• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/01/26 11:58

【和歌山・X邸】ピアノ練習も映画鑑賞も一部屋で! 約7畳の7.1ch “2way”シアター

エプソン「EH-TW8200」で実現!
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
楽器練習とホームシアターを同じ部屋で!
約7畳一間の多目的7.1chシアター




Xさんの建てた新築は、和歌山県和歌山市紀ノ川駅近くの住宅地にある。Xさんがこの家につくったのは、楽器練習室とホームシアターを兼任する2ウェイルームだ。室内の広さは3,320W×3,460Hmmの約7畳。天井高は2,400mmである。

Xさんはこの部屋について「最初はピアノとクラリネットの練習室としてだけ計画していました」と語った。しかし「せっかくなので、大好きな音楽や映画が満喫できるホームシアターも楽しみたい」と思い立ち、同じ部屋にホームシアター環境を導入することに決めたのだそうだ。そう、楽器練習室とホームシアターの大きな共通ポイントは“防音仕様”であること。普段から楽器演奏も映画鑑賞もするのであれば、両者を1つにしてしまうというのは良いアイデアだ。

では、Xさんのシアター環境を見ていこう。スクリーンは、OSの90インチスクリーンを導入しており、このスクリーンを上げるとその裏にはパナソニック製の50インチテレビが設置されている。楽器練習とシアターを同時に満喫できるこの部屋は、プロジェクター投写もテレビも楽しめるという、映像視聴においても“2ウェイタイプ”を実現しているのだ。

スクリーンはOS製

スクリーンを上げると、その奥にはパナソニックの50インチテレビが壁掛け設置されている

本ルームを担当したインストーラーの田中雅史氏(ホームシアター工房)にお話を伺ったところ、「室内は縦方向が3,460mmあるので、スクリーンサイズは100インチでも可能な広さでしたが、今回はお客様の希望によりスクリーン裏にテレビを設置したので、そのぶんの幅を余裕をもって確保するために今回は90インチを選択しました」とのことだった。

プロジェクターは、エプソンのフラグシップモデル「EH-TW8200」を使用している。この2ウェイルームはもともと楽器練習室として計画していた部屋であるため、ホームシアター室として考えた場合に、専用室と比較して迷光が多いことはどうしてもネックになる。しかしEH-TW8200を選ぶことで、エプソン製プロジェクターの強みである明るさを活かし、迷光のある部屋でも綺麗な映像投写を実現しているのだ。プロジェクター本体は、純正の薄型金具を使用して天井面にピッタリ吸い付けるように設置されている。

プロジェクターはエプソン「EH-TW8200」。もともとシアター専用室ではないため迷光があるが、明るさが特徴のエプソンプロジェクターを使用することで綺麗な投写を実現している

音響システムは、Xさんが「映画も音楽も満喫できるように選びました」と語る7.1ch構成。フロント/センタースピーカーは仏キャバス「EOLE3」で、サラウンド/サラウンドバックスピーカーも同じくキャバス「ALCYONE2」。いずれも小型ながら十分なサラウンド音場を造り出すモデルだ。それぞれインストール設置にて天吊りしている。

続いてサブウーファーは、オンキヨー「SL-A251B」をチョイス。これは視聴位置から右横の位置にあたるピアノの横に配置している。

フロント/センターSPとサラウンド/サラウンドバックSPはキャバス製品で統一

サブウーファーはオンキヨー「SL-A251B」。ピアノの横に設置している

AVアンプはIntegra「DTR-30.6」。専用ケーブルも用意し、PCも接続できる環境を揃えている。なおこのAVアンプやBDレコーダーなどのAV機器は、視聴位置の背面に位置する壁際にAVラックを設置してそこに収納する形とした。

Xさんの2ウェイルームは、プロジェクターにエプソン EH-TW8200を選んで綺麗な映像投影が行えるようにするなど、シアター専用室ではないながら映画鑑賞を高品位に楽しめるように工夫されているのがわかる。さらに、普段から楽器練習にも使う部屋として、室内をすっきりさせられるよう、設置の細かい部分にまで配慮が行き届いていることもポイントだ。

インストーラーの田中氏は「正面をすっきりとさせたかったので、サブウーファーはピアノの横に設置しました。AV機器もAVラックの中に収納することで、テレビ/スクリーン周りがゴチャゴチャしないようにしています」とコメント。このおかげで約7畳という大きさでも、すっきりした室内空間を実現しているのである。

もし、新築購入や自宅のリフォーム時に楽器練習室の構築を考えている方なら、Xさんのようにあわせてホームシアター環境の導入も検討してみてはいかがだろうか。音楽と映画をどちらも楽しめる一部屋を実現させることで、より豊かな音楽&シアターライフを満喫できることは間違いない。

HOMETHEATER DATA

住宅形態●戸建/新築
ホームシアターの広さ●約3,320×3,460mm
画面サイズ●90インチ(スクリーン)+50インチ(薄型テレビ)
サラウンド●7.1ch


EQUIPMENT LIST

<AV機器>
●プロジェクター:エプソン EH-TW8200W
●スクリーン:OS/ホームシアタープラスe製品
●AVアンプ:Integra DTR-30.6
●フロントスピーカー/センタースピーカー: Cabasse EOLE3
●サラウンドスピーカー/サラウンドバックスピーカー: Cabasse ALCYONE2
●サブウーファー:ONKYO SL-A251B

INSTALL

ホームシアター工房
インストーラー/田中雅史 氏

※本記事は、ホームシアター工房公式BLOGからの転載です。ホームシアター工房公式BLOGはこちらから。




“dreamio”導入事例特集ページに戻る

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX