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ガジェット 公開日 2024/06/26 18:59

自動で“エアコン節電”できるスマートリモコン「Nature Remo Lapis」。1日8時間で最大2,300円節約

「スマート節電 with Nature Green」も展開
Gadget Gate
編集部:平山洸太
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Natureは、スマートリモコンの新モデル「Nature Remo Lapis」を7月5日12時に発売する。価格は7,980円(税込)。

節電・快適・健康をアピールするスマートリモコン。ユーザーのエアコン利用傾向や節電意向をもとに「がんばらない節電」を追求した。これを実現するための機能として、オートエコ、コスパ起動、消し忘れアラート(今夏リリース予定)を備える。

オートエコでは、節電の強さを1〜3で選ぶだけで、自動でエアコンを運転してくれる。エアコンの利用状況を分析し、節電タイミングを計画。暑さ寒さといったフィードバックにより、ユーザーの好みに合わせて自動で節電できる。節電効果はアプリから見ることができ、1日最長8時間節電を行った場合、月額最大2,300円になるとのこと。

具体的には、エアコンの実際の稼働時間、節電運転の実施と完了率、節電制御した時のエアコンの温度、節電をキャンセルしたときの温度と湿度、といった情報を学習することで、一人ひとりに合った節電プランを作る。室温予測に基づいた制御など、ここちよく節電するための新機能開発を行っているとしており、大阪大学と共同で研究もしているそうだ。

コスパ起動では、エアコンを急速に冷やしたり暖める必要がないときに、ゆっくりとエアコンの温度を変更。室温をNature Remoがチェックしつつ、30分くらいかけて段階的にエアコンの設定温度を変更していくという。アプリのオートメーション内で設定でき、エアコンをオンにしたときに選択できる。室温とエアコン設定温度の差が大きいと消費電力が高くなることから、この機能で差を少なくすることで消費電力を抑えられるという。

消し忘れアラートは、家に誰もいない状態で一定時間以上エアコンが付いている場合に、通知するという機能。アプリでユーザーの位置情報をもとに、在宅・外出中かどうかを判定するという。消し忘れを通知する部屋も設定できる。

また、体調を整えるための機能を搭載。熱中症危険レベルが高くなった場合に通知する「熱中症アラート」、部屋の快適指数をアプリに表示して室内環境を見える化する「快適指数表示」、連携したウェアラブルデータのバイタルデータをもとにエアコン制御を最適化する「バイタルデータ連携」を備える。

これらの健康機能は、離れて暮らす方の見守りや、自身の健康状態に合わせた家電操作に最適だと説明している。なお、熱中症アラートは今夏、快適指数表示は今冬にリリース予定。バイタルデータ連携については、2025年にリリースされるとしている。

スマートリモコンとしては、スマートホームの共通規格「Matter」に対応。Matter機器の接続数を3から20台に拡大、同時利用できるコントローラーの数も2から8に増加させている。アップルのホームアプリから、温度と湿度の表示も可能になった。

また、Matterの新たなデバイスタイプに対応。Door Lockタイプをサポートするほか、スマートロック「Qrio Lock」をMatterエコシステムに追加可能。「SESAME 5」についても後日対応予定だとしている。ほか、スマートスイッチ「SESAME Bot2」に対応。スマート照明「Philips Hue」との公式連携も2024年に開始する。

外観は「Live with Nature」(自然と調和するデザイン)をコンセプトに、海辺の石(ラテン語でLapis)をモチーフにした。ベースとなる石は海に探しに行ったもので、実際の石を3Dスキャンし、シルエットやテクスチャを再現。成形する過程で5つの素材が混ぜあわさることで、異なる色の斑点や線が生み出され、同じものが2度と作れないとしている。外形寸法は57×69×26mmで、質量は28g。

なお本体は、赤外線を通す樹脂という制約がありつつも、30畳をキープをしたと説明。赤外線の到達範囲も拡大したという。また、製造時にできてしまう傷なども質感の一部とすることで、成形時の廃棄を68.8%削減した。ほかパッケージは砂浜をモチーフとすることで、海から石を拾ってきて部屋に置くといった体験を表現。アプリの中にも波や波紋のアニメーションを用いるなど、「すべての体験が自然と繋がる」ことを目指したとした。

■快適&節電を勝手にやってくれる

Nature株式会社の創業者・代表取締役である塩出氏は、「利便性だけでなく、エネルギーの効率性を追求した製品もどんどん出していきたい。本日の製品はその第一歩」だと説明する。

初代のNature Remoのコンセプトとして「デザイン100%からスタート」というものがあったとのこと。これは作りやすさから考えていくと制約ができてしまい、ユーザーにとってベストなプロダクトを作る足かせになるためだという。

またそのときのコンセプトとしてあったのが、「存在感がない」「考えさせない」というものとのこと。エアコンのような生活家電では、ユーザーが自分で制御しても嬉しいということはなく、「勝手にやってくれて、それでいて快適で節電できる」というのが理想的な形だと思っていたという。

そういったこともあり、初代Nature RemoをクラウドファンディングサイトのKickstarterで発表した際、「快適性だけでなくて、節電も大きな特徴として打ち出していた」とコメント。一方で節電機能には十分に手がかけらず、今日に至ったという。

初代モデルから8年が経ち、昨今では電気料金の高騰、そして産業革命以前と比較して平均気温が1.48度も上昇しているとのこと。こういった状況を受けて、Natureのもともとのミッションに立ち戻り、「節電も実現できる新製品を開発」したとアピールした。

■auでんきで新サービス開始

またNatureとauエネルギー&ライフは、共同サービス「スマート節電 with Nature Green」を発表。auでんきのユーザーは月額550円(税込)で利用でき、契約者はNature Remo Lapisを無料で利用できる。

サービスでは、auでんきの電気料金や電気予測をNatureアプリ上で確認できる。なお、契約前には月額分以上の節約を行えるか、といったシミュレーションも用意。1か月の無料お試し期間も設けられている。また、Nature Remo Lapisが故障した場合は無料で交換が可能だとしている。

Source: Nature

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