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PR 公開日 2022/12/10 08:00

オヤイデの電源ケーブルが進化!「L/i50 V6」とノイズ抑制テープ「NRF-005T」を評論家3名が聴く

オーディオアクセサリー銘機賞2023受賞モデル
井上千岳/炭山アキラ/福田雅光
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切って貼るだけで使えるノイズ抑制テープ「NRF-005T」の効果は?



旭化成(株)が開発したRoHS指令をクリアする高機能不織布、PULSHUT(パルシャット)を用いた、オヤイデのノイズ抑制テープが「NRF-005T」。磁性体を一切使用していない画期的なノイズ抑制材で、AV機器やケーブルから発生する電磁ノイズや放射ノイズを抑制し、より原音に近い音を再現する。ハサミでカットして貼るだけという使いやすさとその効果が評価され、「オーディオアクセサリー銘機賞2023」のオーディオアクセサリー部門の受賞モデルとなった。

OYAIDEのノイズ抑制テープ「NRF-005T」(価格:オープン価格、実勢価格7,700円/税込)

■非磁性で軽量かつ極薄、画期的な性能を発揮するノイズ抑制テープ(福田)

オヤイデから、旭化成(株)が開発したPULSHUT(パルシャット:高機能不織布、0.05mm厚)を採用した非磁性のノイズ抑制テープ「NRF-005T」が発売された。この製品は、粘着材を含む全体の厚さ0.11mmの極薄テープに仕上げられ、幅15mm、長さは4m。裏面の剥離紙を剥ぐと粘着剤がついているため、使いやすいことも特徴となる。

普通、電磁ノイズを吸収する素材は磁性体であり、オヤイデにはセンダスト合金材を採用した高性能電磁波吸収材の「MWAシリーズ」がすでに存在しているが、今回の「NRF-005T」は完全な非磁性となっている。これで高周波の遮蔽と電界ノイズの抑制効果を持ち、MHz帯からGHz帯域のノイズ成分のみに有効であるというから、画期的だ。

さて、これはどのような効果があるのか。テストする場所を検討すると、アナログレコード再生のカートリッジ出力端子とヘッドシェル端子を結ぶシェルリードワイヤーの部分が裸であることを思い出した。非磁性体なのに軽量かつ極薄なので、磁性を嫌い、重量を増やせないヘッドシェル周りにも気軽に使える。端子間、約15mmのリード線の部分に「NRF-005T」をワンターン巻くようにして、使用の前後をテストした。試聴カートリッジはビクターのMC-L1000である。

シェルリードワイヤー部分4本全体に、「NRF-005T」をひと巻きする方法で試聴。使用したテープの長さは、わずか2.5cm程度。また粘着テープになっているため巻く作業で特に苦労することがなく、貼り直しできるのもいい(写真は使用例)

■ダイナミック感や勢いを増し、分解力や立体感を向上

聴き慣れたレファレンスレコード盤へと針を降ろす。すると、お、これは変化がある。音に勢いが出てきた。ダイナミック感も増している。そんなバカな。外して試聴してみる。ああ、これは音がだらけるな。明らかに使った方がいい。

再度、装着して試聴する。ウーン。確かに良くなる。音の輪郭が明確でコントラストが高く、低音の引き締まりと分解力も向上。そして、中音・高音の濁りが減少する。また、音のにじみも減少している。高音のクオリティが高くなっているのだ。はっきりするのは、中低音の立体感とダンピングを高めること。

今回の実験はとりあえずここまで。これは、友達には教えない方がいいよ。


■明らかに音の品位をアップさせ、見晴らしの良さも特筆できる(炭山)

オヤイデの「NRF-005T」は、旭化成が開発した完全非磁性体の電磁波吸収不織布パルシャットに粘着剤をつけてテープにしたもの。磁性体はわずかでも電気信号の流れに影響するから、非磁性で電磁波吸収ならばさらに高度な音質へ至る近道となるに違いない。また高い絶縁性を持ち、導電面にも貼ることができる。

「NRF-005T」は必要な長さに、手持ちのハサミで簡単にカットできる

試聴テストは自宅で実施した。わが実験用の自作インターコネクトケーブルの、プラグから1〜2cmのところへひと巻き貼ってみる。

さまざまなオーディオケーブルに巻きつけた「NRF-005T」の使用例

クラシックは一気に音場が拡大、すっきり爽やかな空気の中に実体感あふれるオケが輝かしく定位、朗々と音楽を奏でるようになった。S/Nの良さ、音場空間の見晴らしの良さも特筆できる。これはたいへんな効果だ。

ノイズ抑制用として「NRF-005T」を基板の部品に貼りつけた例

ジャズは音像の実体感が激増し、それでいて重みを持たずに軽々と演奏が進むのが好ましい。ポップスも明らかに品位がアップし、音場は大きく広がるが空気感はむしろ濃厚に広がり、ザラつきやエグ味が排除されて隅々まで見晴らせるクリアさも獲得した。簡単な加工でこの効果は目覚ましい。巻きつける量で効果が増減できるのも有り難い。

(提供:オヤイデ電気)


本記事は『季刊・オーディオアクセサリー187号』からの転載です。また、福田雅光氏による「「NRF-005T」のレビューを2022年12月20日に追記いたしました。

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