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公開日 2015/06/17 12:00

もう見逃しゼロ! パナソニック“全自動ディーガ”の魅力

【特別企画】
折原一也
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パナソニックの全録ディーガが新しく生まれ変わった。最新モデルのキーワードは“全自動"。より手軽に、より快適に、そして自分が観たい番組をすぐに引き出してくれる自分だけの録画コンシェルジュが完成した

使い勝手をとことん追求。丸ごと全自動なディーガ!

BDレコーダー市場で高いシェアを誇るディーガから“全録"モデルが誕生したのは2013年初頭のこと。ディーガならではの使い勝手と最新の機能、そして高いクオリティを抱合した全録モデルは、コアな録画ファンから熱い支持を獲得した。

そんな全録モデルの最新世代が、今回紹介する「DMR-BRX6000」(以下BRX6000)である。“全自動ディーガ"という新たなキャッチコピーが冠されているように、ユーザーの使い勝手をとことん突き詰め、何もしなくても番組を長期間録画しておいてくれる、「録画は丸ごとおまかせ」なモデルになっている。

まずはセットアップ方法から紹介しよう。BRX6000が搭載するチューナー数は11。「チャンネル録画」専用として8ch(地上デジタル×8、BS・110度CSデジタル×3)、通常録画用の3系統中2系統を「チャンネル録画」に追加設定することで、最大10chが丸ごと録画できる。

今回紹介するDMR-BRX6000のほか、兄弟機としてDMR-BRX4000とDMR-BRX2000もラインナップ

チャンネル録画の設定も簡便で、録画したいと思うチャンネルと録画モードを選ぶだけ。また、チャンネルごとに録画モードが細かく選べるのはディーガ全録のお家芸で、非圧縮のDRから長時間15倍まで計22ステップを用意する。15倍であれば内蔵HDD6TBに全10chを最大21日間、標準的な8倍でも約11日分の番組がストックできる。正直言ってディーガの長時間録画性能は頭一つ抜け出ており“実用に耐えうる品位を保った21日間の丸録り"は本機しかできない芸当と言っていい。

趣味嗜好を知り尽くした、まるで録画コンシェルジュ

執筆に当たり、長期間のハンドリングを行ったのだが、本機は録画サーバーというありきたりな全録機のイメージより、ユーザーの趣味嗜好を知り尽くした録画コンシェルジュというイメージに近い。


というのも、今回新しく「新着番組」という新メニューが追加されているのだが「よくみる番組」、「あなたへのおすすめ(※)」、「録画数ランキング(※)」、「盛り上がりランキング(※)」、そして「話題のニュース一覧(※)」の各種項目が1つの画面内に整理されており、常にそこにはユーザーが気になっているであろう録画番組をピックアップしてくれる。特に「よくみる番組」は使用頻度が高く、おかげでわざわざ番組表から該当の番組を見つける手間が省ける。一度これに慣れてしまうと、番組表から番組を探す動作すらおっくうに感じてしまうのだから不思議なものだ。

この新着番組のメニューは、リモコンの新着番組ボタンからの呼び出しはもちろんのこと、電源投入時にも自動的に立ち上がるため、膨大に録画された番組から如何に素早く・手軽にユーザーが求める番組を引っ張り出すか? という全録機が抱える課題に対するディーガ開発陣の1つの回答が提示されている。番組の検索精度は、ユーザーが使い込む内に本機が好みと傾向を勝手に学習するわけだから、まさに自分だけの録画コンシェルジュがリビングに居てくれる感覚なのだ。もちろん、自身で検索条件をセレクトし「お気に入り」を設定するなど、カスタマイズ性も確保されている。

不定期な特番の呼び出しはリモコンの音声検索が快適

スポーツイベントや特番など、不定期で放送される番組の検索に使えるのが、BRX6000のボイス&モーションリモコンだ。内蔵マイクによる音声検索は前モデルにも搭載されていたが、最新世代のモデルでは、キーワードを一言発するだけで、該当番組がチャンネル録画一覧から呼び出せるようになった。また電源オフ状態でも呼び出し可能なので、キーワード検索の手間も必要ない。

またモーション操作においても、重力センサーの搭載でコントロールの精度が向上しており、さらに番組表でモーションボタンを押すと、目的の日時へかんたんにページを切り替えできるようになっている。

BRX6000の魅力は、ディーガならではの機能と性能をベースに、録画予約することなく見逃しゼロという環境を作ってくれる圧倒的な安心感に他ならない。また操作やメニューが複雑になりがちな全録機において、録画番組を番組表形式で表示する「チャンネル録画一覧」をほとんど開かずに「新着番組」だけで使い倒してしまったのも初めての経験だった。

ヘビーな録画マニアをターゲットにした“全録"の思想から、初心者から上級者まで使いこなせる「全自動ディーガ」へ。BRX6000はその転換を成功させた万人にお勧めできるレコーダーだ。

※インターネットの接続およびディモーラ/ミモーラへの機器登録が必要です。一部機能は有料になります。またディモーラ/ミモーラのサービスのご利用には、CLUB Panasonicの会員登録(無料)が必要です。

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