• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/10/05 12:31

シャープ、8K解像度を実現 “AQUOS 4K NEXT” に70型モデル

HDRも対応予定。通常の4Kテレビ60型も
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
シャープ(株)は、4Kパネルながら、RGBYの4原色パネルを用いることで8K相当の解像度相当の表示を可能にした“AQUOS 4K NEXT” 70型モデル「LC-70XG35」を11月15日に発売する。価格はオープンだが85万円前後での販売が予想される。

“AQUOS 4K NEXT” 70型モデル「LC-70XG35」

同社では従来から、8K相当の解像度を実現した“AQUOS 4K NEXT” 80型モデル「80XU30」を発売していたが、168万円前後と高価だった。今回、70型モデルを投入して、価格を下げながら8K相当の解像度を実現した。

RGBYの4原色で1画素を構成する独自のパネルを搭載。これを分割駆動することで輝度ピークを4点作り、これにより解像度を4倍相当に高めることができる。

4原色パネルを分割駆動することで解像度を4倍に引き上げる

映像処理と液晶駆動エンジンは「X8-Master Engine PRO」という名称。映像によってコントラストや色を自動補正する「4Kアクティブコンディショナー」を内蔵したほか、前述のバックライト高精度スキャニング方式を取り入れた「超解像 分割駆動回路」も搭載している。

さらに、Ultra HD Blu-rayのHDRにも、2015年度内にソフトウェアアップデートで対応する予定。UV2A技術を採用していて高コントラストを実現しているのと同時に、LEDバックライトのローカルディミング技術「メガコントラスト」技術を搭載。輝き部分を映像信号から解析して最適な輝度で表示する。また輝き復元の映像補正処理も行う。

色域については、「高演色リッチカラーテクノロジー」を搭載。4原色パネルで色域を広げているだけでなく、LEDバックライトに独自の蛍光体を採用。2015年2月に発売した「LC-40H20」比で1.4倍の色再現範囲を実現したという。パネル表面処理は低反射のN-Blackパネル。さらに本機は「THX 4Kディスプレイ規格」の認証も取得している。

音声については「AROUND SPEAKER SYSTEM」を採用。画面両脇に、独立型スピーカーボックスに内蔵したドーム型トゥイーターを搭載しているほか、背面には大容量かつ低振動のウーファーを搭載。さらにミッドレンジスピーカーは上下に対抗配置し、文字通り画面全体を包み込むようなスピーカー配置となっている。スピーカー構成は「2.1ch 3ウェイ10スピーカー」となり、出力は65W。

HEVCデコーダーも備え、ひかりTVの4K VODも視聴可能。またNetflixの視聴にも対応している。HDMI端子は4系統4端子で、HDCP 2.2やITU-R BT.2020にも対応している。USBは3端子を設け、USB-HDDに2番組同時録画を行うこともできる。

4Kテレビの新モデル「LC-60XD35」も発売

LC-70XG35と同日の11月15日に、8K相当への解像度向上を行わない、通常の4Kテレビ「LC-60XD35」を発売する。価格はオープンだが55万円前後での販売が予想される。

4Kテレビ「LC-60XD35」

パネルにUV2A技術を用い、メガコントラスト技術を採用してHDRへ将来的にアップデートすることはLC-70XG35と同様。また映像エンジンも同じ「X8-Master Engine PRO」だが、本機は「超解像 分割駆動回路」を持たない。

また、高演色リッチカラーテクノロジーは搭載されておらず、THX 4Kディスプレイ規格の認証取得も行っていない。

音声は70型のAQUOS 4K NEXと同様。2.1ch 3ウェイ10スピーカー構成の「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載している。

そのほか、HEVCデコーダーの搭載、ひかりTVの4K VODやNETFLIXへの対応、4系統4端子のHDMI端子搭載なども「LC-70XG35」を踏襲している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-70XG35
  • 発売日2015年11月15日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格850,000円前後)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSHARP
  • 型番LC-60XD35
  • 発売日2015年11月15日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格550,000円前後)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX