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公開日 2018/02/01 12:17
NTT、雑談しながら自然に知識を伝える世界初の対話AIを開発
ロボ間対話で話題を制御
日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、雑談を通してユーザーに対話への興味を持たせつつ、その興味に応じて知識を伝達するという対話AIを開発したことを発表した。
本開発はNTTグループのAI関連技術corevoの研究開発の一環であり、NTTがこれまで培ってきた「複数ロボット連携による雑談制御技術」を応用し、2台のロボットの連携を通して対話の話題を適切にコントロールすることで、雑談と質問応答を違和感なく行き来できる対話を世界で初めて実現したという。
従来の対話AIを搭載したガイドロボットでは、ユーザーからの質問に回答するといった、ユーザからの要求に基づいて知識を伝えるための技術が開発の中心となっていたが、その一方、ガイドする物事自体や対話そのものに興味を持ってもらうためには、雑談を通してユーザーと打ち解ける機能も重要となる。
しかし、従来の対話AIでは質問応答などの知識を伝える対話を行う機能と、雑談を行う機能とが別々に作られてきたことから、質問応答と雑談を自由に行き来し、興味を持たせつつ知識を伝えるような対話は実現できなかった。
そこで、NTTはこれまで培ってきた複数ロボット連携による雑談制御技術を応用し、雑談と質問応答を連続的に行き来できるように対話の話題を自然に制御することで、ユーザーに興味を持ってもらいながら知識を伝える、新感覚の対話AIを世界で初めて実現。雑談と質問応答を違和感なく行き来できることで、雑談でユーザーに興味を持たせながら、知識を伝達する対話が可能となったとしている。
NTTではこれまで、対話を通してユーザーの満足度を高めたり興味や思考を引き出したりすることを目的とする雑談対話AIの実現に取り組んでおり、その一環として、人の感じ方を利用することで対話の満足度を向上させる、複数ロボット連携による雑談制御技術の開発を進めてきた。
これによると、現在の雑談対話AIは幅広い話題に対応するため浅く広い対話知識をもとにすることから、知識が十分でなくしばしば不自然な発話をしてしまい対話が破綻する問題があるという。
それを解決するため、複数のロボットが連携して話題を制御することで、ユーザーの自由な発話を許容しつつ、話題を質問応答可能な範囲に自然に限定。ロボット応答が少しずれた場合でも、自然に話題を移して印象悪化を回避する技術を用いた。
また、この話題制御を活かすことで雑談の話題の範囲を限定し、かつ利用頻度の高い知識を集中的に構築することで、詳細な対話知識による雑談対話を実現するとしている。
なお、本技術の実証実験を、京都市動物園にて2月1日〜28日の日程で実施予定。本実証実験では、動物園来場者との対話を通して本対話AIの有用性を検証するとともに、将来の対話AIの研究開発に寄与するデータの収集を行うとのこと。
本開発はNTTグループのAI関連技術corevoの研究開発の一環であり、NTTがこれまで培ってきた「複数ロボット連携による雑談制御技術」を応用し、2台のロボットの連携を通して対話の話題を適切にコントロールすることで、雑談と質問応答を違和感なく行き来できる対話を世界で初めて実現したという。
従来の対話AIを搭載したガイドロボットでは、ユーザーからの質問に回答するといった、ユーザからの要求に基づいて知識を伝えるための技術が開発の中心となっていたが、その一方、ガイドする物事自体や対話そのものに興味を持ってもらうためには、雑談を通してユーザーと打ち解ける機能も重要となる。
しかし、従来の対話AIでは質問応答などの知識を伝える対話を行う機能と、雑談を行う機能とが別々に作られてきたことから、質問応答と雑談を自由に行き来し、興味を持たせつつ知識を伝えるような対話は実現できなかった。
そこで、NTTはこれまで培ってきた複数ロボット連携による雑談制御技術を応用し、雑談と質問応答を連続的に行き来できるように対話の話題を自然に制御することで、ユーザーに興味を持ってもらいながら知識を伝える、新感覚の対話AIを世界で初めて実現。雑談と質問応答を違和感なく行き来できることで、雑談でユーザーに興味を持たせながら、知識を伝達する対話が可能となったとしている。
NTTではこれまで、対話を通してユーザーの満足度を高めたり興味や思考を引き出したりすることを目的とする雑談対話AIの実現に取り組んでおり、その一環として、人の感じ方を利用することで対話の満足度を向上させる、複数ロボット連携による雑談制御技術の開発を進めてきた。
これによると、現在の雑談対話AIは幅広い話題に対応するため浅く広い対話知識をもとにすることから、知識が十分でなくしばしば不自然な発話をしてしまい対話が破綻する問題があるという。
それを解決するため、複数のロボットが連携して話題を制御することで、ユーザーの自由な発話を許容しつつ、話題を質問応答可能な範囲に自然に限定。ロボット応答が少しずれた場合でも、自然に話題を移して印象悪化を回避する技術を用いた。
また、この話題制御を活かすことで雑談の話題の範囲を限定し、かつ利用頻度の高い知識を集中的に構築することで、詳細な対話知識による雑談対話を実現するとしている。
なお、本技術の実証実験を、京都市動物園にて2月1日〜28日の日程で実施予定。本実証実験では、動物園来場者との対話を通して本対話AIの有用性を検証するとともに、将来の対話AIの研究開発に寄与するデータの収集を行うとのこと。