• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/11/26 11:19

「省スペースで大画面」を手軽に実現 − 超短焦点プロジェクター BenQ「W1080ST+」実力検証

【特別企画】兄弟機「W1070+」との違いは?
鴻池賢三
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

BenQ(ベンキュー)が発売したDLPプロジェクター「W1070+」「W1080ST+」の魅力に迫る連続企画第2回。「W1070+」をテストした前回(関連ニュース)に続き、今回は投写距離が短くて済むため「省スペースで大画面」を手軽に実現できるメリットを持つ超短焦点モデル「W1080ST+」の実力に鴻池賢三氏が迫る。

■投写距離約1.5mで約100インチ − 台形補正機能が進化でさらに使いやすく

本機「W1080ST+」は、僅か1.5mの投写距離で100インチの大画面を可能にする超短焦点でありながら、フルHD画質を達成したユニークな「W1080ST」に新機能を“プラス”したニューモデルである。基本はDLP方式のフルHD(1080p)プロジェクター。新モデルの「W1080ST+」は、基本部分で「W1080ST」を踏襲しつつ機能をブラッシュアップ。目玉は台形補正機能の刷新で、縦方向に加えて横方向の補正機能がプラスされ、設置性が大幅に向上したのが画期的だ。

W1080ST+

今回は、そんな「W1080ST+」を実際に体感し、設置性、使い勝手、画質、音質について、全方位から検証した。

横方向の台形補正にも新たに対応し設置性が向上

レンズは1.2倍のズーム機能搭載で、100インチ画面時の投写距離は1.52m-1.82m。逆に1mの投写距離が確保できれば約60インチの大画面を映し出すことができる超短焦点仕様だ。当たり前だが、通常、プロジェクターで大画面を実現するためには、ある程度の投写距離を確保する必要がある。その点、本機に代表されるような超短焦点であれば、部屋が狭かったり家具の配置の問題があったりなどでスクリーンまで距離を確保できないような場合にも使用できる。

フロント面

設置イメージとしては、ソファの前にあるテーブルに置く感覚で、六畳間はおろか、4畳半でも超大画面が楽しめるのが最大の魅力だ。厳密にはズームレンズではなく、映像の拡大縮小を行うとピントを合わせ直す必要があるが、真正のズームレンズ搭載プロジェクターも、設置位置を変えればピントの再調整は必要で、使い勝手の上でマイナスとはならない。むしろ、こうした割り切りでコストダウンが図られていると考えると、実に合理的でユーザーのためにもなる。

映像の投写位置は、本体設置位置より上方に打ち上げる格好になるが、さらに持ち上げるには、本体を上方にあおる事になる。この際、内蔵の前脚が利用可能で、高さもワンタッチで調整できるので手軽だ。この際に生じる上下方向の映像の歪みは、台形補正機能で解消できる。

レンズシフト機能搭載の有無もW1070+とW1080ST+の違いのひとつ

前脚を伸ばして本体を上方に向けることが可能

次ページ「超広角レンズでも隅々までナチュラルな投写映像」

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX