• ブランド
    特設サイト
ガジェット 公開日 2023/01/05 15:26

24年のApple Watch UltraはマイクロLED採用、画面も大型化か

一方で標準モデルは停滞気味?
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
数ヶ月前に発売された初代Apple Watch Ultraは、本来はエクストリームスポーツ愛好者に向けた製品であるにもかかわらず、大型の画面とバッテリー持ちの良さで、幅広いユーザーを魅了している。その2024年モデルにはマイクロLED技術が導入され、より広い画面になるとのアナリスト予測が報じられている。

今回の情報発信源は、香港の投資会社Haitong Intl Tech Researchに属するアナリスト、Jeff Pu氏の投資家向けメモだ。これまでもPu氏はアップルの未発表製品につき発信しており、Apple Watch Ultra発売前に画面サイズをほぼ的中させた実績がある。

最新のApple Watchは、Ultraを除けば目新しい要素は乏しかったとの声も多い。たとえばApple Watch Series 8にあってSeries 7にないものは、体温センサーと衝突検出機能だけである。搭載プロセッサーについても、名前は改められたが、CPU部分は2年前から変わっていないことが判明している。

そして2023年の次期モデルも、新しさを求める人には肩透かしになる可能性が高いようだ。Pu氏はメモのなかで「大幅なスペックアップの欠如」により、 今年のApple Watchは売上が落ちると予想している。

その一方で2024年のApple Watch Ultraは、有機ELの代わりにマイクロLEDパネルを採用する可能性が高いそうだ。

マイクロLEDとは、超微細なLEDを画面に敷き詰めて映像を表示する方式のこと。これまでの液晶はLEDをバックライトとして用いていたが、本技術では赤緑青のLEDが自発光する。ざっくり言えば、有機ELの素子をマイクロLEDに置き換えるわけである。

この方式は自発光する素子を使うことで「真の黒」を実現しつつ、素子に有機物質を含まないため、焼き付きや劣化を防ぎやすい。しかも電力効率が高く、バッテリー持ちの改善も期待できることもあり、次世代ディスプレイ技術として注目を集めている。

さらにPu氏の情報筋によれば、2024年モデルの画面サイズは、現行の1.93インチから2.1インチへと大型化するそうだ。もっとも、それはベゼルを狭くすることと同時に行われるかもしれず、必ずしも筐体そのものが大きくなるとは限らない。

アップル製品において、初めて有機ELディスプレイが採用されたのはApple Watchだった。その後、フラグシップiPhoneにも採用され、今後はiPad ProやMacBook Proにも搭載が噂されている。

なぜApple Watchから採用されたかといえば、画面サイズが小さいからだろう。最先端のディスプレイパネルはコストが高くなりやすいため、まず小さな製品に導入。その後、コストが下がるにつれて大型の製品にも採用が広がるという流れだと推測される。

アップルは数年前からマイクロLED開発に力を注いでおり、台湾の工場に3億ドル以上を投資するとの報道もあった。Apple Watch UltraがマイクロLEDに移行すれば、その後にiPhoneやMacBook Proも続くのかもしれない。

Source: 9to5Mac

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX