PR 公開日 2022/08/24 06:30
ハイレベルな音質を多彩なチューニングで拡張!FAudio「Mezzo」の実力を試す
3年越しでようやく完成した「完璧なサウンドの一つの答え」
イヤホン選びは、「音」選びそのものだと筆者は考えている。デザインや機能、価格など確かに製品選びのポイントはいろいろあるが、「ボーカル曲をガッツリ楽しみたいから中域にメリハリのあるモデル」、「EDMをよく聴くからパンチのある低域の出るモデル」、といったようにサウンドキャラクターが最終的な決め手となりうるためだ。
ポータブルオーディオの熱心な愛好家が、複数のイヤホンを使い分けているのは音の違いをポジティブに楽しんでいるからに他ならない。この音の違いを楽しむのに最適なイヤホンが登場した。それが、FAudioのユニバーサルIEM「Mezzo(メッゾ)」である。
「FAudioが目指す完璧なサウンドの一つの答え」というほどの自信作であり、ユーザーが好みのサウンドを選べるチューニング機構を備える革命的なモデルである。今回は、その仕組みと音選びの楽しさを紹介しよう。
FAudioは、複数のオーディオメーカーでエンジニアとして研鑽を積んだFung Wong氏が2014年に香港で創業したIEMメーカーだ。独創的なアイデアと高い技術力を駆使し、ダブルレイヤー構造の振動板を搭載した「Major」や「Dark Sky」など、こだわりの詰まった製品を手掛けている。
今回取り上げるMezzoは、ブランド創立7周年を記念して作られたユニバーサルIEMだ。数量限定となっており、世界で588台。このうち日本では100台が販売される。
Mezzoは、有名なエナジードリンクからインスピレーションを得たという、緑と黒が入り交じったカラーリングの特徴的なシェルに、低域用にダイナミック型ドライバー1基、フルレンジ用はBA型1基と名機「Major」と同じ10mm径のダブルレイヤーピエゾドライバー(圧電素子型ドライバー)を1基ずつ、中高域用にはバランスドアーマチュア(BA)型1基と合計4基のドライバーを搭載する。
3種類のドライバーをナチュラルにクロスオーバーさせるのは、容易なことではない。その開発は、試行錯誤の連続だったそうだ。
Mezzoの開発が始まったのは2019年。幅広いジャンルの楽曲で演奏されるエレキギター「ストラトキャスター」からインスピレーションを得て、「あらゆるスタイルの音楽を聴くことができるIEM」がコンセプトに掲げられた。
初めて試作機がお目見えしたのは同年冬のオーディオイベントで、この時は、ダイナミック型ドライバー1基、バランスドアーマチュア(BA)型2基という構成で参考出品された。ここから大胆なアップデートが行われることとなる。
最初の大きなアップデートは、チューニングスイッチ機構「Personal Tuning Control」の追加だ。先述のストラトキャスターには、弦の振動を電気信号に変換するピックアップがフロント/センター/リヤと合計3つあり、どのピックアップの音を出力するかをセレクタースイッチで切り替えられる。Personal Tuning Controlは、このストラトキャスターの音を切り替える仕組みをイヤホンに取り入れるものである。
Personal Tuning Controlの可能性を検討した際、問題となったのがチューニング回路。従来の回路では、位相や周波数特性に影響を与えてしまうことが判明したのだ。ここで鍵を握るのが、FAudioが特許を持つ「Ture Crossover Technology(T.C.T)」というクロスオーバー技術である。
同技術は、フルレンジのBAドライバーを通して周波数帯域のクロスオーバーポイントを補正し、間違った位相や歪みを発生させることなくスムーズに各周波数帯域をつなげられるというもので、これが音のまとまりを生み出すという。
FAudioではチューニング回路にこのT.C.Tを組み合わせ、パラメーター調整を繰り返しながら、「研究開発で最も時間を費やした」というほどの長期間テストを行うことで、音楽の種類に合わせて音を変化できるこの機構を完成させた。
