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公開日 2024/07/13 19:33
<ポタフェス>HiByのミドルクラスDAP「R4」、Beat Audio “シークレット・フラグシップ” ケーブルなど新製品/国内未発売多数
アップグレードケーブル、アクセサリーのブースも盛況
イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンが主催する、ポータブルオーディオ関連ブランドが一堂に会する展示試聴イベント「ポタフェス 2024夏 秋葉原」が、東京・ベルサール秋葉原にて本日7月13日、14日の2日間にわたり開催。
本稿ではイベント初日より、多数の新製品/国内未発表製品を用意したミックスウェーブブースなどの模様をお届けする。
ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドから6月に発売された新製品群をさっそくラインナップ。Campfire Audioからは、12mmの平面駆動ドライバーを搭載する世界888台限定イヤホン「Moon Rover」、64 Audioからは、音楽制作やライブパフォーマンスに耐えうる高水準な音質/使い勝手を備えつつ、価格もできる限り抑えた4 BAイヤホン「Aspire 4」を展示した。
HiByでは、約5万円前後での実売が見込まれるミドルクラスDAP「R4」を用意。サイバーパンクなどから影響を受けたインダストリアルなデザインのボディが目を惹くが、ESS「ES9018C2M」4基によるDAC回路、PCM/DSDそれぞれ独立した変換経路、低歪かつ最大出力525mW(32Ω)のクラスAアンプなど、上位モデルに劣らない充実の音質設計も特徴。ダイナミック型イヤホン「Project Ace」と併せて体験が可能となっていた。
また、国内未発売のイヤホンやDACが複数参考出展。2筐体構成のデスクトップDAC/アンプ「RD5」は、以前のイベントでは外観だけのモックとしての展示だったところ、今回は実際に音楽再生が可能に。
R4と同様のインダストリアルなデザインに、AKM「AK4493」4基を組み合わせたDAC回路、クラスA/AB切り替え対応の大出力アンプ、4.4mmバランス/3.5mmアンバランス出力、Bluetoothレシーバー機能などを搭載。電源ユニットを別筐体とすることで、クリーンでパワフルな電源供給も実現している。
ほかブランド独自のR2R DACシステム、Darwinアーキテクチャーを搭載したドングル型DAC/アンプ「RC6」、チタン筐体とESTドライバー4基/BAドライバー4基/ダイナミックドライバー1基を採用するハイブリッド型イヤホン「ZETA」、BAドライバー4基搭載のイヤホン「Yvain」なども用意。いずれも国内での取り扱いは未定の製品となる。
Beat Audioからは、7月26日に発売予定となるイヤホンケーブル新モデル「Arabica(アラビカ)」が登場。同ブランド製品を初めて知るユーザーや、知っていても手が届かないと考えているユーザーに向けた、いわば名刺代わりのエントリーモデルとのことで、約1.5万円での実売が見込まれる。
安価なモデルながら、ブランドの特徴である独自の冶金学のノウハウやこだわりのケーブル構造をしっかりと採用。導体は銀合金80%と銅合金20%を組み合わせることで音の密度を高め、解像感と低周波のレスポンスの良さを両立。導体はただ単純に撚り合わせるのではなくフリースパイラル構造とし、被覆も柔らかく軽量な独自素材を用いることで、取り回しも良いとのこと。
そして “シークレット・フラグシップ” と銘打った最上位モデル「VALHALLA(ヴァルハラ)」を披露。導体や構造などの詳細は非公開で、日本での取り扱いについても未定となっているが、価格はおよそ130万円とまさに旗艦級の製品。試聴をすることは可能で、実際に聴いた来場者の中にはすぐさま予約を決めた方もいたそうだ。
このほか、Unique Melodyでは、急遽試聴機が用意できたというサプライズ出展として、開発中のイヤホン「MAVEN II」が登場。メーカー本国からドライバー構成などの情報が伏せられており、撮影もお断りという段階の製品だが、ブースに訪れることでいち早く次世代製品の音質を聴くことが可能だ。
ケーブルブランドNobunaga Labsは、ゼンハイザーブランドのイヤホン向けモデルとなる「雎鳩(みさご)」「秧鶏(くいな)」を参考出展。雎鳩が4.4mm 5極バランスプラグ、秧鶏が3.5mmステレオミニプラグのモデルで、銅銀合金導体の8芯構造となる。「IE 900」「IE 600」など、独自形状のMMCXコネクターを搭載するゼンハイザーイヤホンに装着が可能だ。発売は間もなくで、価格はおよそ1.9万円前後を見込んでいるという。
同じく参考出展として、プレーヤー - アンプ間などの接続に用いるインターコネクトケーブルも用意。イヤホン/ヘッドホンケーブルと共通の導体を採用しており、ブースにはプラグが4.4mm - 4.4mm、および3.5mm - 3.5mmの組み合わせを展示していた。今年夏頃の展開に向けて準備を進めているとのこと。
Pentaconnは、ブランド初のイヤホン「Scyne α01」や、金属コア入りイヤーピース “COREIR(コレイル)シリーズ” を展示。
Scyne α01は今年4月から販売を開始したダイナミック型イヤホンで、実売価格は約13万円。プラチナめっきを施した切削真鍮筐体に、10.2mm LCPドーム+LSRエッジダイナミックドライバー、内部の空気圧を最適化するダブルリアチャンバー、HDSS技術などを盛り込み、歪みの少ないクリアな音質が楽しめるとしている。
また、ケーブル自作を行うユーザー向けに開発中のL字型 4.4mmバランスプラグも取り揃える。すでに販売中の24Kめっきタイプ、素材のOFCむき出しの無めっきタイプに加え、銀めっきタイプを新たに発売予定とのこと。ブースには各プラグを使用したサンプルケーブルが用意されているので、プラグのめっきの材質だけでどれだけ音質に違いが出るかの体験も楽しみとなっている。
ひさご電材のケーブルブランドONSO(オンソ)は、Focal(フォーカル)ブランドのヘッドホン「UTOPIA」向けに開発したというケーブルを参考出展した。同社のイヤホン/ヘッドホンケーブル “03シリーズ” と同じ導体を採用し、ヘッドホン側端子はLEMOコネクター、再生機器側の端子は4.4mm/XLR 4pin/XLR 3pin×2の3種類のバランスプラグ、及び6.3mmをラインナップ予定。近日発売予定で、価格は5万円前後を見込んでいるという。
本稿ではイベント初日より、多数の新製品/国内未発表製品を用意したミックスウェーブブースなどの模様をお届けする。
■HiBy、64 Audio、Beat Audioから新製品/国内未発売モデル盛りだくさん
ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドから6月に発売された新製品群をさっそくラインナップ。Campfire Audioからは、12mmの平面駆動ドライバーを搭載する世界888台限定イヤホン「Moon Rover」、64 Audioからは、音楽制作やライブパフォーマンスに耐えうる高水準な音質/使い勝手を備えつつ、価格もできる限り抑えた4 BAイヤホン「Aspire 4」を展示した。
HiByでは、約5万円前後での実売が見込まれるミドルクラスDAP「R4」を用意。サイバーパンクなどから影響を受けたインダストリアルなデザインのボディが目を惹くが、ESS「ES9018C2M」4基によるDAC回路、PCM/DSDそれぞれ独立した変換経路、低歪かつ最大出力525mW(32Ω)のクラスAアンプなど、上位モデルに劣らない充実の音質設計も特徴。ダイナミック型イヤホン「Project Ace」と併せて体験が可能となっていた。
また、国内未発売のイヤホンやDACが複数参考出展。2筐体構成のデスクトップDAC/アンプ「RD5」は、以前のイベントでは外観だけのモックとしての展示だったところ、今回は実際に音楽再生が可能に。
R4と同様のインダストリアルなデザインに、AKM「AK4493」4基を組み合わせたDAC回路、クラスA/AB切り替え対応の大出力アンプ、4.4mmバランス/3.5mmアンバランス出力、Bluetoothレシーバー機能などを搭載。電源ユニットを別筐体とすることで、クリーンでパワフルな電源供給も実現している。
ほかブランド独自のR2R DACシステム、Darwinアーキテクチャーを搭載したドングル型DAC/アンプ「RC6」、チタン筐体とESTドライバー4基/BAドライバー4基/ダイナミックドライバー1基を採用するハイブリッド型イヤホン「ZETA」、BAドライバー4基搭載のイヤホン「Yvain」なども用意。いずれも国内での取り扱いは未定の製品となる。
Beat Audioからは、7月26日に発売予定となるイヤホンケーブル新モデル「Arabica(アラビカ)」が登場。同ブランド製品を初めて知るユーザーや、知っていても手が届かないと考えているユーザーに向けた、いわば名刺代わりのエントリーモデルとのことで、約1.5万円での実売が見込まれる。
安価なモデルながら、ブランドの特徴である独自の冶金学のノウハウやこだわりのケーブル構造をしっかりと採用。導体は銀合金80%と銅合金20%を組み合わせることで音の密度を高め、解像感と低周波のレスポンスの良さを両立。導体はただ単純に撚り合わせるのではなくフリースパイラル構造とし、被覆も柔らかく軽量な独自素材を用いることで、取り回しも良いとのこと。
そして “シークレット・フラグシップ” と銘打った最上位モデル「VALHALLA(ヴァルハラ)」を披露。導体や構造などの詳細は非公開で、日本での取り扱いについても未定となっているが、価格はおよそ130万円とまさに旗艦級の製品。試聴をすることは可能で、実際に聴いた来場者の中にはすぐさま予約を決めた方もいたそうだ。
このほか、Unique Melodyでは、急遽試聴機が用意できたというサプライズ出展として、開発中のイヤホン「MAVEN II」が登場。メーカー本国からドライバー構成などの情報が伏せられており、撮影もお断りという段階の製品だが、ブースに訪れることでいち早く次世代製品の音質を聴くことが可能だ。
■Nobunaga Labs、ゼンハイザー用銅銀合金ケーブルを間もなく発売
ケーブルブランドNobunaga Labsは、ゼンハイザーブランドのイヤホン向けモデルとなる「雎鳩(みさご)」「秧鶏(くいな)」を参考出展。雎鳩が4.4mm 5極バランスプラグ、秧鶏が3.5mmステレオミニプラグのモデルで、銅銀合金導体の8芯構造となる。「IE 900」「IE 600」など、独自形状のMMCXコネクターを搭載するゼンハイザーイヤホンに装着が可能だ。発売は間もなくで、価格はおよそ1.9万円前後を見込んでいるという。
同じく参考出展として、プレーヤー - アンプ間などの接続に用いるインターコネクトケーブルも用意。イヤホン/ヘッドホンケーブルと共通の導体を採用しており、ブースにはプラグが4.4mm - 4.4mm、および3.5mm - 3.5mmの組み合わせを展示していた。今年夏頃の展開に向けて準備を進めているとのこと。
■Pentaconnでは初イヤホンや “めっきの音質差” 体験
Pentaconnは、ブランド初のイヤホン「Scyne α01」や、金属コア入りイヤーピース “COREIR(コレイル)シリーズ” を展示。
Scyne α01は今年4月から販売を開始したダイナミック型イヤホンで、実売価格は約13万円。プラチナめっきを施した切削真鍮筐体に、10.2mm LCPドーム+LSRエッジダイナミックドライバー、内部の空気圧を最適化するダブルリアチャンバー、HDSS技術などを盛り込み、歪みの少ないクリアな音質が楽しめるとしている。
また、ケーブル自作を行うユーザー向けに開発中のL字型 4.4mmバランスプラグも取り揃える。すでに販売中の24Kめっきタイプ、素材のOFCむき出しの無めっきタイプに加え、銀めっきタイプを新たに発売予定とのこと。ブースには各プラグを使用したサンプルケーブルが用意されているので、プラグのめっきの材質だけでどれだけ音質に違いが出るかの体験も楽しみとなっている。
■ONSO、Focal UTOPIA等対応のヘッドホンケーブル
ひさご電材のケーブルブランドONSO(オンソ)は、Focal(フォーカル)ブランドのヘッドホン「UTOPIA」向けに開発したというケーブルを参考出展した。同社のイヤホン/ヘッドホンケーブル “03シリーズ” と同じ導体を採用し、ヘッドホン側端子はLEMOコネクター、再生機器側の端子は4.4mm/XLR 4pin/XLR 3pin×2の3種類のバランスプラグ、及び6.3mmをラインナップ予定。近日発売予定で、価格は5万円前後を見込んでいるという。