公開日 2018/05/07 08:00
5年目に突入のアップル「CarPlay」レビュー。iPhone連携はカーライフに何をもたらすのか?
何ができる? 使い勝手は?
アップル「CarPlay」のデビューは2014年の3月頃にさかのぼる。これはiOS 7の時代のことだ。長いあいだ搭載されている機能だが、話題に上ることはあまり多くないように思う。
概要をごくかんたんに説明すると、カーナビとiPhoneを接続し、iOSライクなGUI+音声操作でアプリが使えるというもの。基本的な機能は登場以来約4年、ほぼ変わっていない。
近年、クルマの買い換えサイクルはどんどん伸びている。このため2014年にデビューしたCarPlay対応のカーナビを持っている方自体、あまり多くない。また、国内ではトヨタや日産がCarPlayを採用していないのも大きい。
市販ナビについても、CarPlayの公式サイトによると、ケンウッドとパイオニアしか対応機器を販売していない。
こういった事情により、あまりCarPlayの採用が進んでいないのが現状だ。
だが、その状況も徐々に変わりつつある。トヨタが北米市場で、2018年夏に発売される2019年モデルのカローラなどをCarPlayに対応させるとアナウンスした(ニュースリリース)。国内での対応は明言されていないが、この方針転換が日本のモデルにも及んだらインパクトは大きい。
また最近ではアップルだけでなく、AmazonやGoogleも車室内の音声アシスタントに力を入れている。アップルの出方が気になるところだ。
そんな折、最近クルマを買い換えたら、フォルクスワーゲンの純正ナビ「Discover Pro」(9.2インチモデル)でCarPlayが使えるようになった。「どうせ買うならCarPlay対応がいいな」と考えていたら、購入したクルマがたまたま対応していたというわけだ。ということでようやく使えるようになったCarPlay、実際に使ってみた感想をレポートしていこう。
■CarPlayはどう設定する?
CarPlayの接続には、Lightning - USBケーブルを使ったワイヤード接続と、ワイヤレス接続の2種類がある。
ワイヤード接続する場合のセットアップはかんたん。iPhoneをUSBケーブルで接続すると、特に事前の設定無く、自動的にCarPlayが起動する。また使用中にiPhoneの充電が行えるのも、ワイヤード接続の利点と言える。
一方のワイヤレス接続の場合、はじめにペアリングする必要があるようだ。だがワイヤレス接続でCarPlayを使えるカーナビはまだまだ少数。ほとんどの製品はワイヤード接続となる。
■CarPlayに対応したアプリは少ない
まず知っておきたいのは、すべてのiOSアプリがCarPlayで使えるわけではなく、CarPlayに対応しているアプリはごく少数ということだ。
アップル純正のアプリでは、「電話」「ミュージック」「マップ」「メッセージ」「PodCast」「オーディオブック」などがCarPlayで利用できる。
一方サードパーティ製アプリでは、「Spotify」「Amazon Music」「Google Play Music」「AWA」などがCarPlayに対応している。
つまり現状、CarPlayで使えるアプリは
・耳で楽しむコンテンツを再生するアプリ
・地図(カーナビ)アプリ
・電話・メッセージなどのコミュニケーション系アプリ
の3つに大別できる。安全性を考えたら、動画アプリやゲームアプリがNGであることは納得できる。
概要をごくかんたんに説明すると、カーナビとiPhoneを接続し、iOSライクなGUI+音声操作でアプリが使えるというもの。基本的な機能は登場以来約4年、ほぼ変わっていない。
近年、クルマの買い換えサイクルはどんどん伸びている。このため2014年にデビューしたCarPlay対応のカーナビを持っている方自体、あまり多くない。また、国内ではトヨタや日産がCarPlayを採用していないのも大きい。
市販ナビについても、CarPlayの公式サイトによると、ケンウッドとパイオニアしか対応機器を販売していない。
こういった事情により、あまりCarPlayの採用が進んでいないのが現状だ。
だが、その状況も徐々に変わりつつある。トヨタが北米市場で、2018年夏に発売される2019年モデルのカローラなどをCarPlayに対応させるとアナウンスした(ニュースリリース)。国内での対応は明言されていないが、この方針転換が日本のモデルにも及んだらインパクトは大きい。
また最近ではアップルだけでなく、AmazonやGoogleも車室内の音声アシスタントに力を入れている。アップルの出方が気になるところだ。
そんな折、最近クルマを買い換えたら、フォルクスワーゲンの純正ナビ「Discover Pro」(9.2インチモデル)でCarPlayが使えるようになった。「どうせ買うならCarPlay対応がいいな」と考えていたら、購入したクルマがたまたま対応していたというわけだ。ということでようやく使えるようになったCarPlay、実際に使ってみた感想をレポートしていこう。
■CarPlayはどう設定する?
CarPlayの接続には、Lightning - USBケーブルを使ったワイヤード接続と、ワイヤレス接続の2種類がある。
ワイヤード接続する場合のセットアップはかんたん。iPhoneをUSBケーブルで接続すると、特に事前の設定無く、自動的にCarPlayが起動する。また使用中にiPhoneの充電が行えるのも、ワイヤード接続の利点と言える。
一方のワイヤレス接続の場合、はじめにペアリングする必要があるようだ。だがワイヤレス接続でCarPlayを使えるカーナビはまだまだ少数。ほとんどの製品はワイヤード接続となる。
■CarPlayに対応したアプリは少ない
まず知っておきたいのは、すべてのiOSアプリがCarPlayで使えるわけではなく、CarPlayに対応しているアプリはごく少数ということだ。
アップル純正のアプリでは、「電話」「ミュージック」「マップ」「メッセージ」「PodCast」「オーディオブック」などがCarPlayで利用できる。
一方サードパーティ製アプリでは、「Spotify」「Amazon Music」「Google Play Music」「AWA」などがCarPlayに対応している。
つまり現状、CarPlayで使えるアプリは
・耳で楽しむコンテンツを再生するアプリ
・地図(カーナビ)アプリ
・電話・メッセージなどのコミュニケーション系アプリ
の3つに大別できる。安全性を考えたら、動画アプリやゲームアプリがNGであることは納得できる。