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ガジェット 公開日 2022/10/13 18:14

マイクロソフト、新Surface 3機種。5G対応機もある「Pro 9」と50%高速化「Laptop 5」、「Studio 2+」も進化

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Munenori Taniguchi
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12日に開催されたイベントMicrosoft Igniteで、マイクロソフトが新しいPC製品「Surface Studio 2+」「Surface Pro 9」「Surface Laptop 5」を発表した。マイクロソフトのチーフプロダクトオフィサー、パノス・パネイ氏は「Windows 11、新しいSurface製品、そしてMicrosoft DesignerやImage Creatorなどの新しいアプリや体験により、マイクロソフトは次のステップに進む」と述べている。

■Surface Studio 2+

Surface Studio 2+は一体型PC製品で、通常の起立した状態で使うだけでなく、ディスプレイを平たく寝かせたペンタブレット風の使い方にも対応する。発表から4年が経った先代モデル「Studio 2」をアップデートしたモデルではあるものの、CPUは第11世代のCore i7-11370H、RAM容量は据え置きの32GB、ストレージはStudio 2が最大2TB SSDだったところ1TB SSDのみに縮小と、ややこぢんまりした仕様になっている。グラフィックスはGeForce RTX 3060だ。

10点マルチタッチ、Surface Penでの入力に対応するPixelSenseディスプレイは、アスペクト比3:2、4500 × 3000px(192 PPI)という超高解像度で、表面をGorilla Glass 3で保護している。カラープロファイルはsRGBとVivid。コントラスト比は1200対1、Dolby Visionにも対応する。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1。

外部接続は強化されており、USB4 / Thunderbolt 4に対応するUSB-Cポートx2を搭載。ほかUSB 3.1対応のUSB-Aポートx2、ギガビット イーサネット×1、3.5mmヘッドホン端子×1。先代にあったSDカードスロットは省略された。そのほかSurface ペン、Surface Dialが使用可能。

OSはWindows 11 Proで、Microsoft 365が付属する。ディスプレイ部の大きさは637.35 x 438.90 x 12.5mm、ベース部250 x 220 x 31.45mm、重さは最大9.56 kg。

なお、Surface Studio 2+は単一仕様の製品で、カスタマイズできるのはソフトウェアやサブスクリプションのみとなっている。本体価格は71万9180円。

■Surface Pro 9

Surface Pro 9は、キーボードとディスプレイが着脱可能な2-in-1タイプのPC。プロセッサーは、コンシューマー向けには第12世代Core i7-1255U / i5-1235Uを、ビジネス向けにはCore i7-1265U / i5-1245Uを採用するほか、クアルコムのSnapdragonをベースとするMicrosoft SQ3(QCT)プロセッサーを搭載し、5G接続に対応したモデルも用意している。

その他の仕様は、インテルプロセッサーモデルではGPU機能にIntel Xe内蔵グラフィックス、8 / 16 / 32GBのLPDDR5 RAMを搭載、ストレージは128 / 256 / 512GBおよび1TB SSDを用意する。5Gに対応したSQ3モデルはAdreno 8cx Gen 3グラフィクスを搭載し、8 / 16GB LPDDR4x RAM、128 / 256 / 512GB SSDストレージを選択可能だ。

ディスプレイはSurface スリムペンに対応。Gorilla Grass 5で表面をカバーした2880 x 1920px(267 PPI)の13型 PixelSense Flowディスプレイを搭載し、最大120Hzのリフレッシュレートで滑らかな動きの画面を表示します。アスペクト比は3:2、10点マルチタッチ対応で、。カラープロファイルはsRGBとVivid。コントラスト比は1200:1。またインテルモデルのみ自動カラー マネジメントとDolby Vison IQに対応する。

カメラ機能は、前面カメラがWindows Helloによる顔認証に対応し、1080p動画の撮影が可能。リアカメラは10MPセンサーと採用し、オートフォーカス機能付きで最大4K撮影が行える。

ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1。5G通信対応のSQ3モデルは5G/LTE/WCDMAのほか、位置情報用にGPS、Glonass、Galileo、Beidouに対応、SIMカードはnanoSIMおよびeSIM。

外部接続端子は、インテルモデルがUSB4 / Thunderbolt 4に対応するUSB-Cポートx2、Surface Connect ポート x1、Surface タイプカバーポート x1。SQ3がUSB 3.2対応のUSB-Cポートx2、Surface Connect ポート x1、Surface キーボード ポート、nanoSIMスロットとなっている。そのほか、Dolby Atmos対応2Wステレオスピーカーやマイクも備える。センサー類として加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、環境光センサーも搭載する。

バッテリー駆動時間はWi-Fiのみのインテルモデルで最長15.5時間駆動、5G対応のSQ3モデルは最長19時間。

OSはWindows 11 Pro(Windows 11 Pro ARM)で、Microsoft 365が付属。本体サイズは287 x 209 x 9.3mmで、重量はインテルモデルが879g、SQ3モデルが878g。

本体カラーはインテルモデルはサファイア、フォレスト、プラチナ、グラファイトの4色、SQ3モデルはプラチナのみ。価格はインテルモデルで16万2850円から、SQ3モデルは21万6480円となっている。

■Surface Laptop 5

Surface Laptop 5は、今回の3機種のなかでは最も一般的なノートPC型の製品だ。ただし画面サイズは13.5インチと15インチの2種類を用意し、先代モデルにはあったAMD Ryzenプロセッサーを搭載するモデルは姿を消した。プロセッサーは第12世代Core i7-1255Uを採用し、13.5インチモデルのみCore i5-1235Uもラインナップされている。また13.5インモデルは企業向けにCore i7-1265U / i5-1245Uを搭載するモデルも用意されている。

インテルプロセッサーに統一されたため、グラフィックス機能も統合のIntel Iris Xeのみ。8 / 16 / 32GBのLPDDR5x RAM、256 / 512GBまたは1TBのSSDを選択可能。

ディスプレイは13インチモデルが2256 × 1504px(201 PPI)、15インチモデルは2496 × 1664px(201 PPI)の10点マルチタッチ対応PixelSenseディスプレイを搭載。いずれもアスペクト比は3:2で、コントラストは1300:1、sRGBおよびVivid、Dolby Vision IQに対応する。Gorilla Glass 5が画面をカバーするが、キーボード上面がアルカンターラ仕上げのモデルはGorilla Grass 3になる。

ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)およびBluetooth 5.1。その他、720pのWindows Hello顔認証カメラ、USB4 / Thunderbolt 4対応のUSB-Cポートx1、USB 3.1対応のUSB-Aポートx1、Surface Connectポート、3.5mmヘッドホンジャック、Dolby Atmos対応スピーカー、マイクを搭載する。

バッテリー駆動時間は13.5インチモデルが最大18時間、15インチモデルは最大17時間。OSはWindows 11 Proを搭載し、Microsoft 365が付属する。

本体サイズは13.5インチモデルが308 x 223 x 14.5mmで、重量はキーボード上面がアルカンタラ仕上げのモデルで1272g、通常モデルが1297g。15インチモデルは340 x 244 x 14.7mm、重さ1560g。

本体カラーはプラチナのみキーボード上面がアルカンタラ仕上げを選択可能。ほかはマットブラック、セージ、サンドストーン。15インチモデルはプラチナとマットブラックのみ。

価格は13.5インチモデルが15万1580円からで、15インチモデルは19万7780円から。

Source: Microsoft

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