公開日 2013/09/24 10:30
アンテナケーブルでテレビの画質が激変した! − 独AVINITYのケーブルを検証
<特別企画>AVINITY連続レポート第1回 HDMI&アンテナケーブル画質編
ドイツの新鋭ケーブルブランド「AVINITY」が
10月1日より、ついに日本に上陸する
「AVINITY」は2011年に誕生したドイツの新鋭ケーブルブランドである。ブランド自体は新興だが、AVINITYを手がけるHama社の歴史は古い。1923年にドレスデンで創業した同社は、写真関連製品メーカーとして出発し、第二次世界大戦後の1945年にはバイエルン州の小さな街モンハイムに、現在に至る拠点を移すことになる。
Hama社は、世界最大のカメライベントである「フォトキナ」に、1950年開催の記念すべき第1回から参加している。このことからも、メーカーとしての長い歴史が窺える。その後は写真関連製品に加えて、映像、オーディオ、通信機器など多岐にわたる製品を取り扱うようになり、現在では18,000製品を越える製品ラインナップと、全世界に2,500人の従業員(うち1,500人がモンハイムに勤務)を抱えるに至っている。
このHama社が、様々な分野で培ってきた技術を本格的なオーディオ&ビジュアル向けケーブルに投入するべく立ち上げたのがAVINITYなのである。立ち上げにあたっては、同社に在籍する音楽好き、映画好きのエンジニア達が「プロによる、プロのための製品作り」を合い言葉に集ったという。長年のアクセサリー製造の経験に裏打ちされた技術とドイツらしいエンジニアリング精神は、各モデルの画質・音質はもちろんのこと、ケーブルブランドとしても異例と言える「メーカー30年保証」の実施にも現れている。
AVINITYがラインナップするケーブルは、HDMIケーブルをはじめとするAVケーブルから、オーディオ用のデジタルケーブル、RCAケーブル、スピーカーケーブルまで多岐にわたる。なんと、F端子アンテナケーブルまで用意されている。この豊富なラインナップの中から、今回はAVINITYのケーブルが持つ「画質」に注目して、HDMIケーブルとF端子アンテナケーブルの取材を行った。
HDMIケーブルの上位モデル
「AY-HDMI-HE」の画質を検証する
まず注目したいのは、AVケーブルの代表であるHDMIケーブルだ。ご存じの通り、HDMIケーブルは4K映像や3D、マルチch音声やハイレゾ音声を含む最新のデジタル信号を伝送するオーディオ・ビジュアルの要となるケーブルであり、AVINITYのケーブルの性能と素性を検証するにはもってこいと言える。日本市場に向けて投入される第1弾の製品群の中から、今回はハイエンドラインである“HDMI HIGH-END EDITION”「AY-HDMI-HE」シリーズを検証した。
「AY-HDMI-HE」は、ケーブル導体に純銀コートを施したOFCを用いている。それぞれの導体に個別にノイズシールド処理を施した5層構成の「ソリッド・ハイ・パフォーマンス・データライン構造」を採用し、外部のノイズ干渉を徹底的に遮断することで純度の高いデータ転送を可能としている。
ケーブルはフラットタイプで、オーディオ伝送ラインは平行かつシンメトリカルに配置されている。プラグ部分は緩やかなひねりを加えた独特の形状を持つ金属製で、24金のハードゴールドメッキが施されている。このひねりを加えたボディ構造が、信号伝送に悪影響を及ぼす振動を抑制している。
HDMIケーブルとしての仕様は、データ伝送速度21.0Gbps対応のHigh Speed with 3Dとなる。4K映像、ARC(オーディオリターンチャンネル)など、重要なフォーマットも網羅している。価格は長さ1mのモデルが21,000円(税込)、2mのモデルが25,200円(税込)となる。
10月1日より、ついに日本に上陸する
「AVINITY」は2011年に誕生したドイツの新鋭ケーブルブランドである。ブランド自体は新興だが、AVINITYを手がけるHama社の歴史は古い。1923年にドレスデンで創業した同社は、写真関連製品メーカーとして出発し、第二次世界大戦後の1945年にはバイエルン州の小さな街モンハイムに、現在に至る拠点を移すことになる。
Hama社は、世界最大のカメライベントである「フォトキナ」に、1950年開催の記念すべき第1回から参加している。このことからも、メーカーとしての長い歴史が窺える。その後は写真関連製品に加えて、映像、オーディオ、通信機器など多岐にわたる製品を取り扱うようになり、現在では18,000製品を越える製品ラインナップと、全世界に2,500人の従業員(うち1,500人がモンハイムに勤務)を抱えるに至っている。
このHama社が、様々な分野で培ってきた技術を本格的なオーディオ&ビジュアル向けケーブルに投入するべく立ち上げたのがAVINITYなのである。立ち上げにあたっては、同社に在籍する音楽好き、映画好きのエンジニア達が「プロによる、プロのための製品作り」を合い言葉に集ったという。長年のアクセサリー製造の経験に裏打ちされた技術とドイツらしいエンジニアリング精神は、各モデルの画質・音質はもちろんのこと、ケーブルブランドとしても異例と言える「メーカー30年保証」の実施にも現れている。
AVINITYがラインナップするケーブルは、HDMIケーブルをはじめとするAVケーブルから、オーディオ用のデジタルケーブル、RCAケーブル、スピーカーケーブルまで多岐にわたる。なんと、F端子アンテナケーブルまで用意されている。この豊富なラインナップの中から、今回はAVINITYのケーブルが持つ「画質」に注目して、HDMIケーブルとF端子アンテナケーブルの取材を行った。
HDMIケーブルの上位モデル
「AY-HDMI-HE」の画質を検証する
まず注目したいのは、AVケーブルの代表であるHDMIケーブルだ。ご存じの通り、HDMIケーブルは4K映像や3D、マルチch音声やハイレゾ音声を含む最新のデジタル信号を伝送するオーディオ・ビジュアルの要となるケーブルであり、AVINITYのケーブルの性能と素性を検証するにはもってこいと言える。日本市場に向けて投入される第1弾の製品群の中から、今回はハイエンドラインである“HDMI HIGH-END EDITION”「AY-HDMI-HE」シリーズを検証した。
「AY-HDMI-HE」は、ケーブル導体に純銀コートを施したOFCを用いている。それぞれの導体に個別にノイズシールド処理を施した5層構成の「ソリッド・ハイ・パフォーマンス・データライン構造」を採用し、外部のノイズ干渉を徹底的に遮断することで純度の高いデータ転送を可能としている。
ケーブルはフラットタイプで、オーディオ伝送ラインは平行かつシンメトリカルに配置されている。プラグ部分は緩やかなひねりを加えた独特の形状を持つ金属製で、24金のハードゴールドメッキが施されている。このひねりを加えたボディ構造が、信号伝送に悪影響を及ぼす振動を抑制している。
HDMIケーブルとしての仕様は、データ伝送速度21.0Gbps対応のHigh Speed with 3Dとなる。4K映像、ARC(オーディオリターンチャンネル)など、重要なフォーマットも網羅している。価格は長さ1mのモデルが21,000円(税込)、2mのモデルが25,200円(税込)となる。