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公開日 2022/09/12 13:03
Xperia初のゲーミングギア「Xperia Stream」発表。スマホ両面をファンで冷却、HDMI/LAN端子も装備
「Xperia 1 IV」との同梱パックも
ソニーは、冷却ファンを備えたXperia初のゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」を10月14日に発売する。5G対応スマートフォン「Xperia 1 IV」との同梱パック「Xperia 1 IV Gaming Edition」も同日より発売開始。価格はそれぞれ以下の通り。
・ゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」10/14発売/税込24,000円前後
・スマートフォンセット「Xperia 1 IV Gaming Edition」10/14発売/税込190,000円前後
5月に開発が発表されていたXperia初となる純正ゲーミングギアがいよいよ商品化され、「Xperia Stream for Xperia 1 IV(以下、Xperia Stream)」として今秋発売される。
スマートフォンは同社最上位モデル「Xperia 1 IV」のみに対応。Xperia 1 IVはゲームに特化した機能も一つの特徴となっており、120Hzディスプレイや240Hz残像低減、240Hzタッチ検出、L-γ レイザー、オーディオイコライザーなどを搭載、ボイスチャットの最適化も図られている。
配信者向けに120Hzのハイムレームレート録画、RTレコード、オーディオミキサー、ボイスチェンジャー、スクリーンバーストといった機能も備え、操作アプリゲームエンハンサーから、本格的なゲーム配信も可能。人気モバイルゲーム「PUBG MOBILE」の大会オフィシャル端末としても採用されている。
同社はXperia Stream for Xperia 1 IVについて、スマートフォンのコンセプトである「Play to Win」「Share to influence」をより “深化” させた商品だとし、ゲーム時の安定したプレイから配信まで広くサポートすると説明。その大きな特徴は、独自の冷却性能、ギア下部に搭載したマルチポートにあるとしている。
Xperia Streamでは、ファンを用いた空冷方式による冷却機能を搭載。これまで市場にあったデバイスとは異なり、スマートフォンの両面を冷却できる独自構造が特徴だとしている。
具体的には、背面から空気を取り込んでスマートフォン前面に空気を回して流すよう設計されており、背面のみならず、フロント側も冷却できる点がポイント。これにより今までにない冷却パフォーマンスを実現するとしている。
さらに、内蔵ファンは熱の状況に合わせて回転数を自動制御し、効率的にスマートフォンを冷却できるとする。この制御機能は、組み合わせたXperia 1 IVの「ゲームエンハンサー」で設定できるもので、回転数を手動で設定することもできる。その他操作もゲームエンハンサーで行うかたちだ。
また、熱源の位置に合わせて気流の量を最適化。特に熱くなりやすいチップセット周りに対して気流を多くすることで、効率よく全体を冷やすことができるという。
同社は実際に、Xperia 1 IVと組み合わせて、PUBG MOBILEを配信想定の高負荷な状態で1時間程プレイ(ディスプレイ輝度は最大、1080@60fpsでスクリーン録画)し、汎用ギアとXperia Streamのそれぞれで、ゲーム中のフレームレートの落ち方を比較検証。
その結果、背面の一部を冷やす方式が多いという汎用ギアでは、冷却していても熱の発生が確認され、途中でフレームレートが落ちる現象が発生。特にプレイ時間の中間にて長時間レートが落ちたという。
一方、Xperia Streamでは、1時間の間ほぼ、フレームドロップは発生しなかったとしている。また端末表面温度においても、およそ10度の差があり、Xperia Streamの方が冷却性能が高いとアピールする。
また、他の高負荷ゲームも想定し、Antutuベンチマークテストを連続して5回実施して、2回目以降のパフォーマンスの持続性も検証。結果、ギアをつけずにテストしたXperiaでは15%前後パフォーマンスが落ちるのに対し、Xperia Stream for Xperia 1 IVを使用した際には3%まで軽減できており、活用することで高負荷ゲームを連続して行っても、より安定したゲームプレイが実現できるという。
上述の通り、操作はゲームエンハンサーで行う。新UIとなり、上述したファン回転制御を自動(Auto)/手動(Manual)で調整できるほか、ファンの回転数やサーマルリミットなどが確認可能。また、本体が高熱になるのを抑え、パフォーマンスをより発揮できるようにするという「ブーストモード」も追加される。本モードはXperia Stream使用時のみ設定できる。
背面下部には4系統のマルチポートを搭載。3.5mmオーディオジャック、HDMI出力、LAN端子、充電用USB Type-Cを装備する。
Xperia 1 IVの3.5mmオーディオジャックは本体上部に備えられており、Xperia Streamを装着すると塞がってしまう。そのためXperia Streamにオーディオジャックを設けることで、有線イヤホンやヘッドセットも使用できるようにしている。
このオーディオジャックは、ゲームに必要なサウンドクオリティを確認して搭載しているとのこと。なお有線イヤホン/ヘッドセット使用時は、VCオプティマイザーと組み合わせることで、Xperia Streamの発するファンの音がほぼ聞こえないレベルに抑えられるとしている。
HDMI端子はプレミアムハイスピード対応で、フルHD/120Hz、4K/60Hzまでの出力をサポート。変換ケーブルなしに直接HDMIケーブルを挿して、ゲーム画面のモニタリングやゲーム配信が行える。
また、モバイルゲーム大会では接続の安定性を考え、有線LAN接続が用いられることが一般的だとし、Xperia Streamでもこれに対応。100BASE-TX対応のLAN接続により、安定した通信環境でのゲームプレイや、ストリーミングが可能だとする。
本体デザインはプロeスポーツチーム・SCARZの監修の下、ゲーム利用時に最適な形状となるよう設計。4本指、または5本指の両方の持ち方を想定して、長時間のプレイでも持ちやすく、疲れにくい形状だという。
特にこだわられた点として、背面の指がファンと干渉しないように考慮されており、FPSゲームでのリコイル制御のしやすいエッジ処理、サラサラとした表面加工ながらもジャイロ操作しやすいグリップ感、また左右シンメトリーな形状を採用している。
4つのポートを備えたことで複数ケーブルがぶら下がるケースも想定されるが、手にした際に大きく邪魔にならないよう、ファン下の中央部分にポートを配置。SCARZのプレイヤーらにも実際に試してもらうなど、検証した上で設計したという。
また、カバー型の形状で、スマートフォンへの着脱も容易な構造だと説明。さらに無線でのインターネット通信に影響がないよう、確認しながら配慮して開発したとしている。
バッテリーは非搭載。充電用USB Type-Cポートから有線による給電が可能となる。外形寸法は185×80×39mm、質量は142gとなる
同梱パック「Xperia 1 IV Gaming Edition」にセットされるXperia 1 IV本体は、容量RAM 16GB/ROM 512GB、カラーはブラックのみとなる。
同社は9月15日(木)から18日(日)に開催する、東京ゲームショウ2022にXperiaブースを出展。Xperia Streamを体験できるよう展開するとのこと。
Xperia 1 IV Gaming Editon購入キャンペーンも実施。2023年5月24日までの購入で、古谷徹さん、鬼頭明里さんとコラボレーションしたボイスカードが全員にもらえるというもの。
また、同日発表された「Xperia 1 IV SIMフリーモデル」の発売を記念したキャッシュバックキャンペーンについても、Xperia 1 IV Gaming Editonが対象となる。本キャンペーンでは15,000円分のキャッシュバックが受けられる。
・ゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」10/14発売/税込24,000円前後
・スマートフォンセット「Xperia 1 IV Gaming Edition」10/14発売/税込190,000円前後
5月に開発が発表されていたXperia初となる純正ゲーミングギアがいよいよ商品化され、「Xperia Stream for Xperia 1 IV(以下、Xperia Stream)」として今秋発売される。
スマートフォンは同社最上位モデル「Xperia 1 IV」のみに対応。Xperia 1 IVはゲームに特化した機能も一つの特徴となっており、120Hzディスプレイや240Hz残像低減、240Hzタッチ検出、L-γ レイザー、オーディオイコライザーなどを搭載、ボイスチャットの最適化も図られている。
配信者向けに120Hzのハイムレームレート録画、RTレコード、オーディオミキサー、ボイスチェンジャー、スクリーンバーストといった機能も備え、操作アプリゲームエンハンサーから、本格的なゲーム配信も可能。人気モバイルゲーム「PUBG MOBILE」の大会オフィシャル端末としても採用されている。
同社はXperia Stream for Xperia 1 IVについて、スマートフォンのコンセプトである「Play to Win」「Share to influence」をより “深化” させた商品だとし、ゲーム時の安定したプレイから配信まで広くサポートすると説明。その大きな特徴は、独自の冷却性能、ギア下部に搭載したマルチポートにあるとしている。
Xperia Streamでは、ファンを用いた空冷方式による冷却機能を搭載。これまで市場にあったデバイスとは異なり、スマートフォンの両面を冷却できる独自構造が特徴だとしている。
具体的には、背面から空気を取り込んでスマートフォン前面に空気を回して流すよう設計されており、背面のみならず、フロント側も冷却できる点がポイント。これにより今までにない冷却パフォーマンスを実現するとしている。
さらに、内蔵ファンは熱の状況に合わせて回転数を自動制御し、効率的にスマートフォンを冷却できるとする。この制御機能は、組み合わせたXperia 1 IVの「ゲームエンハンサー」で設定できるもので、回転数を手動で設定することもできる。その他操作もゲームエンハンサーで行うかたちだ。
また、熱源の位置に合わせて気流の量を最適化。特に熱くなりやすいチップセット周りに対して気流を多くすることで、効率よく全体を冷やすことができるという。
同社は実際に、Xperia 1 IVと組み合わせて、PUBG MOBILEを配信想定の高負荷な状態で1時間程プレイ(ディスプレイ輝度は最大、1080@60fpsでスクリーン録画)し、汎用ギアとXperia Streamのそれぞれで、ゲーム中のフレームレートの落ち方を比較検証。
その結果、背面の一部を冷やす方式が多いという汎用ギアでは、冷却していても熱の発生が確認され、途中でフレームレートが落ちる現象が発生。特にプレイ時間の中間にて長時間レートが落ちたという。
一方、Xperia Streamでは、1時間の間ほぼ、フレームドロップは発生しなかったとしている。また端末表面温度においても、およそ10度の差があり、Xperia Streamの方が冷却性能が高いとアピールする。
また、他の高負荷ゲームも想定し、Antutuベンチマークテストを連続して5回実施して、2回目以降のパフォーマンスの持続性も検証。結果、ギアをつけずにテストしたXperiaでは15%前後パフォーマンスが落ちるのに対し、Xperia Stream for Xperia 1 IVを使用した際には3%まで軽減できており、活用することで高負荷ゲームを連続して行っても、より安定したゲームプレイが実現できるという。
上述の通り、操作はゲームエンハンサーで行う。新UIとなり、上述したファン回転制御を自動(Auto)/手動(Manual)で調整できるほか、ファンの回転数やサーマルリミットなどが確認可能。また、本体が高熱になるのを抑え、パフォーマンスをより発揮できるようにするという「ブーストモード」も追加される。本モードはXperia Stream使用時のみ設定できる。
背面下部には4系統のマルチポートを搭載。3.5mmオーディオジャック、HDMI出力、LAN端子、充電用USB Type-Cを装備する。
Xperia 1 IVの3.5mmオーディオジャックは本体上部に備えられており、Xperia Streamを装着すると塞がってしまう。そのためXperia Streamにオーディオジャックを設けることで、有線イヤホンやヘッドセットも使用できるようにしている。
このオーディオジャックは、ゲームに必要なサウンドクオリティを確認して搭載しているとのこと。なお有線イヤホン/ヘッドセット使用時は、VCオプティマイザーと組み合わせることで、Xperia Streamの発するファンの音がほぼ聞こえないレベルに抑えられるとしている。
HDMI端子はプレミアムハイスピード対応で、フルHD/120Hz、4K/60Hzまでの出力をサポート。変換ケーブルなしに直接HDMIケーブルを挿して、ゲーム画面のモニタリングやゲーム配信が行える。
また、モバイルゲーム大会では接続の安定性を考え、有線LAN接続が用いられることが一般的だとし、Xperia Streamでもこれに対応。100BASE-TX対応のLAN接続により、安定した通信環境でのゲームプレイや、ストリーミングが可能だとする。
本体デザインはプロeスポーツチーム・SCARZの監修の下、ゲーム利用時に最適な形状となるよう設計。4本指、または5本指の両方の持ち方を想定して、長時間のプレイでも持ちやすく、疲れにくい形状だという。
特にこだわられた点として、背面の指がファンと干渉しないように考慮されており、FPSゲームでのリコイル制御のしやすいエッジ処理、サラサラとした表面加工ながらもジャイロ操作しやすいグリップ感、また左右シンメトリーな形状を採用している。
4つのポートを備えたことで複数ケーブルがぶら下がるケースも想定されるが、手にした際に大きく邪魔にならないよう、ファン下の中央部分にポートを配置。SCARZのプレイヤーらにも実際に試してもらうなど、検証した上で設計したという。
また、カバー型の形状で、スマートフォンへの着脱も容易な構造だと説明。さらに無線でのインターネット通信に影響がないよう、確認しながら配慮して開発したとしている。
バッテリーは非搭載。充電用USB Type-Cポートから有線による給電が可能となる。外形寸法は185×80×39mm、質量は142gとなる
同梱パック「Xperia 1 IV Gaming Edition」にセットされるXperia 1 IV本体は、容量RAM 16GB/ROM 512GB、カラーはブラックのみとなる。
同社は9月15日(木)から18日(日)に開催する、東京ゲームショウ2022にXperiaブースを出展。Xperia Streamを体験できるよう展開するとのこと。
Xperia 1 IV Gaming Editon購入キャンペーンも実施。2023年5月24日までの購入で、古谷徹さん、鬼頭明里さんとコラボレーションしたボイスカードが全員にもらえるというもの。
また、同日発表された「Xperia 1 IV SIMフリーモデル」の発売を記念したキャッシュバックキャンペーンについても、Xperia 1 IV Gaming Editonが対象となる。本キャンペーンでは15,000円分のキャッシュバックが受けられる。