• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/02/28 10:24

AirPodsにはない特徴が盛りだくさん! サムスンの新完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」速報レビュー

欧州では約1.8万円前後
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
サムスン電子が、先日開催したGalaxyシリーズの記者発表会で披露した新製品をMWC19 Barcelonaに持ち込んだ。本稿では完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」の詳細とインプレッションをお伝えしよう。

サムスンが発表した最新の完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」を体験

なお製品の価格、日本市場への導入予定については明らかにされていない。ブースのスタッフに訊ねたところ、「欧州では140ユーロ前後(約1.8万円)になるのでは」という見通しだった。アップル「AirPods」と同等の価格帯だ。

サムスンの現行完全ワイヤレスイヤホン「Gear IconX(2018)」は2017年末に発売された。本体に4GBのメモリを内蔵して、スタンドアローンの音楽プレーヤーとしての機能を備えているところが特にユニークだ。タッチボタンによるスムーズな操作性、コンパクトな本体とケースのサイズ感も評価が高い。新製品はどこが進化しているのだろうか。

グローバルモデルとして発表された新製品は、名称が “Gear” シリーズから “Galaxy” シリーズに変更された。ケースのフタにはSamsungのブランドネームの下に「Tuned by AKG」とプリントされており、AKGが音づくりに関わったモデルであることがわかる。

カラーバリエーションにはホワイトとブラックのほか、鮮やかなネオンイエローがある。新スマートフォン「Galaxy S10e」のカラーリングに合わせたのだろう。現行モデルのラインナップにあるピンクについては発表されていないようだ。

Galaxy S10eと色を合わせ込んだネオンイエロー

現行モデルとGalaxy Budsの差分をさらに細かく見ていこう。

Gear IconXに比べてまた一段と、本体とケースの両方が軽量化・小型化されている。本体の質量は7.2gから5.6gに、ケースは55.8gから39.6gになった。イヤホンとケースともに縦横サイズは寸法比で約70%も小さくなっている。

ケースもコンパクトサイズなので女性にもおすすめできる

着脱ができるシリコン製のウィングチップもコンパクトになり、外耳のくぼみにジャストフィットしやすくなった。

イヤホンはケースにマグネットで吸着する

ウィングチップがコンパクトになって耳元への収まりがすっきりとした

内蔵バッテリーもスタミナを強化した。音楽再生の連続時間はイヤホン単体で約6時間、ケースを加えるとさらに約7時間が足されて合計13時間になる。

ここまでの小型・軽量化、バッテリーライフの拡大を実現できた背景には、音楽プレーヤー機能が省かれたことと関わりがあるとみていいだろう。他社製品にあまりないユニークな機能なので、新製品で非搭載になったことは残念だが、サムスンは同時に音楽プレーヤー機能も搭載するスマートウォッチ「Galaxy Watch Active」などをラインナップに持っているので、こちらを併用すればよいという戦略なのかもしれない。

確かに楽曲の再生操作、選択は視覚的なユーザーインターフェースを持たないイヤホンの弱点であり、ウォッチの画面がこれをカバーできる。ただし個人的には、Gear IconXも貴重なプレーヤー内蔵型完全ワイヤレスイヤホンとして、販売を継続してほしいと思う。

Galaxy Budsの紹介に話を戻そう。本体のバッテリーはUSB Type-Cケーブルによる有線チャージのほか、Qi規格をベースとしたワイヤレスチャージにも対応する。なお、次期「AirPods」もワイヤレス充電が噂されているが、本機はこれを先取りした格好だ。またUSB PDの機能をサポートしており、15分の急速充電で約40分の音楽再生が楽しめる。

ワイヤレス充電に対応。サムスンから2台までのQi対応デバイスを同時に充電できるワイヤレス充電ステーションが発売される

さらに「Galaxy S10」シリーズの背面に搭載する充電パッドに接触させて、単体のワイヤレス充電器と同じスピードでチャージができるパワーシェア機能にも注目だ。

Galaxy S10シリーズは本体の背面にQiの充電パッドを装備。Galaxy Budsを充電できる「ワイヤレスパワーシェア」を搭載した

次ページまだまだある多彩な機能。そして肝心の音質は?

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ELAC、eARC搭載のアクティブスピーカー「Debut ConneX DCB61」。サブウーファー接続で2.1chも楽しめる
2 final、ASMR専用の“寝ホン”「ZE500 for ASMR」。超極小&超軽量筐体
3 オンキヨー、『機動戦士ガンダム』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。「こいつ、動くぞ!」など録り下ろしボイスを搭載
4 フォステクス、第2回スピーカー工作教室を5/10開催。作ったスピーカーは持ち帰り可能
5 ソニー、重低音ポータブルスピーカー小/中型モデル「ULT FIELD 3/5」、最大モデル「ULT TOWER 9」
6 小声で秘密のやり取り!? 2000万円以上の支払いも!? 様々なニーズに応える「オーディオサウンド」の出張買取、ココが凄い!
7 オーディオテクニカ、「ダース・ベイダー」を蒔絵で描いたウッドヘッドホン。税込99万円/全世界10台限定
8 【4月10日更新】Switch 2、量販店の予約はどうなる? Amazon、ヨドバシ、ビック、ヤマダなどの現状
9 U-NEXT、初の音楽フェス「U-NEXT MUSIC FES」開催決定。8/12-17の6DAYS、関西万博会場で
10 レグザ初の4Kプロジェクター「V7Rシリーズ」。3色レーザー光源搭載、Dolby Vision/IMAX Enhancedに対応
4/11 10:56 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX