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公開日 2018/05/08 13:11
シャープ、ドルビービジョン/アトモスに両対応しカメラも大幅強化した“全方位進化”の「AQUOS R2」
静止画用/動画用に個別のカメラを搭載
シャープは、同社スマートフォン2018年夏モデル新製品として、3辺狭額縁“EDGEST fit Design”を採用するフラグシップモデル「AQUOS R2」と、AQUOSブランド初のSIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」を発表した。
本日、都内にて新製品発表会が開催。同社通信事業本部の本部長代行 中野吉郎氏、パーソナル通信事業部の事業部長である小林繁氏らが登壇するとともに、製品のデモが行われた。
中野氏は、昨年AQUOS R、AQUOS sense両シリーズの販売数が100万台を越えたことで、Android搭載スマートフォンとして国内販売台数1位を記録したことに触れ、「『お客様の生きる力になる』をコンセプトとして製品開発を行うとともに、2018年もAndroid販売台数No.1を目指したい」と挨拶した。
■“全方位進化”した新フラグシップ「AQUOS R2」
AQUOS R2は「従来機種AQUOS Rから全方位進化を遂げた、渾身のフラグシップ第2弾」を謳う最上位モデル。AQUOS Rと同じく3辺狭額縁“EDGEST fit Design”を採用。本体幅がAQUOS Rとほぼ同じでありながら、ディスプレイのさらなる大型化を実現している。
最も力を入れて進化させたというデュアルカメラは、静止画用/動画用を1系統ずつ搭載する「AQUOS twin camera」を採用。静止画用は画角22mm/画素数22.6Mの標準カメラ、動画用には画角19mm 135度/画素数16Mの超広角「ドラマティックワイドカメラ」を搭載する。なお、16.3Mのインカメラも搭載する。
小林氏によれば、同社は静止画には被写体をくっきり・はっきり残す“精細感”、動画には“臨場感”が重要との考えから、それぞれにおいて最適な画角、手ブレ補正、フォーカス特性、被写界深度が異なると判断。その結果、静止画/動画それぞれに特化したハードウェアを個別に搭載する方式を採用したという。
静止画用標準カメラはF1.9と明るいレンズにピント合わせが高速な「ハイブリッドオートフォーカス」、シャッターを切る動作に強い光学式手ブレ補正を内蔵。被写界深度が浅く、被写体はくっきりとさせつつ背景をボカした撮影が可能。動画用ドラマティックワイドカメラはF2.4、被写体を追い続ける際の揺れに強く、AQUOS Rに比べ2倍の補正角を実現したという電子式手ブレ補正を内蔵。被写界深度が深く、ピンぼけしにくい撮影が可能となっている。
静止画と動画それぞれ別のカメラで撮影する仕組み上、動画を撮影しながら、独立して静止画カメラのシャッターを切ることも可能。加えて、動画の撮影時に人の笑顔など象徴的なシーンをAIが判別し、自動で静止画を撮影する「AIライブシャッター」、AIが自動静止画撮影した箇所を基点として動画を切り出し、ショートムービーを作成する「あとからフォーカス」機能など、AIを活用した撮影機能も搭載している。
AIは自動画質補正にも使われており、犬、猫、花、花火など9種類の物体を検知し、ホワイトバランスや輝度などの画質やフォーカス動作を自動で最適化する。画像エンジンも新型となっており、ノイズリダクション精度などが更に向上したとしている。
ディスプレイはシリーズ最大・最高解像度のIGZO液晶を搭載。画面サイズはAQUOS Rから13%拡大した6.0型、解像度は18%向上したWQHD+(3,040×1,440)を実現した。「なめらかハイスピードIGZO」は応答速度をさらに25%向上、スクロール時の文字にじみを低減したとしている。
また、スマートフォンとしては世界で初めて、HDR規格のドルビービジョン、オブジェクトオーディオのドルビーアトモスに両対応。さらにHDR10や、放送向けの次世代オーディオコーデック「Dolby AC-4」にも対応した。ドルビーアトモスはヘッドホン/イヤホン接続時に対応コンテンツを再生することで出力され、対応コンテンツ以外のメディアでもオーディオエフェクト機能を利用することが可能。
本機能の発表時には、ドルビージャパン株式会社の代表取締役社長 大沢幸弘氏がゲストとして登壇。「ドルビービジョン、ドルビーアトモス、AC-4に対応する世界最先端のモバイル端末が日本市場、日本のメーカーから発売されたことで、モバイルエンターテインメントは大きく変わっていくだろう」とコメントした。
「スマートフォン側から話しかけてくる」ことを目指した独自AI「COCORO EMOPA」はバージョン8.0に進化。音声通知やボイスメモ、スケジュール管理といった従来からの機能に加え、普段利用する通勤/通学経路を学習して電車遅延情報を通知したり、服装や日差しに関するアドバイスまで行う天気ガイドといった機能を搭載。「忙しい朝をより便利にする」としている。
SoCは強力なAI処理性能を持つ、8コアCPU内蔵のQualcomm Snapdragon845。RAMは4GB、ROMは64GBを搭載し、最大400GBまでのmicroSDXCカードにも対応。IPX5/8の防水性、IP6Xの防塵性も備える。バックパネルは特殊コーティングした3Dガラスによる「3Dガラスバックパネル」を採用した。
放熱性能はAQUOS Rから更に向上させ、本体を充電しながらYouTubeを再生しても、本体温度はAQUOS Rに比べ約5度低く保つことが可能。放熱性能は約2倍、最高性能(高CPUクロック)を持続できる時間は約7時間に達したとしている。
■ブランド初のSIMフリー専用機「AQUOS sense plus」
AQUOS sense plusはAQUOS初となるSIMフリー専用モデル。昨年展開したSIMフリー機種が好評だったことから企画され、従来モデル「AQUOS sense lite」から基本性能を強化している。
ディスプレイは5.5型フルHD+(2,160×1,080)解像度のIGZO液晶。カメラは16.4M画素のメインカメラと8Mのインカメラを搭載する。SoCは8コアCPU内蔵のQualcomm Snapdragon 630、RAM 3GBとROM 32GBを搭載する。その他、AQUOS R2と同等のIPX5/8の防水性、IP6Xの防塵性も備え、おサイフケータイ機能にも対応する。
他社製SIMフリーモデルと比較した際の強みとして、小林氏は「AQUOSというブランド力はもちろん、FeliCa、防水など国内で需要の多い機能を信頼性の高いパッケージで提供できる」という点をあげた。
本日、都内にて新製品発表会が開催。同社通信事業本部の本部長代行 中野吉郎氏、パーソナル通信事業部の事業部長である小林繁氏らが登壇するとともに、製品のデモが行われた。
中野氏は、昨年AQUOS R、AQUOS sense両シリーズの販売数が100万台を越えたことで、Android搭載スマートフォンとして国内販売台数1位を記録したことに触れ、「『お客様の生きる力になる』をコンセプトとして製品開発を行うとともに、2018年もAndroid販売台数No.1を目指したい」と挨拶した。
■“全方位進化”した新フラグシップ「AQUOS R2」
AQUOS R2は「従来機種AQUOS Rから全方位進化を遂げた、渾身のフラグシップ第2弾」を謳う最上位モデル。AQUOS Rと同じく3辺狭額縁“EDGEST fit Design”を採用。本体幅がAQUOS Rとほぼ同じでありながら、ディスプレイのさらなる大型化を実現している。
最も力を入れて進化させたというデュアルカメラは、静止画用/動画用を1系統ずつ搭載する「AQUOS twin camera」を採用。静止画用は画角22mm/画素数22.6Mの標準カメラ、動画用には画角19mm 135度/画素数16Mの超広角「ドラマティックワイドカメラ」を搭載する。なお、16.3Mのインカメラも搭載する。
小林氏によれば、同社は静止画には被写体をくっきり・はっきり残す“精細感”、動画には“臨場感”が重要との考えから、それぞれにおいて最適な画角、手ブレ補正、フォーカス特性、被写界深度が異なると判断。その結果、静止画/動画それぞれに特化したハードウェアを個別に搭載する方式を採用したという。
静止画用標準カメラはF1.9と明るいレンズにピント合わせが高速な「ハイブリッドオートフォーカス」、シャッターを切る動作に強い光学式手ブレ補正を内蔵。被写界深度が浅く、被写体はくっきりとさせつつ背景をボカした撮影が可能。動画用ドラマティックワイドカメラはF2.4、被写体を追い続ける際の揺れに強く、AQUOS Rに比べ2倍の補正角を実現したという電子式手ブレ補正を内蔵。被写界深度が深く、ピンぼけしにくい撮影が可能となっている。
静止画と動画それぞれ別のカメラで撮影する仕組み上、動画を撮影しながら、独立して静止画カメラのシャッターを切ることも可能。加えて、動画の撮影時に人の笑顔など象徴的なシーンをAIが判別し、自動で静止画を撮影する「AIライブシャッター」、AIが自動静止画撮影した箇所を基点として動画を切り出し、ショートムービーを作成する「あとからフォーカス」機能など、AIを活用した撮影機能も搭載している。
AIは自動画質補正にも使われており、犬、猫、花、花火など9種類の物体を検知し、ホワイトバランスや輝度などの画質やフォーカス動作を自動で最適化する。画像エンジンも新型となっており、ノイズリダクション精度などが更に向上したとしている。
ディスプレイはシリーズ最大・最高解像度のIGZO液晶を搭載。画面サイズはAQUOS Rから13%拡大した6.0型、解像度は18%向上したWQHD+(3,040×1,440)を実現した。「なめらかハイスピードIGZO」は応答速度をさらに25%向上、スクロール時の文字にじみを低減したとしている。
また、スマートフォンとしては世界で初めて、HDR規格のドルビービジョン、オブジェクトオーディオのドルビーアトモスに両対応。さらにHDR10や、放送向けの次世代オーディオコーデック「Dolby AC-4」にも対応した。ドルビーアトモスはヘッドホン/イヤホン接続時に対応コンテンツを再生することで出力され、対応コンテンツ以外のメディアでもオーディオエフェクト機能を利用することが可能。
本機能の発表時には、ドルビージャパン株式会社の代表取締役社長 大沢幸弘氏がゲストとして登壇。「ドルビービジョン、ドルビーアトモス、AC-4に対応する世界最先端のモバイル端末が日本市場、日本のメーカーから発売されたことで、モバイルエンターテインメントは大きく変わっていくだろう」とコメントした。
「スマートフォン側から話しかけてくる」ことを目指した独自AI「COCORO EMOPA」はバージョン8.0に進化。音声通知やボイスメモ、スケジュール管理といった従来からの機能に加え、普段利用する通勤/通学経路を学習して電車遅延情報を通知したり、服装や日差しに関するアドバイスまで行う天気ガイドといった機能を搭載。「忙しい朝をより便利にする」としている。
SoCは強力なAI処理性能を持つ、8コアCPU内蔵のQualcomm Snapdragon845。RAMは4GB、ROMは64GBを搭載し、最大400GBまでのmicroSDXCカードにも対応。IPX5/8の防水性、IP6Xの防塵性も備える。バックパネルは特殊コーティングした3Dガラスによる「3Dガラスバックパネル」を採用した。
放熱性能はAQUOS Rから更に向上させ、本体を充電しながらYouTubeを再生しても、本体温度はAQUOS Rに比べ約5度低く保つことが可能。放熱性能は約2倍、最高性能(高CPUクロック)を持続できる時間は約7時間に達したとしている。
■ブランド初のSIMフリー専用機「AQUOS sense plus」
AQUOS sense plusはAQUOS初となるSIMフリー専用モデル。昨年展開したSIMフリー機種が好評だったことから企画され、従来モデル「AQUOS sense lite」から基本性能を強化している。
ディスプレイは5.5型フルHD+(2,160×1,080)解像度のIGZO液晶。カメラは16.4M画素のメインカメラと8Mのインカメラを搭載する。SoCは8コアCPU内蔵のQualcomm Snapdragon 630、RAM 3GBとROM 32GBを搭載する。その他、AQUOS R2と同等のIPX5/8の防水性、IP6Xの防塵性も備え、おサイフケータイ機能にも対応する。
他社製SIMフリーモデルと比較した際の強みとして、小林氏は「AQUOSというブランド力はもちろん、FeliCa、防水など国内で需要の多い機能を信頼性の高いパッケージで提供できる」という点をあげた。