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公開日 2018/11/21 19:05
「AQUOS 4Kレコーダー」、新4K衛星放送を “録る” だけでなく “見る” にも便利。詳細を聞いた
メディア向け説明会を開催
シャープは、新4K衛星放送を視聴・録画できる BS4K・110度CS4Kチューナーを内蔵するBDレコーダー「AQUOS 4Kレコーダー」のメディア向け説明会を開催。製品特徴はもちろん、4K放送の市場動向についてもあわせて解説した。
■スタート迫る新4K衛星放送を視聴・録画可能なBDレコーダー
AQUOS 4KレコーダーはHDD容量4TBモデル「4B-C40AT3」(予想実売価格140,000円前後)と、2TBモデル「4B-C20AT3」(予想実売価格110,000円前後)の2機種をラインナップ(関連ニュース)。正式な発売日は今週末11月24日からだが、すでに一部の販売店では着荷、販売を開始しており「もうお買い上げいただいたお客様もいらっしゃる」(シャープ スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部 BD推進部 岩崎氏)という。
なんといっても大きな特徴なのが、12月1日からスタートする新4K衛星放送(以下、4K放送)用チューナーを内蔵していること。4Kテレビに本機を接続することで、同放送を視聴・録画できる(ただし、すべての4Kチャンネルを視聴するにはアンテナなども対応のものを用意する必要がある)。
4Kチューナー1基のほか、従来の地デジ/BS/110度CSチューナーも3基搭載。もちろんこれまでのレコーダーと同様、地デジ番組や2KのBS/110度CS番組も視聴・録画できる。また4Kコンテンツでは、もちろんUltra HD Blu-ray(UHD BD)の再生にも対応している。
4K放送の録画は放送時の画質のまま録画するDRモードのみで、4TBモデルの場合は約262時間、2TBモデルでは約130時間録画可能。外付けのUSB-HDDに4K放送を録画することもできる。なお録画後に圧縮率の高い(データ容量が少ない)他の画質モードに変換するなどといったことはできない。
録画した4K番組は、そのままブルーレイディスクにダビングして残すことができる。3層100GBのブルーレイディスクに約6時間20分の4K録画が可能だ。
4K放送の番組録画に際して、オートチャプター機能は現在のところ利用できないが、今後のアップデートで対応を予定している。いままでの試験放送ではCMが入っていなかったことなどから、正確な検証が行えなかったためという。
なお、4K放送の録画データをダビングしたBDは、4K放送に対応したUHD BDレコーダー/プレーヤーでしか再生できない。これは4K放送番組とUltra HD Blu-rayとの規格に互換性がないためだ。また本機はSeeQVault対応だが、SeeQVaultにはまだ4K用の規格が策定されていないため、4K番組の録画データを他のSeeQVault対応機器に移すなどといったことはできない。
4K放送で用いられるHLG方式のHDRコンテンツを、HDR10方式のHDRに変換して出力する機能も装備。HLGに対応していない4Kテレビとの接続でも4K放送を視聴できるようにしている。
番組表(EPG)や録画番組リストのUIも4K化。細かな文字やサムネイル画像も4K画質で鮮明に見られるようになった。なお、録画リストには4K番組と地デジ等の2K番組が一緒に並べられ、4K番組にはサムネイルに4Kアイコンが表示される。
■新4K衛星放送の視聴・録画には注意点も
前出の岩崎氏は、国内BDレコーダー市場が200万台規模で推移していることを紹介。「アナログ停波以後は落ち込んでいたが底を打ち、2018年には上振れした。2020年に向けてこのまま微増傾向が続き、4K対応モデル(4Kチューナー内蔵機とUHD BD再生対応機の合計)の比率は半分を占めるくらいまで行くのではないか」と語る。
また、日本国内には4Kチューナーを内蔵しない4Kテレビが現在500万台程度存在しているという、JEITAの調査結果にも言及。「そうした4Kテレビに、4Kレコーダーやチューナーを外付けしていただき、4K放送を美しく楽しんでもらいたいという思いで、今回のような製品を提案している」と述べた。
なお新4K放送では従来からの右旋波に加えて新たに左旋波も使用するため、左旋波も使うチャンネルの視聴には左旋波の受信に対応したアンテナも必要。また、左旋波は右旋波よりも高周波帯域を使用するため、4K放送対応のブースターなども必要になる。
加えて岩崎氏は、従来の2Kレコーダーを本機と併用するケースについて留意しなくてはいけないポイントがあると紹介。「2Kレコーダーは左旋BS/左旋110度CSの信号はアンテナ出力されないため、4Kレコーダーより(アンテナ壁面端子から見て)前段に接続しないようにお気をつけいただきたい。壁面端子から最初に本機や4K放送チューナー対応機器を接続するか、まず分配器で信号を分配するなどの方法をとる必要がある」と説明した。
4K関連以外では、「スポーツ」や「音楽」など指定したジャンルの番組だけをEPGで強調表示する「指定ジャンル強調」などの新機能を装備。同機能では「例えば、『NHKで西野カナが出るらしいよ』のようにアバウトな情報を聞いたときに、まずNHKを絞り込んで表示したあと、さらに音楽番組だけを強調表示することで目的の番組を探しやすくなる」という。
また、新たに映像信号と音声信号を分けて出力できるようにHDMI出力を2系統搭載。「クリアサウンドコンディショナー」も搭載するなど、音質面も強化している。
そのほか「AQUOS視聴・録画ランキング表示」にも新たに対応。「4Kが見られる、録画できるだけでなく、レコーダーとして使いやすくなる機能もどんどん入れていきたい。基本的なレコーダーとしての使い勝手の良さを持ちつつ4Kも見られるようになったというのが本機のポイントだ」とアピールした。
■スタート迫る新4K衛星放送を視聴・録画可能なBDレコーダー
AQUOS 4KレコーダーはHDD容量4TBモデル「4B-C40AT3」(予想実売価格140,000円前後)と、2TBモデル「4B-C20AT3」(予想実売価格110,000円前後)の2機種をラインナップ(関連ニュース)。正式な発売日は今週末11月24日からだが、すでに一部の販売店では着荷、販売を開始しており「もうお買い上げいただいたお客様もいらっしゃる」(シャープ スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部 BD推進部 岩崎氏)という。
なんといっても大きな特徴なのが、12月1日からスタートする新4K衛星放送(以下、4K放送)用チューナーを内蔵していること。4Kテレビに本機を接続することで、同放送を視聴・録画できる(ただし、すべての4Kチャンネルを視聴するにはアンテナなども対応のものを用意する必要がある)。
4Kチューナー1基のほか、従来の地デジ/BS/110度CSチューナーも3基搭載。もちろんこれまでのレコーダーと同様、地デジ番組や2KのBS/110度CS番組も視聴・録画できる。また4Kコンテンツでは、もちろんUltra HD Blu-ray(UHD BD)の再生にも対応している。
4K放送の録画は放送時の画質のまま録画するDRモードのみで、4TBモデルの場合は約262時間、2TBモデルでは約130時間録画可能。外付けのUSB-HDDに4K放送を録画することもできる。なお録画後に圧縮率の高い(データ容量が少ない)他の画質モードに変換するなどといったことはできない。
録画した4K番組は、そのままブルーレイディスクにダビングして残すことができる。3層100GBのブルーレイディスクに約6時間20分の4K録画が可能だ。
4K放送の番組録画に際して、オートチャプター機能は現在のところ利用できないが、今後のアップデートで対応を予定している。いままでの試験放送ではCMが入っていなかったことなどから、正確な検証が行えなかったためという。
なお、4K放送の録画データをダビングしたBDは、4K放送に対応したUHD BDレコーダー/プレーヤーでしか再生できない。これは4K放送番組とUltra HD Blu-rayとの規格に互換性がないためだ。また本機はSeeQVault対応だが、SeeQVaultにはまだ4K用の規格が策定されていないため、4K番組の録画データを他のSeeQVault対応機器に移すなどといったことはできない。
4K放送で用いられるHLG方式のHDRコンテンツを、HDR10方式のHDRに変換して出力する機能も装備。HLGに対応していない4Kテレビとの接続でも4K放送を視聴できるようにしている。
番組表(EPG)や録画番組リストのUIも4K化。細かな文字やサムネイル画像も4K画質で鮮明に見られるようになった。なお、録画リストには4K番組と地デジ等の2K番組が一緒に並べられ、4K番組にはサムネイルに4Kアイコンが表示される。
■新4K衛星放送の視聴・録画には注意点も
前出の岩崎氏は、国内BDレコーダー市場が200万台規模で推移していることを紹介。「アナログ停波以後は落ち込んでいたが底を打ち、2018年には上振れした。2020年に向けてこのまま微増傾向が続き、4K対応モデル(4Kチューナー内蔵機とUHD BD再生対応機の合計)の比率は半分を占めるくらいまで行くのではないか」と語る。
また、日本国内には4Kチューナーを内蔵しない4Kテレビが現在500万台程度存在しているという、JEITAの調査結果にも言及。「そうした4Kテレビに、4Kレコーダーやチューナーを外付けしていただき、4K放送を美しく楽しんでもらいたいという思いで、今回のような製品を提案している」と述べた。
なお新4K放送では従来からの右旋波に加えて新たに左旋波も使用するため、左旋波も使うチャンネルの視聴には左旋波の受信に対応したアンテナも必要。また、左旋波は右旋波よりも高周波帯域を使用するため、4K放送対応のブースターなども必要になる。
加えて岩崎氏は、従来の2Kレコーダーを本機と併用するケースについて留意しなくてはいけないポイントがあると紹介。「2Kレコーダーは左旋BS/左旋110度CSの信号はアンテナ出力されないため、4Kレコーダーより(アンテナ壁面端子から見て)前段に接続しないようにお気をつけいただきたい。壁面端子から最初に本機や4K放送チューナー対応機器を接続するか、まず分配器で信号を分配するなどの方法をとる必要がある」と説明した。
4K関連以外では、「スポーツ」や「音楽」など指定したジャンルの番組だけをEPGで強調表示する「指定ジャンル強調」などの新機能を装備。同機能では「例えば、『NHKで西野カナが出るらしいよ』のようにアバウトな情報を聞いたときに、まずNHKを絞り込んで表示したあと、さらに音楽番組だけを強調表示することで目的の番組を探しやすくなる」という。
また、新たに映像信号と音声信号を分けて出力できるようにHDMI出力を2系統搭載。「クリアサウンドコンディショナー」も搭載するなど、音質面も強化している。
そのほか「AQUOS視聴・録画ランキング表示」にも新たに対応。「4Kが見られる、録画できるだけでなく、レコーダーとして使いやすくなる機能もどんどん入れていきたい。基本的なレコーダーとしての使い勝手の良さを持ちつつ4Kも見られるようになったというのが本機のポイントだ」とアピールした。