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公開日 2019/05/28 17:59
「ニコニコチャンネル」課金額は55億円超で過去最高の伸び。新機能実装などでさらに強化
ドワンゴが発表会を開催
(株)ドワンゴは、「ニコニコチャンネル」事業に関する記者発表会を本日5月28日(火)に開催した。
本発表会では、月額有料会員数の最新数値や、チャンネル運営の成功事例、今後の展望に関する発表が行われた。
まず発表会の冒頭、同社代表取締役社長である夏野 剛氏が登壇。ニコニコチャンネルの沿革について「テレビ番組などがアップされる頃があり、違法動画サイトのようなイメージがあった。これを払拭しないといけないと考え、チャンネルの仕組みを導入した。Netflixなどのように動画を買ってくるのではなく、放送局やコンテンツ発信力のある個人に活用してもらえるような仕組みをとり、アーティストやスポーツ、言論、ゲーム実況など、多岐にわたるジャンルで展開する、非常に大きなサブスクリプション型ファンコミュニティプラットフォームとなった」と説明した。
その成長にはチャンネル運用に役立つ多様なサービスの提供を実施したことが影響しており、チャンネルオーナーは生放送・動画・ブロマガなどのサービスをファンに提供でき、サブスクリプションにより安定した収益を獲得できるビジネスモデルを確立したことが要因とする。
ニコニコチャンネルについてはファンコミュニティとしての価値が認められており、「ニコニコ動画の総アクセス数は下がっておらず、チャンネルの月額課金数も伸びている」とのことで、月額会員数(課金ユーザー)は2019年3月期に30万人増で過去最高の伸び率で、前年比5倍の成長率を記録した。会員数は100万人を突破し、年間ユーザー課金額は55億円を超えたという。
チャンネルの運営者サイドで見ると、累計売上トップ10ch運営者の平均収益額は、運営年数5年間で1億円超。トップ5ch運営者の平均運営年数4年半で4億円超となっている。そして現在、月額有料チャンネルは1,470chが展開中。100社以上の企業が、複数のチャンネルを運用している。
新機能によってニコニコチャンネルの強化も図る。6月3日より新機能「ギフト」を実装。ニコニコチャンネルでの生放送配信にてギフトを購入して送れる、いわゆる “投げ銭” のようなもの。
そのほか、チャンネルオーナー向けに、入会動線属性などを分析するマーケティングツールを新設。ユーザー入会に寄与したコンテンツの割合などを分析が行えるようになる。また5月22日からはニコニコTOPページにチャンネルへの動線が新設。ニコニコチャンネルのオススメ生放送や動画などが表示されるようになった。
記者発表会はここから、メンタリストDaiGo氏を迎えたトークセッションに移行。ニコニコチャンネルで会員登録数1位を獲得した『メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」』チャンネルについて、表彰として夏野氏から盾の贈与が行われた。
DaiGo氏は「はじめた当初、著名人がやればすぐ1,000人は登録すると言われたのに、全然見てもらえなくてすごく悔しかった。それから、コメントよりも数値を重視して運用してきた」とコメント。成功の要因について、「540円以上の価値を提供するだけです。例えば本10冊分の内容を提供できれば、見てもらえるだろうと考えました」とポイントが明かされた。
また「内容もいらない部分を省いて、必要なところをセレクトする」「月22回など、やりすぎると退会者が増えた。人間の心理として、数を減らすとありがたがって見てもらえる」など、DaiGo氏のニコニコチャンネルでの運用テクニックが語られた。
そしてニコニコチャンネルについて、「入り口はYouTubeでいいと思うんです。でも、サブスクリプションでの安定した収入を得るなら、日本ではニコニコが一番優秀なサービス」と述べた。
また会場で夏野氏はDaiGo氏が望む機能はすべて実装する、とまで意気込みを示し、それに対してDaiGo氏が「入会の障壁を減らしてほしい。アカウント発行などの手続きが多いので、2〜3回のタップで入れるようになれば」という要望を出すと “1クリック入会” の実装を、「アプリの検索が使いにくい」ことについては改善すると応えた。
本発表会では、月額有料会員数の最新数値や、チャンネル運営の成功事例、今後の展望に関する発表が行われた。
まず発表会の冒頭、同社代表取締役社長である夏野 剛氏が登壇。ニコニコチャンネルの沿革について「テレビ番組などがアップされる頃があり、違法動画サイトのようなイメージがあった。これを払拭しないといけないと考え、チャンネルの仕組みを導入した。Netflixなどのように動画を買ってくるのではなく、放送局やコンテンツ発信力のある個人に活用してもらえるような仕組みをとり、アーティストやスポーツ、言論、ゲーム実況など、多岐にわたるジャンルで展開する、非常に大きなサブスクリプション型ファンコミュニティプラットフォームとなった」と説明した。
その成長にはチャンネル運用に役立つ多様なサービスの提供を実施したことが影響しており、チャンネルオーナーは生放送・動画・ブロマガなどのサービスをファンに提供でき、サブスクリプションにより安定した収益を獲得できるビジネスモデルを確立したことが要因とする。
ニコニコチャンネルについてはファンコミュニティとしての価値が認められており、「ニコニコ動画の総アクセス数は下がっておらず、チャンネルの月額課金数も伸びている」とのことで、月額会員数(課金ユーザー)は2019年3月期に30万人増で過去最高の伸び率で、前年比5倍の成長率を記録した。会員数は100万人を突破し、年間ユーザー課金額は55億円を超えたという。
チャンネルの運営者サイドで見ると、累計売上トップ10ch運営者の平均収益額は、運営年数5年間で1億円超。トップ5ch運営者の平均運営年数4年半で4億円超となっている。そして現在、月額有料チャンネルは1,470chが展開中。100社以上の企業が、複数のチャンネルを運用している。
新機能によってニコニコチャンネルの強化も図る。6月3日より新機能「ギフト」を実装。ニコニコチャンネルでの生放送配信にてギフトを購入して送れる、いわゆる “投げ銭” のようなもの。
そのほか、チャンネルオーナー向けに、入会動線属性などを分析するマーケティングツールを新設。ユーザー入会に寄与したコンテンツの割合などを分析が行えるようになる。また5月22日からはニコニコTOPページにチャンネルへの動線が新設。ニコニコチャンネルのオススメ生放送や動画などが表示されるようになった。
記者発表会はここから、メンタリストDaiGo氏を迎えたトークセッションに移行。ニコニコチャンネルで会員登録数1位を獲得した『メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」』チャンネルについて、表彰として夏野氏から盾の贈与が行われた。
DaiGo氏は「はじめた当初、著名人がやればすぐ1,000人は登録すると言われたのに、全然見てもらえなくてすごく悔しかった。それから、コメントよりも数値を重視して運用してきた」とコメント。成功の要因について、「540円以上の価値を提供するだけです。例えば本10冊分の内容を提供できれば、見てもらえるだろうと考えました」とポイントが明かされた。
また「内容もいらない部分を省いて、必要なところをセレクトする」「月22回など、やりすぎると退会者が増えた。人間の心理として、数を減らすとありがたがって見てもらえる」など、DaiGo氏のニコニコチャンネルでの運用テクニックが語られた。
そしてニコニコチャンネルについて、「入り口はYouTubeでいいと思うんです。でも、サブスクリプションでの安定した収入を得るなら、日本ではニコニコが一番優秀なサービス」と述べた。
また会場で夏野氏はDaiGo氏が望む機能はすべて実装する、とまで意気込みを示し、それに対してDaiGo氏が「入会の障壁を減らしてほしい。アカウント発行などの手続きが多いので、2〜3回のタップで入れるようになれば」という要望を出すと “1クリック入会” の実装を、「アプリの検索が使いにくい」ことについては改善すると応えた。