VP企画設計部 部長 小川恭範氏が説明を行った。いずれのモデルも液晶技術に3LCD方式を採用。全白(白100%)とカラー(カラー光束:Color Light Output)の明るさが同じで、他の主要方式に比べて最大3倍の明るさを実現。また色域は、他の主要方式と比較すると最大3倍広範囲となり、より正確な色の再現を可能にしたとしている。コントラスト比はいずれも15,000:1。

3LCD方式は他の主要方式に比べて最大3倍の明るさを実現

色域は他の主要方式と比較すると最大3倍広範囲

会場では3LCD方式のプロジェクターとDLP方式のプロジェクターを比較するデモンストレーションが行われた。3LCD方式のプロジェクターはエプソンの「EB-W420」で、明るさが全白・カラー3000lm、解像度はWXGA。DLP方式のプロジェクターは他社製で、明るさが全白3200lm、カラー非公開、解像度はWXGA。明るさにはっきりとした違いが表れることを紹介していた。その他、エプソン製および他社製プロジェクターの色域を視覚化した模型も展示されていた。

3LCD方式のプロジェクターとDLP方式のプロジェクターを比較するデモンストレーション

プロジェクターの色域を視覚化した模型を展示

機能面については、どこに置いても画面の歪みを即座に補正する「ピタッと補正」機能や、タブレットやスマートフォンの画面をスクリーンにそのまま投写できる「Epson iProjection」機能を全モデルに搭載している。

新機能として、機器との接続状況が可視化できる「ホーム画面機能」を搭載。機能設定などを画面を見ながら行うことができる。

ホーム画面機能を新搭載

セイコーエプソン(株) VP企画設計部 部長 小川恭範氏

その他、軽量かつコンパクトであることも新製品の特長で、全モデル3kg未満でA4サイズを実現した。

ビジネスプロジェクターにおける4Kモデルなど今後の展開について、エプソン販売(株) VPMD部長 蟹澤啓明氏は「具体的な時期は言えないが、4Kモデルの展開も視野に入れて開発を進めている」と述べた。なお、4月に発売したホームシアター用4K対応プロジェクター「EH-LS10000(関連ニュース)」は予想を超えた売れ行きで、生産が追いついていない状況だという。

エプソン販売(株) VPMD部長 蟹澤啓明氏

EH-LS10000

20年連続で国内販売台数シェアNo.1を達成

製品ラインナップのほか、エプソンがビジネスプロジェクター市場において、20年連続で国内販売台数シェアNo.1を達成したことも発表された。また、世界シェアについては、14年連続でNo.1だという。

エプソン販売(株) 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏

20年連続で国内販売台数シェアNo.1を達成

登壇したエプソン販売(株) 取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏は、同社がプロジェクターNo.1企業に成長するきっかけとなった製品として、1994年発表の「ELP-3000」を挙げた。同製品は、従来機に比べて明るさ2倍、サイズ、重量、コスト1/2を実現し、PC接続を可能にしたことによりプレゼンテーション用途としてビジネスプロジェクター市場を拡大したと説明。

ビジネスプロジェクター 20年のシェア推移

その後、2000年には世界初のネットワーク対応プロジェクター「ELP-8150」、2008年には世界初WXGA短焦点プロジェクター「EMP-400W」、2010年にはインタラクティブ機能付き超短焦点プロジェクター「EB-450WT」と3LCD方式で最薄44mmモバイルプロジェクター「EB-1775W」を発表。そして、2014年には3LCD方式でWUXGA 10,000lmの高光束プロジェクター「EB-Z10000U」を発表しており、国内シェアについては60%を超えた。

「今後も25年、30年、40年とNo.1をとれるようにひたむきに物作りに励んでいきたい」と蟹澤氏が発表会を締めた。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX