公開日 2021/03/08 06:30
個性派なのに正統派!Unique Melodyの3DD構成イヤホン「3D Terminator」が鳴らす高感度サウンドに驚嘆
【PR】量感豊かで繊細な描き分けもできる、成熟した1台
個性派ぞろいのIEMを展開するUnique Melody。昨年発売した「MEST」は、「ダイナミック型+バランスド・アーマチュア(BA)型+静電型+骨伝導型」と4種類のドライバーを組み合わせて話題となったのが記憶に新しい。
製品がリリースされる度に、どんな新しい趣向が凝らされているのか楽しみなオーディオファンも多いだろう。今回紹介するユニバーサルIEMの新製品「3D Terminator」も、そんな期待を裏切らない個性派モデルだ。
3D Terminatorは低域用に2基、中高域用に1基と合計3基のダイナミック型ドライバーを搭載する。一般的に3基以上のドライバーを搭載する場合、チューニングの難しさやハウジング内の容積との兼ね合いから、多くは小型のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを含めて構成する。ダイナミック型3基という、他社ではなかなかマネできない構成を実現できたのは、Unique Melodyが新たなサウンドへの探究心とそれを形にする高い技術力を持っているからに他ならない。
■ダイナミック型ドライバー3基で創る新たな好感度サウンド
Unique Melodyが最初に3基のダイナミック型ドライバー搭載イヤホン「3DD」を発売したのは2013年。ドライバーをそれぞれ低域/中域/高域に割当て、音の分離やディテールを追求した。2018年に2台目となる「3DD-Ti」が登場。3DDをベースに筐体デザインを一新し、低域を調整するモジュール(調整つまみ)が付いたモデルだ。展示会に出品され好評だったものの国内では発売に至らなかった。
これらの開発で得たノウハウを活かし、集大成として作られたのが3D Terminatorなのだ。そんな3D Terminatorが目指したのは、「ダイナミック型とBA型の中間に位置する全く新しいスタイルの高感度サウンド」だという。
搭載するドライバーはいずれも新開発で、2基の低域用は7mmの複合振動板を採用する。小口径にしたのは、タイトでスピード感のあるレスポンスを狙ったため。中高域用は大口径の10mmカーボンナノチューブ振動板を搭載。この振動板は製造が難しく歩留まりがよくないそうだが、それでも利用するのは、伸びやかな高域と広いサウンドレンジを実現できるためだ。これらと組み合わせるアコースティックチャンバーなどの内部用パーツは3Dプリンターで作られる。
筐体は、加工した木材を着色した樹脂で硬化させたスタビライズドウッド製。天然の素材を使っているため木目も色味も一台ずつ異なり、視聴機も左右のシェルで見た目に大きな違いがある。この世に1台しかないという、希少さは所有欲を大いにくすぐってくれるだろう。表面は艶やかな光沢を帯びている。これは職人が研磨を繰り返すことで出すことができるという。高級感に満ちた光沢と美しい佇まいに、クラフトマンシップを見た。
木材の成形はCNC切削で行う。表面は複雑な曲面で構成されており、加工に高い精度が求められる。そこで活きたのが、カスタムIEM製造で培ったノウハウ。機械を細かく調整し、テストを繰り返すことで、複雑な曲面の木材加工を実現したという。装着すると耳の中にしっかりと収まり、ちょっと首を振ったところでびくともしない。
内部の設計、加工も緻密に行われている。ダイナミック型ドライバーは小型化に限界があり、どうしても一定の容積が必要になる。本機ではソフトウエアで配置を綿密にシミュレーションすることで、最小限の筐体サイズに3基のドライバーとアコースティックチャンバーなどのパーツとを一緒に収めた。
フェイスプレートの金属はベントポート。単に穴を空けただけでは木材の密度などで左右のサウンドに差が出るため、金属製としている。イヤホン側にはカスタム2ピン端子を備え、長さ122mmのリケーブルが付属する。ほかにも、韓国Dignis社製のオリジナルレザーケースやUnique Melodyオリジナルのシリコンイヤーチップなどが付属する。
製品がリリースされる度に、どんな新しい趣向が凝らされているのか楽しみなオーディオファンも多いだろう。今回紹介するユニバーサルIEMの新製品「3D Terminator」も、そんな期待を裏切らない個性派モデルだ。
3D Terminatorは低域用に2基、中高域用に1基と合計3基のダイナミック型ドライバーを搭載する。一般的に3基以上のドライバーを搭載する場合、チューニングの難しさやハウジング内の容積との兼ね合いから、多くは小型のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを含めて構成する。ダイナミック型3基という、他社ではなかなかマネできない構成を実現できたのは、Unique Melodyが新たなサウンドへの探究心とそれを形にする高い技術力を持っているからに他ならない。
■ダイナミック型ドライバー3基で創る新たな好感度サウンド
Unique Melodyが最初に3基のダイナミック型ドライバー搭載イヤホン「3DD」を発売したのは2013年。ドライバーをそれぞれ低域/中域/高域に割当て、音の分離やディテールを追求した。2018年に2台目となる「3DD-Ti」が登場。3DDをベースに筐体デザインを一新し、低域を調整するモジュール(調整つまみ)が付いたモデルだ。展示会に出品され好評だったものの国内では発売に至らなかった。
これらの開発で得たノウハウを活かし、集大成として作られたのが3D Terminatorなのだ。そんな3D Terminatorが目指したのは、「ダイナミック型とBA型の中間に位置する全く新しいスタイルの高感度サウンド」だという。
搭載するドライバーはいずれも新開発で、2基の低域用は7mmの複合振動板を採用する。小口径にしたのは、タイトでスピード感のあるレスポンスを狙ったため。中高域用は大口径の10mmカーボンナノチューブ振動板を搭載。この振動板は製造が難しく歩留まりがよくないそうだが、それでも利用するのは、伸びやかな高域と広いサウンドレンジを実現できるためだ。これらと組み合わせるアコースティックチャンバーなどの内部用パーツは3Dプリンターで作られる。
筐体は、加工した木材を着色した樹脂で硬化させたスタビライズドウッド製。天然の素材を使っているため木目も色味も一台ずつ異なり、視聴機も左右のシェルで見た目に大きな違いがある。この世に1台しかないという、希少さは所有欲を大いにくすぐってくれるだろう。表面は艶やかな光沢を帯びている。これは職人が研磨を繰り返すことで出すことができるという。高級感に満ちた光沢と美しい佇まいに、クラフトマンシップを見た。
木材の成形はCNC切削で行う。表面は複雑な曲面で構成されており、加工に高い精度が求められる。そこで活きたのが、カスタムIEM製造で培ったノウハウ。機械を細かく調整し、テストを繰り返すことで、複雑な曲面の木材加工を実現したという。装着すると耳の中にしっかりと収まり、ちょっと首を振ったところでびくともしない。
内部の設計、加工も緻密に行われている。ダイナミック型ドライバーは小型化に限界があり、どうしても一定の容積が必要になる。本機ではソフトウエアで配置を綿密にシミュレーションすることで、最小限の筐体サイズに3基のドライバーとアコースティックチャンバーなどのパーツとを一緒に収めた。
フェイスプレートの金属はベントポート。単に穴を空けただけでは木材の密度などで左右のサウンドに差が出るため、金属製としている。イヤホン側にはカスタム2ピン端子を備え、長さ122mmのリケーブルが付属する。ほかにも、韓国Dignis社製のオリジナルレザーケースやUnique Melodyオリジナルのシリコンイヤーチップなどが付属する。