• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/05/19 11:00

zonotoneから“再生機"としての電源ボックス第2弾「ZPS-4000」が遂に登場!

【特別企画】上級モデル譲りのピュア&パワーを手軽に実現
井上千岳
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
贅を尽くした設計思想をそのままに、ユーザーからの要望に応えてより手頃なサイズと価格を実現した電源ボックス「ZPS-4000」が新発売された。フィルターやコンデンサーを用いず、シャーシからオリジナル設計の内部配線材まで“クオリティ最優先"に徹したこだわりの作り込みをしっかりと継承。高度な設計によって極めて自然に音楽の起伏を引き出すという、電源ボックスとして画期的な成果を手軽に導入可能なこの注目モデルの音質を詳細にレポートする。

●待望のジュニアモデルが完成
熱烈な要望に応えた意欲作。上級モデルの設計を踏襲

ゾノトーンの設立は2007年。それから7年後の2014年、同社では初めて電源ボックスを発売した。ZPS-6000がそれで、満を持してという印象であった。

そして今度はジュニアモデルとなるZPS-4000が発売になった。ユーザーからの強い要望に応えて、もう少し気軽に使える電源ボックスとして開発されたものである。気軽にとはいっても圧倒的な評価を得たZPS-6000を受け継ぐものであるだけに、単にコストを下げればいいというわけにはいかない。基本コンセプトはもちろん、構造的な内容もほとんど上級機を踏襲した高度な仕上がりとなった。以下その詳細に触れてみたい。

高純度素材4種ハイブリッド・3.5スケア導体・4口・ハイエンド電源ボックス/Zonotone「ZPS-4000」¥89,000(税抜)

●本機と上級機の設計思想
電源ボックスは積極的な音質改善のためのツール

電源ボックスは単に電源を分配するだけでなく、現在では音質改善も含めた機材として認識されている。ノイズの混入を防ぎ、損失を最小限に抑えるのが改善ポイントである。消極的なようにも見えるが、実はそこでのエネルギーロスや波形の歪みは意外なほど音に影響するもので、損失がなくなったというよりエネルギーが増したという風に感じられる。本当は何も作り出しているわけではないのだが、損失が減ったことで何かが加わったようにさえ感じられるわけである。

最初の製品ZPS-6000を開発する段階で、ゾノトーンではこのことを嫌というほど意識したはずだ。そして選択したのはアルミ筐体で全体を覆うこと、そして内部配線を特別仕様とすること、さらにフィルター類は一切使用しないことの3つであった。

オーディオアクセサリー銘機賞2015でグランプリを受賞のトップエンドモデル「ZPS-6000」(税抜130,000円)。究極のピュア&パワーを実現

このコンセプトは本機ZPS-4000でもそっくり受け継がれている。

まず筐体はアルミ製で、全体を包むようにカバーしている。サイズはZPS-6000に比べてかなり小型化されたが、コンセントが6口から4口になったためである。また高さも低くなったが、コンセントそのものに違いはない。

外観上の大きな変化は、持ち運び用のハンドル(取っ手)が省略されたことだ。ZPS-6000は重量2.4sで厚みもあったためハンドルを取り付けたのだろうが、本機は1.5sで片手でも持てるくらいのサイズなので必要はなさそうである。

内部配線はまったく同じである。6N銅線、HiFC、純銀コートOFC、高純度無酸素銅線の4種類をハイブリッド構成として、3.5スケアの導体に形成している。

コンセントは金メッキを施した2口タイプで、これを2個搭載して4口としている。あとはベースとなる部分が多少薄くなったことぐらいの違いしかない。サイズが縮小されたので、手軽になったのは確かである。

次ページ上級機と本機の音の成果を聴く

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX