公開日 2020/12/18 06:40
PS5を大画面&迫力の音で遊び倒す!マランツ「NR1711」で“ゲームxシアター”のススメ
【特別企画】ゲーム好きライター歓喜「こんな夢を見ていた」
美しい映像と迫力あるサウンドを楽しめる注目の新型ゲーム機が相次いで発売された。「オーディオ/ホームシアターで楽しむコンテンツは決して『音楽』と『映画』だけではない。『ゲーム』もまた、素晴らしいコンテンツである」 ―― ゲームとオーディオ/ホームシアターの両方を愛する者として、メディア「Game Sounds Fun」を立ち上げるなどホームシアターでゲームを遊ぶ楽しさを啓蒙し続けてきた評論家の逆木 一氏。手頃な価格ながら8K60p/4K120pやDolby Atmos / DTS:Xなどに対応するマランツの薄型AVアンプ「NR1711」で、最新ゲームのクオリティを味わい尽くした。
全世界待望の新型ゲーム機、PlayStation 5(PS5)とXbox Series S/Xが発売されてから、約1か月が経過した。大きな進化を遂げた新型ゲーム機の登場は全世界的に恒例のお祭り行事であり、特にPS5は熾烈な争奪戦の真っ最中と伝えられている。皆様は無事入手されただろうか? ちなみに筆者は幾度となく抽選販売に臨むも全敗の憂き目にあっている。かなしい。
そんなわけで未だ我が家にPS5を迎え入れることができていない筆者だが、幸運にも、PS5とマランツの薄型AVアンプ「NR1711」との組み合わせを短時間ながら自宅で体験する機会に恵まれた。最新のゲーム機と最新のAVアンプの組み合わせが、はたしていかなる体験をもたらすのか。いつもであればオーディオ・ビジュアルライターとしての視点に比重を置いて語るところだが、今回ばかりは、新しいゲーム機に触って狂喜するいちゲーム好きとしての視点大増量でお送りしたい。
まずは、今回PS5と組み合わせたシステムから見ていこう。
「NR1711」はマランツの薄型AVアンプ「NR」シリーズの最新機種で、AVアンプとしては例外的にコンパクトな筐体で必要十分な機能とオーディオ機器としての高いクオリティを備えており、大きな人気を博している。また、NR1711は8K/60Hzや4K/120Hzに対応するHDMI入出力を搭載しているため、PS5との接続もばっちり。価格を含め、様々な面でゲーム機との組み合わせに適したモデルといえる。
NR1711と組み合わせるスピーカーにはB&Wのブックシェルフ「707S2」を4本使用し、筆者のシアタールームに4.0chのシステムを構築。サラウンドとしては最低限のスピーカー本数ではあるものの、個々の機材のクオリティを考えれば、かなり「ガチ」のシステムである。
PS5の設定から映像出力情報を見てみると、4K/120Hzの接続に対応していることが確認できる。筆者が使用している有機ELテレビ、LG OLED65C9PJAは4K/120Hzに対応しているため、NR1711がボトルネックになっていない、ということだ。
なお、PS5・NR1711・テレビ間の接続には基本的にAudioQuestのHDMIケーブル「CINNAMON 48」を使用した。ハイスペックな伝送になればなるほど色々な不具合に悩まされがちなHDMIケーブルだが、CINNAMON 48ではそうした問題はなく、安定した接続が可能だったことも付け加えておきたい。
PS5の音声出力の設定は「サウンド」から行う。デフォルトの出力機器は「HDMI機器(テレビ)」になっているので、これを「AVアンプ」に変更する。これでチャンネル数の変更にくわえ、スピーカー位置(視聴位置から見た角度)の調整が行えるようになる。このスピーカー位置の調整というのは実にマニアックな機能に思えるが、『アンチャーテッド』シリーズや『The Last of Us』シリーズなど、以前からSIEのゲームタイトルに実装されてきた機能が本体側に実装された形だ。これは、いかに「ゲームの音」が精緻に作りこまれているかの端的なあらわれとも言えよう。
ちなみに、PS5は「Tempest 3D Audio」技術による3Dオーディオを売りにしているが、少なくとも現状では、AVアンプとの接続時に同機能を使用することはできない。
全世界待望の新型ゲーム機、PlayStation 5(PS5)とXbox Series S/Xが発売されてから、約1か月が経過した。大きな進化を遂げた新型ゲーム機の登場は全世界的に恒例のお祭り行事であり、特にPS5は熾烈な争奪戦の真っ最中と伝えられている。皆様は無事入手されただろうか? ちなみに筆者は幾度となく抽選販売に臨むも全敗の憂き目にあっている。かなしい。
そんなわけで未だ我が家にPS5を迎え入れることができていない筆者だが、幸運にも、PS5とマランツの薄型AVアンプ「NR1711」との組み合わせを短時間ながら自宅で体験する機会に恵まれた。最新のゲーム機と最新のAVアンプの組み合わせが、はたしていかなる体験をもたらすのか。いつもであればオーディオ・ビジュアルライターとしての視点に比重を置いて語るところだが、今回ばかりは、新しいゲーム機に触って狂喜するいちゲーム好きとしての視点大増量でお送りしたい。
まずは、今回PS5と組み合わせたシステムから見ていこう。
「NR1711」はマランツの薄型AVアンプ「NR」シリーズの最新機種で、AVアンプとしては例外的にコンパクトな筐体で必要十分な機能とオーディオ機器としての高いクオリティを備えており、大きな人気を博している。また、NR1711は8K/60Hzや4K/120Hzに対応するHDMI入出力を搭載しているため、PS5との接続もばっちり。価格を含め、様々な面でゲーム機との組み合わせに適したモデルといえる。
NR1711と組み合わせるスピーカーにはB&Wのブックシェルフ「707S2」を4本使用し、筆者のシアタールームに4.0chのシステムを構築。サラウンドとしては最低限のスピーカー本数ではあるものの、個々の機材のクオリティを考えれば、かなり「ガチ」のシステムである。
PS5の設定から映像出力情報を見てみると、4K/120Hzの接続に対応していることが確認できる。筆者が使用している有機ELテレビ、LG OLED65C9PJAは4K/120Hzに対応しているため、NR1711がボトルネックになっていない、ということだ。
なお、PS5・NR1711・テレビ間の接続には基本的にAudioQuestのHDMIケーブル「CINNAMON 48」を使用した。ハイスペックな伝送になればなるほど色々な不具合に悩まされがちなHDMIケーブルだが、CINNAMON 48ではそうした問題はなく、安定した接続が可能だったことも付け加えておきたい。
PS5の音声出力の設定は「サウンド」から行う。デフォルトの出力機器は「HDMI機器(テレビ)」になっているので、これを「AVアンプ」に変更する。これでチャンネル数の変更にくわえ、スピーカー位置(視聴位置から見た角度)の調整が行えるようになる。このスピーカー位置の調整というのは実にマニアックな機能に思えるが、『アンチャーテッド』シリーズや『The Last of Us』シリーズなど、以前からSIEのゲームタイトルに実装されてきた機能が本体側に実装された形だ。これは、いかに「ゲームの音」が精緻に作りこまれているかの端的なあらわれとも言えよう。
ちなみに、PS5は「Tempest 3D Audio」技術による3Dオーディオを売りにしているが、少なくとも現状では、AVアンプとの接続時に同機能を使用することはできない。