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ヒストリーチャンネルが製作するドキュメンタリー番組の撮影隊が、フロリダ沖の海底で、1986年に爆発事故を起こしたNASAのスペースシャトル・チャレンジャー号の残骸を発見した。クルーは第二次大戦で使われていた航空機の残骸を探す目的でこの海域を訪れていた。
撮影隊のダイバーは「海底に部分的に砂に覆われた大きな人工物」を発見した。近づいて見たところ、その表面が8インチ大のタイルで覆われている特徴を持っていたため、クルーはそれがスペースシャトルの可能性があると考え、NASAに連絡し、その人工物の映像を送った。
NASAは映像からそれがスペースシャトルの一部であることを確認した。ただし、この残骸に対する追加措置をとるか否かは、記事執筆時点で検討中としている。
スペースシャトル・チャレンジャー号は、いまから約37年前の1986年1月28日に打ち上げられた。しかし直前に訪れた寒冷前線の影響で、固体燃料補助ブースターの密閉用Oリングが凍結して破損。燃料漏れが発生し、そこに燃焼ガスが噴出してブースター接続構造と外部燃料タンクが破壊され、離陸から73秒後に爆発事故を引き起こした。
当時、打ち上げはテレビ中継されており、生放送でその瞬間を目撃した人も多いはずだ。乗組員として「宇宙からの授業」を行うべく搭乗した高校教師のクリスタ・マコーリフ氏や、日系人飛行士エリソン・S・オニヅカ氏がいたことを覚えている方もいるだろう。この事故によってNASAのスペースシャトル計画は32か月にわたって中断され、安全性・信頼性・品質保証局が設置された。
今回シャトルの残骸を発見した、ヒストリーチャンネルのドキュメンタリー番組「In Search of The Bermuda Triangle」は、米国では11月22日に放送される予定だ。タイトルのとおり、この番組はバミューダ海域に関するシリーズだが、このエピソードはケネディ宇宙センターとケープカナベラル宇宙軍基地沿岸の海にフォーカスしたものになるようだ。
ちなみに、米国の法律により、すべてのスペースシャトルに関する遺品・遺物は米国政府の所有物となる。
Source: History Channel, NASA
撮影隊のダイバーは「海底に部分的に砂に覆われた大きな人工物」を発見した。近づいて見たところ、その表面が8インチ大のタイルで覆われている特徴を持っていたため、クルーはそれがスペースシャトルの可能性があると考え、NASAに連絡し、その人工物の映像を送った。
NASAは映像からそれがスペースシャトルの一部であることを確認した。ただし、この残骸に対する追加措置をとるか否かは、記事執筆時点で検討中としている。
スペースシャトル・チャレンジャー号は、いまから約37年前の1986年1月28日に打ち上げられた。しかし直前に訪れた寒冷前線の影響で、固体燃料補助ブースターの密閉用Oリングが凍結して破損。燃料漏れが発生し、そこに燃焼ガスが噴出してブースター接続構造と外部燃料タンクが破壊され、離陸から73秒後に爆発事故を引き起こした。
当時、打ち上げはテレビ中継されており、生放送でその瞬間を目撃した人も多いはずだ。乗組員として「宇宙からの授業」を行うべく搭乗した高校教師のクリスタ・マコーリフ氏や、日系人飛行士エリソン・S・オニヅカ氏がいたことを覚えている方もいるだろう。この事故によってNASAのスペースシャトル計画は32か月にわたって中断され、安全性・信頼性・品質保証局が設置された。
今回シャトルの残骸を発見した、ヒストリーチャンネルのドキュメンタリー番組「In Search of The Bermuda Triangle」は、米国では11月22日に放送される予定だ。タイトルのとおり、この番組はバミューダ海域に関するシリーズだが、このエピソードはケネディ宇宙センターとケープカナベラル宇宙軍基地沿岸の海にフォーカスしたものになるようだ。
ちなみに、米国の法律により、すべてのスペースシャトルに関する遺品・遺物は米国政府の所有物となる。
Source: History Channel, NASA