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公開日 2022/10/17 18:41
<CEATEC>キーワードは「SDGs」。ソニー、東芝が環境貢献への取り組みをアピール
一般開催は10/18から
エレクトロニクス/IoT関連の見本市「CEATEC 2022」が、10月18日-21日に3年ぶりに幕張メッセで開催される。それに先駆けて本日10月17日、一部の展示がメディア向けに公開された。ここではHALL8にブースを構えるソニー、東芝の展示をレポートする。
■ソニー
ソニーブースは、「ずっと、地球で感動を分かち合うために。」をテーマに、同社製品・ソリューションを通じた環境に関する取り組みを展示。ブースでは「地球視点」「社会視点」「人視点」という3つの観点から、環境に貢献するさまざまな事例が紹介された。
地球視点のソリューションとしては、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが現在開発中のPlayStation向けアプリケーション「Climate Station」のデモ映像を再生。本アプリケーションは、世界中で発生している山火事などの自然災害を、複雑な気候データを基に再現するもので、VRを用いた没入感によって、現在地球が冒されている環境問題・気候変動への関心を高めることを狙いにしている。ローンチ予定は2023年春頃、PlayStation Storeにて無料で配信予定とのことだ。
同テーマの展示には、「STAR SPHERE」プロジェクトのソニー製のカメラを搭載した実寸大モデル、および衛星から撮影される映像をシミュレートできる「Space Shooting Lab」を用意。衛星は今年の冬の打ち上げを予定しており、先記のClimate Stationと合わせて “地球の現状” について、さまざまな方法で探っていくとしている。
社会視点のソリューションとしては、大型のCrystal LEDディスプレイを用いたバーチャルプロダクション撮影と、EV「VISION-S 02」を軸とした展示を実施。
バーチャルプロダクションの展示では、Crystal LEDディスプレイに投影した自然背景をバックに、同社のシネマカメラ「VENICE」によるリアルタイム撮影デモンストレーションが随時行われている。一見技術デモのように見える展示ではあるが、同社の試算によると、バーチャルプロダクションを撮影に用いることで、ロケ撮影比で、機材および人員の移動などで生じるCO2の発生量を大幅に抑えることができると説明。環境負荷を抑えた映像制作が可能であることをアピールしている。
CES2022で展示されたSUVタイプのEV、 VISION-S 02を介したソリューションでは、「脱化石燃料」というEVの特性以外に、搭載される大型蓄電器による家庭内エネルギーの備蓄といったコミュニティに根付いた運用を紹介。ほか、車内のエクステリアについても、廃棄される籾殻からの再利用素材「Triporous(トリポーラス)」や、竹素材の使用など徹底された環境負荷への配慮が行われたプロダクトであることが解説された。
人視点のソリューションでは、同社製品に使用されるマテリアルや、梱包素材についての取り組みをフィーチャー。「WF-1000XM4」「WH-1000XM5」といったオーディオ製品や、「Xperia 1 IV」のパッケージにも使用される、竹・さとうきび・市場回収リサイクルペーパーなどをベースとした「オリジナルブレンドマテリアル」を紹介した。アースカラーを基調としたパッケージカラーも環境配慮を促す意図があるとのこと。同ブースの展示什器やブラインドカーテン、ソニーロゴも同素材で作られているという。
オーディオ関連のマテリアルでは「高音質再生プラスチック」を展示。本素材は高い再生材率と音質を両立したとのことで、使用事例としてサウンドバー「HT-S400」付属のサブウーファーの背面パネル部や、ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XE300」を紹介。再生素材を音響製品に使う上で、既存の部材にどれだけ音質を近づけられるか、素材の配合による音質向上を逐次確認を進めながら、目指す音質に到達させたという。
■東芝
東芝ブースでは、「人と、地球の、明日のために。」をスローガンに、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に貢献するグループ技術・ソリューションを展示。
主な展示内容として、旅客機などの大型モビリティにも適用可能な大出力の高速超電導モーターのモックや、家電・自動車などあらゆる電気機器のパワーロスを削減するパワー半導体の実物展示を展開。いずれの技術も、脱化石燃料や、エネルギー効率の向上に伴う省エネ化という観点で、限りある資源の有効活用と環境配慮を意識したプロダクトとなっている。
また、グループ会社である東芝テックが提供するレシート管理アプリ、「スマートレシート」から得られる購買データを統計化し、ユーザーの消費行動パターンを閲覧・分析できる広告社向けのサブスクリプションサービス「Data flip」といったソリューションを展示。スマートレシートアプリに入力されたユーザーデータから、性別・年齢ごとの購買率や、指定商品の売上などを直感的に表示させ、それを元に広告のさらなる効果訴求を図ることができるとブーススタッフはアピールしていた。
■ソニー
ソニーブースは、「ずっと、地球で感動を分かち合うために。」をテーマに、同社製品・ソリューションを通じた環境に関する取り組みを展示。ブースでは「地球視点」「社会視点」「人視点」という3つの観点から、環境に貢献するさまざまな事例が紹介された。
地球視点のソリューションとしては、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが現在開発中のPlayStation向けアプリケーション「Climate Station」のデモ映像を再生。本アプリケーションは、世界中で発生している山火事などの自然災害を、複雑な気候データを基に再現するもので、VRを用いた没入感によって、現在地球が冒されている環境問題・気候変動への関心を高めることを狙いにしている。ローンチ予定は2023年春頃、PlayStation Storeにて無料で配信予定とのことだ。
同テーマの展示には、「STAR SPHERE」プロジェクトのソニー製のカメラを搭載した実寸大モデル、および衛星から撮影される映像をシミュレートできる「Space Shooting Lab」を用意。衛星は今年の冬の打ち上げを予定しており、先記のClimate Stationと合わせて “地球の現状” について、さまざまな方法で探っていくとしている。
社会視点のソリューションとしては、大型のCrystal LEDディスプレイを用いたバーチャルプロダクション撮影と、EV「VISION-S 02」を軸とした展示を実施。
バーチャルプロダクションの展示では、Crystal LEDディスプレイに投影した自然背景をバックに、同社のシネマカメラ「VENICE」によるリアルタイム撮影デモンストレーションが随時行われている。一見技術デモのように見える展示ではあるが、同社の試算によると、バーチャルプロダクションを撮影に用いることで、ロケ撮影比で、機材および人員の移動などで生じるCO2の発生量を大幅に抑えることができると説明。環境負荷を抑えた映像制作が可能であることをアピールしている。
CES2022で展示されたSUVタイプのEV、 VISION-S 02を介したソリューションでは、「脱化石燃料」というEVの特性以外に、搭載される大型蓄電器による家庭内エネルギーの備蓄といったコミュニティに根付いた運用を紹介。ほか、車内のエクステリアについても、廃棄される籾殻からの再利用素材「Triporous(トリポーラス)」や、竹素材の使用など徹底された環境負荷への配慮が行われたプロダクトであることが解説された。
人視点のソリューションでは、同社製品に使用されるマテリアルや、梱包素材についての取り組みをフィーチャー。「WF-1000XM4」「WH-1000XM5」といったオーディオ製品や、「Xperia 1 IV」のパッケージにも使用される、竹・さとうきび・市場回収リサイクルペーパーなどをベースとした「オリジナルブレンドマテリアル」を紹介した。アースカラーを基調としたパッケージカラーも環境配慮を促す意図があるとのこと。同ブースの展示什器やブラインドカーテン、ソニーロゴも同素材で作られているという。
オーディオ関連のマテリアルでは「高音質再生プラスチック」を展示。本素材は高い再生材率と音質を両立したとのことで、使用事例としてサウンドバー「HT-S400」付属のサブウーファーの背面パネル部や、ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XE300」を紹介。再生素材を音響製品に使う上で、既存の部材にどれだけ音質を近づけられるか、素材の配合による音質向上を逐次確認を進めながら、目指す音質に到達させたという。
■東芝
東芝ブースでは、「人と、地球の、明日のために。」をスローガンに、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に貢献するグループ技術・ソリューションを展示。
主な展示内容として、旅客機などの大型モビリティにも適用可能な大出力の高速超電導モーターのモックや、家電・自動車などあらゆる電気機器のパワーロスを削減するパワー半導体の実物展示を展開。いずれの技術も、脱化石燃料や、エネルギー効率の向上に伴う省エネ化という観点で、限りある資源の有効活用と環境配慮を意識したプロダクトとなっている。
また、グループ会社である東芝テックが提供するレシート管理アプリ、「スマートレシート」から得られる購買データを統計化し、ユーザーの消費行動パターンを閲覧・分析できる広告社向けのサブスクリプションサービス「Data flip」といったソリューションを展示。スマートレシートアプリに入力されたユーザーデータから、性別・年齢ごとの購買率や、指定商品の売上などを直感的に表示させ、それを元に広告のさらなる効果訴求を図ることができるとブーススタッフはアピールしていた。