もう一つ、大きなアップデートとなるのが、ダブルレイヤーピエゾドライバーの採用だ。ここでは、エレキギターの「セミホロウボディ」から着想を得ている。
ポータブルオーディオの熱心な愛好家が、複数のイヤホンを使い分けているのは音の違いをポジティブに楽しんでいるからに他ならない。この音の違いを楽しむのに最適なイヤホンが登場した。それが、FAudioのユニバーサルIEM「Mezzo(メッゾ)」である。
「FAudioが目指す完璧なサウンドの一つの答え」というほどの自信作であり、ユーザーが好みのサウンドを選べるチューニング機構を備える革命的なモデルである。今回は、その仕組みと音選びの楽しさを紹介しよう。
ギターに着想を得た「チューニング機構」。複数の画期的な技術で実現
FAudioは、複数のオーディオメーカーでエンジニアとして研鑽を積んだFung Wong氏が2014年に香港で創業したIEMメーカーだ。独創的なアイデアと高い技術力を駆使し、ダブルレイヤー構造の振動板を搭載した「Major」や「Dark Sky」など、こだわりの詰まった製品を手掛けている。
今回取り上げるMezzoは、ブランド創立7周年を記念して作られたユニバーサルIEMだ。数量限定となっており、世界で588台。このうち日本では100台が販売される。
Mezzoは、有名なエナジードリンクからインスピレーションを得たという、緑と黒が入り交じったカラーリングの特徴的なシェルに、低域用にダイナミック型ドライバー1基、フルレンジ用はBA型1基と名機「Major」と同じ10mm径のダブルレイヤーピエゾドライバー(圧電素子型ドライバー)を1基ずつ、中高域用にはバランスドアーマチュア(BA)型1基と合計4基のドライバーを搭載する。
3種類のドライバーをナチュラルにクロスオーバーさせるのは、容易なことではない。その開発は、試行錯誤の連続だったそうだ。
Mezzoの開発が始まったのは2019年。幅広いジャンルの楽曲で演奏されるエレキギター「ストラトキャスター」からインスピレーションを得て、「あらゆるスタイルの音楽を聴くことができるIEM」がコンセプトに掲げられた。
初めて試作機がお目見えしたのは同年冬のオーディオイベントで、この時は、ダイナミック型ドライバー1基、バランスドアーマチュア(BA)型2基という構成で参考出品された。ここから大胆なアップデートが行われることとなる。
最初の大きなアップデートは、チューニングスイッチ機構「Personal Tuning Control」の追加だ。先述のストラトキャスターには、弦の振動を電気信号に変換するピックアップがフロント/センター/リヤと合計3つあり、どのピックアップの音を出力するかをセレクタースイッチで切り替えられる。Personal Tuning Controlは、このストラトキャスターの音を切り替える仕組みをイヤホンに取り入れるものである。
Personal Tuning Controlの可能性を検討した際、問題となったのがチューニング回路。従来の回路では、位相や周波数特性に影響を与えてしまうことが判明したのだ。ここで鍵を握るのが、FAudioが特許を持つ「Ture Crossover Technology(T.C.T)」というクロスオーバー技術である。
同技術は、フルレンジのBAドライバーを通して周波数帯域のクロスオーバーポイントを補正し、間違った位相や歪みを発生させることなくスムーズに各周波数帯域をつなげられるというもので、これが音のまとまりを生み出すという。
FAudioではチューニング回路にこのT.C.Tを組み合わせ、パラメーター調整を繰り返しながら、「研究開発で最も時間を費やした」というほどの長期間テストを行うことで、音楽の種類に合わせて音を変化できるこの機構を完成させた。
もう一つ、大きなアップデートとなるのが、ダブルレイヤーピエゾドライバーの採用だ。ここでは、エレキギターの「セミホロウボディ」から着想を得ている。
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