公開日 2019/08/29 12:00
ボーズの新NCヘッドホン登場! 「Noise Cancelling Headphones 700」速攻レビュー
従来機「QC35 II」比較で進化点をチェック
ボーズから今年の5月末に発表された、最新のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「Bose Noise Cancelling Headphones 700」が、欧米に続いて日本でも9月12日に発売されることが決まった。今回はこの注目機の速報インプレッションをレポートする。
ボーズの独自技術を搭載するアクティブ・ノイズキャンセリングテクノロジーを搭載したヘッドホン「QuietComfort」は、2000年に誕生したブランドの看板シリーズだ。人気のシリーズ名を冠さない新機種が出てきたことで、QuietComfortシリーズが終わってしまうのかとショックを受けた方がいるかもしれないが、安心してほしい。新製品の発売後もQuietComfortシリーズの最新モデル「QuietComfrot 35 wireless headhones II(以下:QC35 II)」は継続販売されるそうだ。
本稿では、新しいシリーズとして追加されるBose Noise Cancelling Headphones 700(以下:NCH700)と、QC35 IIの気になる違いを様々な角度から検証してみる。
■色々なところが変わった「デザイン」
まずは「デザイン」をチェックしよう。おそらくNCH700のデザインには賛否両論があると思う。QC35 IIと大きく変わったからだ。
筆者の印象では、かなり軽やかでモダンなルックスになっていると感じた。特にイヤーカップにタッチセンサー方式のリモコンを載せたことでボタンによる凹凸が減り、さらにアームのレールに沿ってイヤーカップカップを上下にスライドさせて長さを調節する新機構がとてもスタイリッシュだ。
イヤーカップの側面に大きく配置していたボーズのブランドロゴは、かなり小さめのプリントに変更。ヘッドホンのデザインがシンプルなので、頭に装着した時の見栄えも落ち着いて見えるのがいい。またヘッドバンドは特に力を込めなくてもぐにゃぐにゃと曲がるほど柔らかい。フィット感の変化にも大きく影響しそうだ。
デザインに関連するところでは、本体の機構設計について、一つ気になる大きな変化点がある。それは本体の3Dフォールディングができなくなったことだ。ボーズのQCシリーズはキャリングケースに小さく折り畳んで収納できるため、たとえば飛行機で旅行する時に手荷物として、ヘッドホン一式がコンパクトになるとても大事な機能だ。筆者が記憶する限り、QuietComfortシリーズでは2014年発売の「QC25」から3Dフォールディング機構が搭載されている。そして昨今のアクティブノイズキャンセリングヘッドホンも多くの製品が採用している。
NCH700の専用キャリングケースは厚みが抑えられ、NCH700を収納した上で可能な限りコンパクトに持ち運べるようになっている。付属品である充電用USB Type-Cケーブルと有線リスニング用のヘッドホンケーブルが、中のポケットにスマートに収納できるようになっているインナーデザインには感心した。
ただ、一方ではお気に入りのヘッドホンを純正ケース以外のお気に入りのポーチなどに入れて持ち運ぶ人も最近では増えていると聞くので、コンパクトに収納できる3Dフォールディングにはぜひ対応して欲しかった。
■QC35 IIと変わらない柔らかなフィット。メガネの上からの装着感は?
続いて確認するのは「装着感」だ。単純にスペックを比べると、質量はNCH700が約254g、QC35 IIが約234gとわずかに新製品の方が重くなっている。だが実機を手に持ってみると、むしろQC35 IIの方が少し重く感じられるから不思議だ。
先述した通り、NCH700のヘッドバンドはとても柔らかい。スライダーで長さを調節すれば、万人に快適なフィット感を提供できるヘッドホンだと思う。圧の負担も非常に少ない。長時間身につけていても疲れない、洗練された装着感はQC35 IIから大きく変わっていなかったので安心した。
一点気になるところを挙げるとすれば、QC35 IIに比べるとイヤーパッドのクッションがほんの僅かだが硬く感じた。そのためか、筆者の場合はいつも掛けているメガネのフレームに触れる部分でイヤーパッドの圧がちょっと強めにかかる。ヘッドホンを装着する時、メガネのポジションを合わせながらフィッティングのためにかかる時間が、QC35 IIよりも少し長く必要だ。
ボーズの独自技術を搭載するアクティブ・ノイズキャンセリングテクノロジーを搭載したヘッドホン「QuietComfort」は、2000年に誕生したブランドの看板シリーズだ。人気のシリーズ名を冠さない新機種が出てきたことで、QuietComfortシリーズが終わってしまうのかとショックを受けた方がいるかもしれないが、安心してほしい。新製品の発売後もQuietComfortシリーズの最新モデル「QuietComfrot 35 wireless headhones II(以下:QC35 II)」は継続販売されるそうだ。
本稿では、新しいシリーズとして追加されるBose Noise Cancelling Headphones 700(以下:NCH700)と、QC35 IIの気になる違いを様々な角度から検証してみる。
■色々なところが変わった「デザイン」
まずは「デザイン」をチェックしよう。おそらくNCH700のデザインには賛否両論があると思う。QC35 IIと大きく変わったからだ。
筆者の印象では、かなり軽やかでモダンなルックスになっていると感じた。特にイヤーカップにタッチセンサー方式のリモコンを載せたことでボタンによる凹凸が減り、さらにアームのレールに沿ってイヤーカップカップを上下にスライドさせて長さを調節する新機構がとてもスタイリッシュだ。
イヤーカップの側面に大きく配置していたボーズのブランドロゴは、かなり小さめのプリントに変更。ヘッドホンのデザインがシンプルなので、頭に装着した時の見栄えも落ち着いて見えるのがいい。またヘッドバンドは特に力を込めなくてもぐにゃぐにゃと曲がるほど柔らかい。フィット感の変化にも大きく影響しそうだ。
デザインに関連するところでは、本体の機構設計について、一つ気になる大きな変化点がある。それは本体の3Dフォールディングができなくなったことだ。ボーズのQCシリーズはキャリングケースに小さく折り畳んで収納できるため、たとえば飛行機で旅行する時に手荷物として、ヘッドホン一式がコンパクトになるとても大事な機能だ。筆者が記憶する限り、QuietComfortシリーズでは2014年発売の「QC25」から3Dフォールディング機構が搭載されている。そして昨今のアクティブノイズキャンセリングヘッドホンも多くの製品が採用している。
NCH700の専用キャリングケースは厚みが抑えられ、NCH700を収納した上で可能な限りコンパクトに持ち運べるようになっている。付属品である充電用USB Type-Cケーブルと有線リスニング用のヘッドホンケーブルが、中のポケットにスマートに収納できるようになっているインナーデザインには感心した。
ただ、一方ではお気に入りのヘッドホンを純正ケース以外のお気に入りのポーチなどに入れて持ち運ぶ人も最近では増えていると聞くので、コンパクトに収納できる3Dフォールディングにはぜひ対応して欲しかった。
■QC35 IIと変わらない柔らかなフィット。メガネの上からの装着感は?
続いて確認するのは「装着感」だ。単純にスペックを比べると、質量はNCH700が約254g、QC35 IIが約234gとわずかに新製品の方が重くなっている。だが実機を手に持ってみると、むしろQC35 IIの方が少し重く感じられるから不思議だ。
先述した通り、NCH700のヘッドバンドはとても柔らかい。スライダーで長さを調節すれば、万人に快適なフィット感を提供できるヘッドホンだと思う。圧の負担も非常に少ない。長時間身につけていても疲れない、洗練された装着感はQC35 IIから大きく変わっていなかったので安心した。
一点気になるところを挙げるとすれば、QC35 IIに比べるとイヤーパッドのクッションがほんの僅かだが硬く感じた。そのためか、筆者の場合はいつも掛けているメガネのフレームに触れる部分でイヤーパッドの圧がちょっと強めにかかる。ヘッドホンを装着する時、メガネのポジションを合わせながらフィッティングのためにかかる時間が、QC35 IIよりも少し長く必要だ。
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