HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2015/09/03 23:29
<IFA>サムスン、Ultra HD Blu-rayプレーヤーを来年初頭に発売。ソフトもFOXが発表
ドイツで24時間の4K放送局「UHD1」スタート
サムスンはIFA2015のプレイベント開催期間となる9月3日にプレスカンファレンスを開催。来年発売予定のUltra HD Blu-rayプレーヤーを発表した。
カンファレンスには、欧州法人であるサムスン電子ヨーロッパのビジュアル・ディスプレイ部門バイスプレジデント、Michael Zoeller氏が登壇。今年のIFAで紹介されるサムスンのオーディオ・ビジュアル関連のハイライトを紹介した。
Zoeller氏は冒頭、ヨーロッパで今年3月から6月にかけて、サムスンの4Kテレビが246%の伸長率で売上げを伸ばしたと説明。好調ぶりをアピールした。一方で「せっかくの4K高精細テレビも、見られるコンテンツがなければ宝の持ち腐れ」とし、サムスンとしてコンテンツ制作のプロフェッショナルとパートナーシップを組み、4Kコンテンツの製作と普及拡大にも積極的に取り組んでいく方針を示した。
第一弾の試みとしてスタートするのは4K放送。ドイツに拠点を置くHD Plus社の衛星放送局「UHD1」では、9月4日を皮切りにドイツ国内で24時間ノンストップの4K映像コンテンツを無料放送する。カンファレンスにはHD Plus社からマーケティングセールスのマネージングディレクターであるTimo Scheneckenburger氏も出席。「UHD(4K)番組を独国内で先駆けて提供することで、『HDからUHD』への転換を加速させたい。UHDは未来の技術ではなく既にリアリティ。サムスンのS-UHDテレビのユーザーに楽しんでもらえる良質のコンテンツを届けたい」と意気込みを述べた。なお放送開始当初は、欧州サッカーなどスポーツ系のコンテンツが中心となるようだ。
なお、4K映像配信のパートナーとしては、NetflixやAmazon Instant Videoとの協業も発表。放送局のパートナーとしてCANAL+やBTの名も挙げられた。
Zoeller氏は壇上で、サムスンの液晶テレビのラインナップについて、今後全ての機種をアップデートでHDMI2.0aに対応させ、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」入力に対応させる考えも明らかにした。
またHDRのパッケージ対応については、Ultra HD Blu-rayへの対応へ積極に取り組む姿勢を強調。Ultra HD Blu-rayに対応するBDプレーヤーのプロトタイプ「UBD-K8500」を発表した。ヨーロッパでの商品化次期は来年初頭を見込む。
会場には実機が展示され、4K/HDRの映像が同社製液晶テレビに表示されていたが、実際にその映像がプロトタイププレーヤーから出力されているものか、本日取材を行った時点では同社担当者に確認できなかった。パネルに記載されている内容から確認できるスペックは、ビット深度は10bit対応で、4Kアップスケーラーを搭載。5GHz/2.4GHzのデュアルバンドWi-Fi接続機能やウェブブラウザを内蔵している。背面にはHDMIとUSB端子、光デジタル音声出力を1基ずつ搭載している。期間中に追加取材を試みたい。ブラックの本体はフロントパネルにトレイ式のドライブを搭載。天板にはUltra HD Blu-rayのロゴも配置されている。
HDRのパッケージソフトについても、サムスンが積極的な攻勢をしかける。カンファレンス会場にはゲストスピーカーとして20世紀FOXからプレジデントのMike Dunn氏、UHD Allianceのプレジデント兼20世紀FOXのチーフ・テクノロジーオフィサーであるHanno Basse氏が出席。20世紀FOXとサムスンが、4K映像コンテンツの制作を展開するために「FOXイノベーション・ラボ」を設立する方針を明らかにした。さらに20世紀FOXの映画作品「Kingsman: The Secret Service」がUltra HD Blu-rayのパッケージ作品として商品化されることも明らかになった。20世紀FOXのDunn氏は壇上で、「私も30年以上映像制作の仕事に携わっているが、コンシューマー製品としてサムスンのS-UHDテレビほど映像制作者の意図を忠実に再現してくれるディスプレイを他に知らない。高精細映像の視聴体験価値を変えてくれるテレビだ」と絶賛した。
今年のサムスンのプレスカンファレンスは、全体としてIoTに比重を置く内容となった。会場ではセンシング技術により、睡眠時のデータを取得して健康管理をサポートする「SleepSense」の商品化に関するアナウンスもされ、IoTが遠い将来の技術ではないことをサムスン電子ヨーロッパのプレジデントであるYH Eom氏が強調した。
カンファレンスには、欧州法人であるサムスン電子ヨーロッパのビジュアル・ディスプレイ部門バイスプレジデント、Michael Zoeller氏が登壇。今年のIFAで紹介されるサムスンのオーディオ・ビジュアル関連のハイライトを紹介した。
Zoeller氏は冒頭、ヨーロッパで今年3月から6月にかけて、サムスンの4Kテレビが246%の伸長率で売上げを伸ばしたと説明。好調ぶりをアピールした。一方で「せっかくの4K高精細テレビも、見られるコンテンツがなければ宝の持ち腐れ」とし、サムスンとしてコンテンツ制作のプロフェッショナルとパートナーシップを組み、4Kコンテンツの製作と普及拡大にも積極的に取り組んでいく方針を示した。
第一弾の試みとしてスタートするのは4K放送。ドイツに拠点を置くHD Plus社の衛星放送局「UHD1」では、9月4日を皮切りにドイツ国内で24時間ノンストップの4K映像コンテンツを無料放送する。カンファレンスにはHD Plus社からマーケティングセールスのマネージングディレクターであるTimo Scheneckenburger氏も出席。「UHD(4K)番組を独国内で先駆けて提供することで、『HDからUHD』への転換を加速させたい。UHDは未来の技術ではなく既にリアリティ。サムスンのS-UHDテレビのユーザーに楽しんでもらえる良質のコンテンツを届けたい」と意気込みを述べた。なお放送開始当初は、欧州サッカーなどスポーツ系のコンテンツが中心となるようだ。
なお、4K映像配信のパートナーとしては、NetflixやAmazon Instant Videoとの協業も発表。放送局のパートナーとしてCANAL+やBTの名も挙げられた。
Zoeller氏は壇上で、サムスンの液晶テレビのラインナップについて、今後全ての機種をアップデートでHDMI2.0aに対応させ、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」入力に対応させる考えも明らかにした。
またHDRのパッケージ対応については、Ultra HD Blu-rayへの対応へ積極に取り組む姿勢を強調。Ultra HD Blu-rayに対応するBDプレーヤーのプロトタイプ「UBD-K8500」を発表した。ヨーロッパでの商品化次期は来年初頭を見込む。
会場には実機が展示され、4K/HDRの映像が同社製液晶テレビに表示されていたが、実際にその映像がプロトタイププレーヤーから出力されているものか、本日取材を行った時点では同社担当者に確認できなかった。パネルに記載されている内容から確認できるスペックは、ビット深度は10bit対応で、4Kアップスケーラーを搭載。5GHz/2.4GHzのデュアルバンドWi-Fi接続機能やウェブブラウザを内蔵している。背面にはHDMIとUSB端子、光デジタル音声出力を1基ずつ搭載している。期間中に追加取材を試みたい。ブラックの本体はフロントパネルにトレイ式のドライブを搭載。天板にはUltra HD Blu-rayのロゴも配置されている。
HDRのパッケージソフトについても、サムスンが積極的な攻勢をしかける。カンファレンス会場にはゲストスピーカーとして20世紀FOXからプレジデントのMike Dunn氏、UHD Allianceのプレジデント兼20世紀FOXのチーフ・テクノロジーオフィサーであるHanno Basse氏が出席。20世紀FOXとサムスンが、4K映像コンテンツの制作を展開するために「FOXイノベーション・ラボ」を設立する方針を明らかにした。さらに20世紀FOXの映画作品「Kingsman: The Secret Service」がUltra HD Blu-rayのパッケージ作品として商品化されることも明らかになった。20世紀FOXのDunn氏は壇上で、「私も30年以上映像制作の仕事に携わっているが、コンシューマー製品としてサムスンのS-UHDテレビほど映像制作者の意図を忠実に再現してくれるディスプレイを他に知らない。高精細映像の視聴体験価値を変えてくれるテレビだ」と絶賛した。
今年のサムスンのプレスカンファレンスは、全体としてIoTに比重を置く内容となった。会場ではセンシング技術により、睡眠時のデータを取得して健康管理をサポートする「SleepSense」の商品化に関するアナウンスもされ、IoTが遠い将来の技術ではないことをサムスン電子ヨーロッパのプレジデントであるYH Eom氏が強調した。