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公開日 2024/01/11 20:03
<CES>サムスン、低反射の有機ELテレビや第3世代QD-OLEDなど最新パネル技術をアピール
360度折りたためるデバイスも発表
Samsungグループは、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES 2024」にあわせて、光の反射を抑えた「OLEDグレアフリー」技術搭載の有機ELテレビをはじめ、最新のパネル技術を投入したモデル群を発表した。
Samsung Electronicsでは有機ELテレビのラインナップを拡充。2024年の有機ELモデルには、新たに設計されたというOLEDグレアフリー技術を投入した。本技術では特殊なハードコーティング層と表面コーティングパターンを用いることで、反射を軽減しながら、色の精度を維持しつつ鮮明な画像を実現。光沢と反射のトレードオフを解消し、日光の差し込む明るい環境でも没入型の視聴体験を提供するという。
ラインナップとして、明るさを従来から20%向上させるとともに、144Hzの高リフレッシュレートにも対応する77インチの「S95D」、42インチから83インチまでのサイズを用意する「S90D」「S85D」シリーズが展開される。
また世界初だというワイヤレス接続対応の8Kプロジェクター「Premiere 8K」も発表。超短焦点での投写が可能で、特許取得済みの「サウンドオンスクリーン」技術と内蔵トップスピーカーによって、臨場感あふれるサウンドを提供するとしている。
Samsung Displayは、量子ドット技術を組み合わせた独自有機EL「QD-OLED」の第3世代パネルを発表。高度なパネル駆動技術とAIを利用することで、入手可能なOLEDテレビパネルのなかで最も明るいという3000nit以上の最大輝度を実現したという。あわせて、各RGBカラーの明るさも大幅に向上しており、昨年のバージョンと比較して約50%増加しているとのことだ。
ほかにも、自発光型モニターの中で最高のピクセル密度および解像度を備えたという31.5型のQD-OLEDモニターの発売もアナウンスした。ピクセル密度は140PPIにおよび、これは65型の8Kテレビと同等だという。リフレッシュレートも最大240Hzにまで対応する。
さらに量産パネルの中で最高となるリフレッシュレート360Hzをサポートする27型パネルの発売予告。高リフレッシュレートとQD-OLEDならではの素早い応答時間により、ゲームやスポーツといった動きのあるコンテンツへの向上感が高まるとアピールしている。
テレビ以外のパネル技術も豊富に紹介されている。独自の内外折りたたみ技術により360度の折りたたみに対応した、携帯電話デザインの折りたたみ式デバイス「In&Out Flip」もその1つ。従来の折りたたみ型デバイスでは、折りたたんだ際に情報を表示するために、外側にも追加のパネルが必要となるが、In&Out Flipでは外側に折りたためるため、より薄くデザインできているという。
折りたたみ技術に、スライド方式も組み合わせた有機ELパネルを搭載したデバイスが「Flex Note Extendable」となる。自動車内装用に開発されたもので、折りたたんだ状態では11型、片側を広げるとアスペクト比10:9の13.8型、そこからさらにスライドさせるとアスペクト比4:3の17.3型へとサイズを拡張できるディスプレイだ。
超薄型の「UT OLED」パネルも発表された。このパネルは厚さ約0.6mmで、従来の液晶パネルの3分の1となる「名刺サイズ」の厚さだとアピールされている。また質量についても、同サイズの液晶パネルの3分の1程度であるとしている。
このほか、XRヘッドセットでの活用が見込まれる、OLEDoS(OLED on Silicon)のRGBバージョンを初めて導入。シリコンウェハーに有機材料を適用することで実現するピクセルサイズの高精細ディスプレイで、1.03型ながら4Kテレビに匹敵する3500PPIの画素密度を実現しており、「現在業界で入手可能なものと比較した場合、最高解像度のRGB OLEDoSディスプレイ」だと説明する。
CES 2024の会場では、 “透明なMicro LEDディスプレイ”「Transparent MICRO LED」や8Kテレビ「Neo QLED 8K」などの展示が行われている。
Samsung Electronicsでは有機ELテレビのラインナップを拡充。2024年の有機ELモデルには、新たに設計されたというOLEDグレアフリー技術を投入した。本技術では特殊なハードコーティング層と表面コーティングパターンを用いることで、反射を軽減しながら、色の精度を維持しつつ鮮明な画像を実現。光沢と反射のトレードオフを解消し、日光の差し込む明るい環境でも没入型の視聴体験を提供するという。
ラインナップとして、明るさを従来から20%向上させるとともに、144Hzの高リフレッシュレートにも対応する77インチの「S95D」、42インチから83インチまでのサイズを用意する「S90D」「S85D」シリーズが展開される。
また世界初だというワイヤレス接続対応の8Kプロジェクター「Premiere 8K」も発表。超短焦点での投写が可能で、特許取得済みの「サウンドオンスクリーン」技術と内蔵トップスピーカーによって、臨場感あふれるサウンドを提供するとしている。
Samsung Displayは、量子ドット技術を組み合わせた独自有機EL「QD-OLED」の第3世代パネルを発表。高度なパネル駆動技術とAIを利用することで、入手可能なOLEDテレビパネルのなかで最も明るいという3000nit以上の最大輝度を実現したという。あわせて、各RGBカラーの明るさも大幅に向上しており、昨年のバージョンと比較して約50%増加しているとのことだ。
ほかにも、自発光型モニターの中で最高のピクセル密度および解像度を備えたという31.5型のQD-OLEDモニターの発売もアナウンスした。ピクセル密度は140PPIにおよび、これは65型の8Kテレビと同等だという。リフレッシュレートも最大240Hzにまで対応する。
さらに量産パネルの中で最高となるリフレッシュレート360Hzをサポートする27型パネルの発売予告。高リフレッシュレートとQD-OLEDならではの素早い応答時間により、ゲームやスポーツといった動きのあるコンテンツへの向上感が高まるとアピールしている。
テレビ以外のパネル技術も豊富に紹介されている。独自の内外折りたたみ技術により360度の折りたたみに対応した、携帯電話デザインの折りたたみ式デバイス「In&Out Flip」もその1つ。従来の折りたたみ型デバイスでは、折りたたんだ際に情報を表示するために、外側にも追加のパネルが必要となるが、In&Out Flipでは外側に折りたためるため、より薄くデザインできているという。
折りたたみ技術に、スライド方式も組み合わせた有機ELパネルを搭載したデバイスが「Flex Note Extendable」となる。自動車内装用に開発されたもので、折りたたんだ状態では11型、片側を広げるとアスペクト比10:9の13.8型、そこからさらにスライドさせるとアスペクト比4:3の17.3型へとサイズを拡張できるディスプレイだ。
超薄型の「UT OLED」パネルも発表された。このパネルは厚さ約0.6mmで、従来の液晶パネルの3分の1となる「名刺サイズ」の厚さだとアピールされている。また質量についても、同サイズの液晶パネルの3分の1程度であるとしている。
このほか、XRヘッドセットでの活用が見込まれる、OLEDoS(OLED on Silicon)のRGBバージョンを初めて導入。シリコンウェハーに有機材料を適用することで実現するピクセルサイズの高精細ディスプレイで、1.03型ながら4Kテレビに匹敵する3500PPIの画素密度を実現しており、「現在業界で入手可能なものと比較した場合、最高解像度のRGB OLEDoSディスプレイ」だと説明する。
CES 2024の会場では、 “透明なMicro LEDディスプレイ”「Transparent MICRO LED」や8Kテレビ「Neo QLED 8K」などの展示が行われている。