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米国で行われた、10代の若者5600人を対象とした新しい調査によると、米国の若者たちはその84%がiPhoneを所有している一方、VRヘッドセットデバイスの所有率は29%で、それを毎週1回は使用していると答えたのはわずか4%だった。
さらに、近日のうちに発表・発売されるヘッドセット製品に興味があるかとの問いにイエスと答えたのは48%だったが、購入する予定があるのは7%だけだった。
この調査からわかることは、すでに何らかのVRヘッドセットを所有している10代の若者たちは、その製品を頻繁に使ってはいないということだ。またそれを所有していない多くの人たちも、すぐさま購入に至るほどの興味を持っていないようだ。
VRヘッドセットは高価なもの、というイメージを持っている人は多いかもしれないが、市場を見渡してみれば、それなりに低価格なヘッドセットも多数発売されている。
調査を行ったPiper Sandlerのアナリストは、VRヘッドセット市場がいま一つ盛り上がっていない理由について「VR製品はまだ市場においては初期段階であり、人々はこれらの製品をスマートフォンほど必要としていない」からだと述べた。
VR市場では先月、Facebookの親会社であるMetaがVR ヘッドセット製品「Quest 2」および「Quest Pro」の価格引き下げを行い、Quest 2は約500ドル(日本では6万4400円)で販売されるようになった。Quest Proは約1100ドル(日本では15万9500円)だ。しかし市場を牽引するQuest 2は発売が2020年ということもあり、昨年は販売数が低下。これらの製品を手がけるMetaのReality Labs部門は2022年、137億ドルもの損失を出している。
一方、アップルが開発しており、6月のWWDCでの発表が予想されるVR/ARヘッドセットは、一説には3000ドルというプレミア価格帯の製品になると言われている。
ただこの製品は、当初はホビーユーザーよりも開発者や専門家がターゲットになるとも予想されている。アップルのウェラブル製品と言えばApple Watchがあるが、これも発表当初は非常に高額な価格設定で登場し、まずファッションアイテムとしてのイメージをユーザーに植え付けようとしていた。VR/ARヘッドセットで同じようなことをするのかはわからないが、まず開発者や専門家に届けて魅力的なユースケースを構築し、次の世代の製品でそれを一般の価格帯に引き下げることで、需要を開拓する戦略は考えられなくもない。
ちなみに、Metaも今年後半にはVRヘッドセットの新製品を発表する予定だ。これらの新製品が、「メタバース」という、何なのか想像しにくいワードを聞かされるばかりで盛り上がらないVR/AR市場の起爆剤になるのか、気になるところだ。
Source: Poper Sandler, CNBC
via: 9to5Mac
さらに、近日のうちに発表・発売されるヘッドセット製品に興味があるかとの問いにイエスと答えたのは48%だったが、購入する予定があるのは7%だけだった。
この調査からわかることは、すでに何らかのVRヘッドセットを所有している10代の若者たちは、その製品を頻繁に使ってはいないということだ。またそれを所有していない多くの人たちも、すぐさま購入に至るほどの興味を持っていないようだ。
VRヘッドセットは高価なもの、というイメージを持っている人は多いかもしれないが、市場を見渡してみれば、それなりに低価格なヘッドセットも多数発売されている。
調査を行ったPiper Sandlerのアナリストは、VRヘッドセット市場がいま一つ盛り上がっていない理由について「VR製品はまだ市場においては初期段階であり、人々はこれらの製品をスマートフォンほど必要としていない」からだと述べた。
VR市場では先月、Facebookの親会社であるMetaがVR ヘッドセット製品「Quest 2」および「Quest Pro」の価格引き下げを行い、Quest 2は約500ドル(日本では6万4400円)で販売されるようになった。Quest Proは約1100ドル(日本では15万9500円)だ。しかし市場を牽引するQuest 2は発売が2020年ということもあり、昨年は販売数が低下。これらの製品を手がけるMetaのReality Labs部門は2022年、137億ドルもの損失を出している。
一方、アップルが開発しており、6月のWWDCでの発表が予想されるVR/ARヘッドセットは、一説には3000ドルというプレミア価格帯の製品になると言われている。
ただこの製品は、当初はホビーユーザーよりも開発者や専門家がターゲットになるとも予想されている。アップルのウェラブル製品と言えばApple Watchがあるが、これも発表当初は非常に高額な価格設定で登場し、まずファッションアイテムとしてのイメージをユーザーに植え付けようとしていた。VR/ARヘッドセットで同じようなことをするのかはわからないが、まず開発者や専門家に届けて魅力的なユースケースを構築し、次の世代の製品でそれを一般の価格帯に引き下げることで、需要を開拓する戦略は考えられなくもない。
ちなみに、Metaも今年後半にはVRヘッドセットの新製品を発表する予定だ。これらの新製品が、「メタバース」という、何なのか想像しにくいワードを聞かされるばかりで盛り上がらないVR/AR市場の起爆剤になるのか、気になるところだ。
Source: Poper Sandler, CNBC
via: 9to5Mac