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公開日 2019/04/27 19:50
<ヘッドフォン祭>サーモスの魔法びん応用ヘッドホン/スピーカーも熱い! 卵型/無垢材/ひのきなど多種多様
クラウドファンディングで登場予定の真空管アンプも
4月27日から28日にかけて、東京・中野サンプラザで行われているオーディオイベント「春のヘッドフォン祭2019」。会場ではスピーカーブランドの出品も多く見られれた。本稿では、これらスピーカーなどを扱うブースについて11階・13階ロビーにおいてレポートする。
■サーモス
サーモスでは、オーディオブランド「VECLOS」の製品を一挙展示。同社が魔法びんで培ってきた “真空技術” を活かした製品を一挙展示した。
イヤホンでは、ハウジングにチタンを使ったイヤホン「EPS-700」、ハウジングにステンレスを用いた「EPS-700」など4機種を出展。ヘッドホンでも同じく真空技術を活用したチタンモデル「HPT-700」や、ステンレスモデル「HPS-500」が視聴できるようになっていた。なおこれら6機種の違いは、当サイトの過去時事でも何度かにわけて紹介をおこなっている。
エンクロージャーに真空を用いたスピーカー「SSB-380S」も展示され、Macbookと組み合わされ実際の音が体験できるようになっていた。また、製品を試聴するとケーブルクリップがプレゼントされるキャンペーンも開催。数量限定ではないとのことなので2日目の来場者もブースを訪れることをおすすめしたい。
■Olasonic
Olasonicは、Bluetooth製品を中心に展示。卵型のスピーカーやBluetoothレシーバーなどが出展されていた。
昨年6月に発売された「IA-BT7」は、ウッドキャビネットを採用したBluetoothスピーカー、ドライバーに2機のトゥイーターと1機のウーファーを備えており、BluetoothコーデックではLDAC、aptX HDに対応し、ハイレゾ再生も行える。また卵型を採用したPC用パワードスピーカー「TW-09」はPCを組み合わせて試聴デモを実施するほか、Bluetoothレシーバーも組み合わされた。
“スタイリッシュオーディオシステム” Mariage Elleは、プリメインアンプ、Bluetoothレシーバー、CDプレーヤー、スピーカーなどがセットになった製品。スピーカーは英・モニターオーディオ製で、「サテンホワイト」色はこのモデルのための限定色だという。
■GREEN FUNDING
クラウドファンディングサイト、GREEN FUNDINGもブースを展開。すでに開始されているプロジェクトとして、PC用外付けモニター「Mobile Pixels DUEX」、車載用暗視モニター「Lanmodo ナイトビジョンシステム」、枕スピーカー「HUMU」の3製品が展示され、実際に体験できる展示だった。
また後述するMHaudioの真空管アンプについて、近日開始予定だと紹介を行っており、MHaudioでは実機が展示されていると案内を行っていた。
■MHaudio
MHaudioは、近日中に上記GREEN FUNDINGにおいて発売予定の真空管アンプ、「UA-1」を出展。このアンプは真空管とデジタルアンプの2つを用いたハイブリッド構成となっており、アナログ入力とUSB入力に対応している。
USB入力は48kHzの対応となり、ハイレゾには対応しない。またアンプの出力は6W+6W(8Ω)となっている。製造は国内でやっているとのことで、シャーシにはステンレス、ダイヤルはアルミを削り出したものが使用されている。会場では、同社のスピーカー「WAON」と組み合わされてデモが実施されていた。
また今回のヘッドフォン祭のためにつくったという、消防用ホースを素材に用いたバッグ(12,960円・税込/会場特価12,960円・税込)を販売。平成と令和を記念し今回のイベントのために制作した「オリジナルブレンドコーヒー」もブースに並んでいた。
■松葉製作所
広島県府中市から松葉製作所が初出展。主に自動車エンジン部品の鋳造木型を製造するという個人事業所で、この度スピーカーの製造・販売を開始したとのこと。今まで近隣の家具店での展示やWEB販売を行っていたが、今回イベントに初出展を行ったという。
スピーカーの内部はスパイラル形状を採用しており、徐々に音道を広くしていくことで、ラッパやホルンのような効果が得られるという。また無垢の木材を採用することで質感を高めるとともに、ジャズ・女性ボーカルに合うような、まろやかな音が特徴だと説明されていた。なお通常価格は170,000円(税抜/1本)。
同社ではエンジン部品レベルの精度で加工を行っていることも特徴の1つだとアピールしており、同様に無垢材を使用したスマートフォンケースの販売も行っている。光を透かすことができるほどの薄さまで加工しているという。今回が初出展となるが、今後はウッドハウジングのヘッドホンにも挑戦したいと話していた。
■A&Cオーディオ
A&Cオーディオでは、Triphonicのデスクトップスピーカー「Evangelist-102(350,000円・税抜/ペア)」「Evangelist-061(138,000円・税抜/ペア・標準色)」のデモを実施。ともに説明員は「立体映像を音で表現するスピーカー。音がスピーカーより奥から鳴っているように聴こえ、スピーカーの存在が消えてなくなる」と話す。
これを実現するためにデジタル処理などを行っているわけではなく、Evangelist-102では、筐体に段差を設けることで、ウーファーとトゥイーターのタイムアライメントを調整し、位相差特性追求しているという。またEvangelist-061はシングルユニットなものの筐体が振動しないようにすることで不要な音を抑制し、自然な音を目指したとのことで、これらによって先述した、立体のような音を実現しているという。
真空管オーディオフェアでのデモとは違い、今回のヘッドフォン祭では机上に設置し、ニアフィールドで展示を実施。説明員によると、通常の広く空間をとる設置方法だけでなく、今回のようなニアフィールドでのリスニングにも適しているとのことだ。
■オーディフィル
AudiFillは、今回最終チューニングが初めて展示されたスピーカー「Concept-SOLA(240,000円・税込/ペア)」の音出し展示を実施。筐体にはひのきを採用する。この素材を採用するにあたって、マホガニーなど30種類以上の木材を視聴したというが、最終的に奈良県・吉野産のひのきの採用に至ったという。
ひのきの特徴として、「つよくてやわらか。音の重なりを分離して綺麗に鳴らすため、女性ボーカル、特にアニメソングのような音数の多い音楽が合う」と説明員は話していた。なお木目の向きなどによって音が変わるので、1点1点選別を行いながら左右スピーカーの特性を揃えるように、手作業で制作しているという。
会場ではConcept-SOLAのほか、2年ほど前に発売したという「PR-83Sol」も展示。こちらの個体は販売もおこなっており、エージングも進んでいるためお薦めだとアピールしていた。
ヘッドフォン祭は明日4月28日まで中野サンプラザで開催。なお、イベント2日めの28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。
■サーモス
サーモスでは、オーディオブランド「VECLOS」の製品を一挙展示。同社が魔法びんで培ってきた “真空技術” を活かした製品を一挙展示した。
イヤホンでは、ハウジングにチタンを使ったイヤホン「EPS-700」、ハウジングにステンレスを用いた「EPS-700」など4機種を出展。ヘッドホンでも同じく真空技術を活用したチタンモデル「HPT-700」や、ステンレスモデル「HPS-500」が視聴できるようになっていた。なおこれら6機種の違いは、当サイトの過去時事でも何度かにわけて紹介をおこなっている。
エンクロージャーに真空を用いたスピーカー「SSB-380S」も展示され、Macbookと組み合わされ実際の音が体験できるようになっていた。また、製品を試聴するとケーブルクリップがプレゼントされるキャンペーンも開催。数量限定ではないとのことなので2日目の来場者もブースを訪れることをおすすめしたい。
■Olasonic
Olasonicは、Bluetooth製品を中心に展示。卵型のスピーカーやBluetoothレシーバーなどが出展されていた。
昨年6月に発売された「IA-BT7」は、ウッドキャビネットを採用したBluetoothスピーカー、ドライバーに2機のトゥイーターと1機のウーファーを備えており、BluetoothコーデックではLDAC、aptX HDに対応し、ハイレゾ再生も行える。また卵型を採用したPC用パワードスピーカー「TW-09」はPCを組み合わせて試聴デモを実施するほか、Bluetoothレシーバーも組み合わされた。
“スタイリッシュオーディオシステム” Mariage Elleは、プリメインアンプ、Bluetoothレシーバー、CDプレーヤー、スピーカーなどがセットになった製品。スピーカーは英・モニターオーディオ製で、「サテンホワイト」色はこのモデルのための限定色だという。
■GREEN FUNDING
クラウドファンディングサイト、GREEN FUNDINGもブースを展開。すでに開始されているプロジェクトとして、PC用外付けモニター「Mobile Pixels DUEX」、車載用暗視モニター「Lanmodo ナイトビジョンシステム」、枕スピーカー「HUMU」の3製品が展示され、実際に体験できる展示だった。
また後述するMHaudioの真空管アンプについて、近日開始予定だと紹介を行っており、MHaudioでは実機が展示されていると案内を行っていた。
■MHaudio
MHaudioは、近日中に上記GREEN FUNDINGにおいて発売予定の真空管アンプ、「UA-1」を出展。このアンプは真空管とデジタルアンプの2つを用いたハイブリッド構成となっており、アナログ入力とUSB入力に対応している。
USB入力は48kHzの対応となり、ハイレゾには対応しない。またアンプの出力は6W+6W(8Ω)となっている。製造は国内でやっているとのことで、シャーシにはステンレス、ダイヤルはアルミを削り出したものが使用されている。会場では、同社のスピーカー「WAON」と組み合わされてデモが実施されていた。
また今回のヘッドフォン祭のためにつくったという、消防用ホースを素材に用いたバッグ(12,960円・税込/会場特価12,960円・税込)を販売。平成と令和を記念し今回のイベントのために制作した「オリジナルブレンドコーヒー」もブースに並んでいた。
■松葉製作所
広島県府中市から松葉製作所が初出展。主に自動車エンジン部品の鋳造木型を製造するという個人事業所で、この度スピーカーの製造・販売を開始したとのこと。今まで近隣の家具店での展示やWEB販売を行っていたが、今回イベントに初出展を行ったという。
スピーカーの内部はスパイラル形状を採用しており、徐々に音道を広くしていくことで、ラッパやホルンのような効果が得られるという。また無垢の木材を採用することで質感を高めるとともに、ジャズ・女性ボーカルに合うような、まろやかな音が特徴だと説明されていた。なお通常価格は170,000円(税抜/1本)。
同社ではエンジン部品レベルの精度で加工を行っていることも特徴の1つだとアピールしており、同様に無垢材を使用したスマートフォンケースの販売も行っている。光を透かすことができるほどの薄さまで加工しているという。今回が初出展となるが、今後はウッドハウジングのヘッドホンにも挑戦したいと話していた。
■A&Cオーディオ
A&Cオーディオでは、Triphonicのデスクトップスピーカー「Evangelist-102(350,000円・税抜/ペア)」「Evangelist-061(138,000円・税抜/ペア・標準色)」のデモを実施。ともに説明員は「立体映像を音で表現するスピーカー。音がスピーカーより奥から鳴っているように聴こえ、スピーカーの存在が消えてなくなる」と話す。
これを実現するためにデジタル処理などを行っているわけではなく、Evangelist-102では、筐体に段差を設けることで、ウーファーとトゥイーターのタイムアライメントを調整し、位相差特性追求しているという。またEvangelist-061はシングルユニットなものの筐体が振動しないようにすることで不要な音を抑制し、自然な音を目指したとのことで、これらによって先述した、立体のような音を実現しているという。
真空管オーディオフェアでのデモとは違い、今回のヘッドフォン祭では机上に設置し、ニアフィールドで展示を実施。説明員によると、通常の広く空間をとる設置方法だけでなく、今回のようなニアフィールドでのリスニングにも適しているとのことだ。
■オーディフィル
AudiFillは、今回最終チューニングが初めて展示されたスピーカー「Concept-SOLA(240,000円・税込/ペア)」の音出し展示を実施。筐体にはひのきを採用する。この素材を採用するにあたって、マホガニーなど30種類以上の木材を視聴したというが、最終的に奈良県・吉野産のひのきの採用に至ったという。
ひのきの特徴として、「つよくてやわらか。音の重なりを分離して綺麗に鳴らすため、女性ボーカル、特にアニメソングのような音数の多い音楽が合う」と説明員は話していた。なお木目の向きなどによって音が変わるので、1点1点選別を行いながら左右スピーカーの特性を揃えるように、手作業で制作しているという。
会場ではConcept-SOLAのほか、2年ほど前に発売したという「PR-83Sol」も展示。こちらの個体は販売もおこなっており、エージングも進んでいるためお薦めだとアピールしていた。
ヘッドフォン祭は明日4月28日まで中野サンプラザで開催。なお、イベント2日めの28日には、特売コーナーの全製品が5%オフになる「ファイルウェブ割」を実施。ファイルウェブの「春のヘッドフォン祭2019」関連記事を(この記事含む)表示したスマホを、フジヤエービックの販売スタッフに見せるだけで割引が適用される。