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公開日 2016/10/07 11:19

【第167回】ラジオ好き集まれ!ソニーが送る“現代のラジオ”「SRF-V1BT」の素晴らしさ

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
高橋敦
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ソニー復活の狼煙となる最新ラジオ!

いま再びソニーが熱い!それを象徴する激熱の製品と言えばもちろん、FM/AMホームラジオ「SRF-V1BT」だ(関連ニュース)。ここに異論のある方はいないだろう。ワイドFMへの対応は当然、Bluetoohとアナログの外部入力も備え、充電式バッテリーも内蔵。そして縦型のコンパクトな筐体。これはまさに「現在のラジオに求められる理想形のひとつ」と言える。今回はその素晴らしさを改めて紹介していきたい。

縦型でコンパクト!実売価格は2万円弱

単品写真だとサイズ感がわかりにくいかもなのでiPhone 6やマグカップ並べるとこんな感じ

第一にまず誤解しないでほしいのは、この製品は「ラジオにBluetoothも付いてる」のであって「Bluetoothスピーカーにラジオも付いてる」のではないことだ。そこを間違って購入したり評価したりしては意味がない。これはラジオを聴きたい人が検討し購入すべき製品であって、音楽スピーカーがほしい人にはもっとふさわしい製品がいくらでもある。

機能としては、そのBluetoothとアナログの外部入力、そして充電式バッテリー内蔵の他は、ラジオ受信機として何か特別なわけではない。だがそれらを使いやすい形と大きさにパッケージングしたという点に意義がある。

外部入力の充実も、「現在のラジオ」という観点からは実は極めて重要だ。詳しくは後述するが、現在ラジオという枠組みはラジオという放送形態に収まっていない。現在の「ラジオならざるラジオ」も楽しむためには外部入力によるスマートフォン等との連携も欠かせないのだ。

続いて、使い勝手などのポイントを紹介していこう。

正面に液晶画面、トップ面にボタンが配置されており、操作性は良好だ。ラジオとしての電源オフ時には液晶画面には時計が大きく表示される。


液晶画面のバックライトの明るさは専用ボタンで最大照度からオフまで切り替えられる。24時間表示も可能(写真は最大照度)

かっこつけずわかりやすく日本語で記載されたボタン周り。説明書いらずの操作性に一役買っている

とりあえずラジオを聴く流れの基本操作を説明すると、

1)電源ボタンで電源オン
2)機能切り替えボタンで「FM」または「AM」を選択
3)ホイールを回して選局


と、これだけ。なお購入後の初回電源オンのときには「東京」「大阪」といった地域設定を求められる。また、よく聴く放送局はそれを受信している状態でボタン面の手前にある1〜5の数字ボタンを長押ししてみたらそこに登録できた。


これはすでに文化放送が「5」に登録されている状態からだがとにかくその曲を受信している状態で手前の数字ボタンを長押し…

その曲がその数字ボタンに「お気に入り」として登録され、ホイールを回さずボタンだけで呼び出せるようになる

ただし、この数字ボタンは機能切り替えをまたいではくれない。例えば「Bluetoothでスマホの音を聴いている状態から、ボタン一発でワイドFMの文化放送に移動する」といったようなスキップは出来ないのだ。機能切り替えも含め、ボタン一発でコントロールしてくれればさらに便利になるだろう。

なお「機能切り替え」では、ボタンを押すと画面に上から

・FM
・AM
・Bluetooth
・AUDIO IN


と表示されるので、そこからホイールを回して画面内でそれを選択して切り替えを行う。ただ、機能切り替えボタンを押すたびに画面内で「FM」「AM」「Bluetooth」「AUDIO IN」がトグル(順繰り)に選択されるので、実はホイールを使わずそのボタンだけで操作する方が快適だ。


例えば「FM」を受信している状態から「機能切り替え」ボタンを3回押して(1押しで切り替え開始、あと2押しで移動)…

「Bluetooth」に合わせると、そこからワンテンポほど遅れてモードがBluetoothに切り替わる

次ページ配慮の行き届いた操作感

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