公開日 2022/12/25 07:00
「ラク」に「イイ音」!パナソニックのゲーミングネックスピーカーは個性抜群でプレイが楽しくなる
<ゲーミング特集2022>
e-Sportsをはじめとしてビデオゲームの文化が盛り上がるなか、ゲーミングデバイスもこれまで以上にアイデア豊かな製品が登場している。そのひとつがパナソニックの肩掛け型USBスピーカー「SC-GN01」だ。
2021年、世界で最もユーザー数の多いオンラインRPGとして話題になった『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)。そのサウンドチームが開発に協力した本製品は、いわば「ラクに、イイ音でゲームが楽しめる」ゲーマー向けお手軽オーディオに仕上がっている。
FF14やFPS/TPSなどを頻繁にプレイする筆者も本製品を半年ほど使っているが、その “イイ音” と “ラク” さには、今のところ非常に満足している。
“イイ音” 面でのポイントのひとつが、30mmドライバーユニットをフロント×2、サラウンド×2の計4つ使い、じっくり定位を作り込んでいること。あわせて、ゲームのジャンルに応じて聴こえ方を調整できる「サウンドモード」も搭載し、音に包み込まれるような没入感を重視したRPGモード、あらゆる音の方向性がクッキリと聴き取れるFPSモードなど、6つの聴こえ方を切り替えられる。
この作り込まれた定位の恩恵は、FPSやTPSをプレイしていると特に感じることができる。例えば「背後の右ナナメ上方向から何かがすごいスピードで迫ってきているな、移動しないと襲われるな」という情報が、振り向くことなく音だけでイメージできたりする。FF14でも、画面外に逃げた敵キャラクターがどこに移動したのか、効果音から方向を把握するのが容易だ。
また、大型のスピーカーでなければ出せないような重低音を、人間の脳の仕組みを利用して仮想的に再現する「H.BASS」技術も見逃せない。重低音を仮想的に再現、つまり実際にはスピーカーから再生していないので、壁や床に響く心配がない。
そもそも肩掛け型スピーカーということもあり、あまりボリュームを上げずとも満足のいく音量が得られる。同居人や隣室への音漏れが気になる環境でも、スピーカーならではの音の広がりが心置きなく楽しめるのは、実際頼もしい。
一方の “ラク” で最も大きなポイントは、本体内にマイクを内蔵していること。単純に声のクリアさだけを比べれば、もっと性能の良い卓上マイクなどはいくらでも見つかる。しかしどれほど性能が良いマイクでも、スピーカーと併用すれば音を拾うことは避けられない。ほかにも、キーボードやマウスの操作音を拾わないよう、設置場所や設定の配慮も必要だ。
その点、SC-GN01に内蔵された「エコーキャンセルマイク」は、1つのマイクで声を拾いつつ、もう1つのマイクでスピーカー音を検知して打ち消している。スピーカーで音を聴きながらボイスチャットをしても、通話相手から文句を言われない。しかもスピーカーともども肩にかけるだけ、別途セッティングが要らないところも大変 “ラク” だ。
さらにSC-GN01では、ゲーム音などを流すメインの音声出力と、ボイスチャット用の音声出力の2系統が備わっていて、別々に音量調整できる。ボイスチャットアプリにも音量調整メニューはあるだろうが、いちいち設定画面を開かず、首元のボタン操作で済ませられるところも “ラク” ポイントだ。
ついでに、起動時に流れるガイダンス音声のオン/オフ切り替えや、メインスピーカーとサラウンドスピーカーのバランス調整など、意外と細かな設定までボタン操作だけで変えられる。使う人のゲーム環境に合わせるのも比較的 “ラク” なのだ。
離れた場所のかすかな物音ひとつ、足音ひとつの聞き取りが勝敗を分けるくらいシビアな対戦ゲームはともかく、AIがあやつる強敵を相手に大人数で挑むゲームだったり、ボイスチャットを通じて賑やかに遊ぶタイプのゲームであれば、SC-GN01がもっとも活躍するところ。肩にかけるだけで、ラクに、イイ音でゲームの楽しさに浸れるはずだ。
イヤホン/ヘッドホンとは異なる肩掛け型スピーカーの良さ
2021年、世界で最もユーザー数の多いオンラインRPGとして話題になった『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)。そのサウンドチームが開発に協力した本製品は、いわば「ラクに、イイ音でゲームが楽しめる」ゲーマー向けお手軽オーディオに仕上がっている。
FF14やFPS/TPSなどを頻繁にプレイする筆者も本製品を半年ほど使っているが、その “イイ音” と “ラク” さには、今のところ非常に満足している。
“イイ音” 面でのポイントのひとつが、30mmドライバーユニットをフロント×2、サラウンド×2の計4つ使い、じっくり定位を作り込んでいること。あわせて、ゲームのジャンルに応じて聴こえ方を調整できる「サウンドモード」も搭載し、音に包み込まれるような没入感を重視したRPGモード、あらゆる音の方向性がクッキリと聴き取れるFPSモードなど、6つの聴こえ方を切り替えられる。
この作り込まれた定位の恩恵は、FPSやTPSをプレイしていると特に感じることができる。例えば「背後の右ナナメ上方向から何かがすごいスピードで迫ってきているな、移動しないと襲われるな」という情報が、振り向くことなく音だけでイメージできたりする。FF14でも、画面外に逃げた敵キャラクターがどこに移動したのか、効果音から方向を把握するのが容易だ。
また、大型のスピーカーでなければ出せないような重低音を、人間の脳の仕組みを利用して仮想的に再現する「H.BASS」技術も見逃せない。重低音を仮想的に再現、つまり実際にはスピーカーから再生していないので、壁や床に響く心配がない。
そもそも肩掛け型スピーカーということもあり、あまりボリュームを上げずとも満足のいく音量が得られる。同居人や隣室への音漏れが気になる環境でも、スピーカーならではの音の広がりが心置きなく楽しめるのは、実際頼もしい。
一方の “ラク” で最も大きなポイントは、本体内にマイクを内蔵していること。単純に声のクリアさだけを比べれば、もっと性能の良い卓上マイクなどはいくらでも見つかる。しかしどれほど性能が良いマイクでも、スピーカーと併用すれば音を拾うことは避けられない。ほかにも、キーボードやマウスの操作音を拾わないよう、設置場所や設定の配慮も必要だ。
その点、SC-GN01に内蔵された「エコーキャンセルマイク」は、1つのマイクで声を拾いつつ、もう1つのマイクでスピーカー音を検知して打ち消している。スピーカーで音を聴きながらボイスチャットをしても、通話相手から文句を言われない。しかもスピーカーともども肩にかけるだけ、別途セッティングが要らないところも大変 “ラク” だ。
さらにSC-GN01では、ゲーム音などを流すメインの音声出力と、ボイスチャット用の音声出力の2系統が備わっていて、別々に音量調整できる。ボイスチャットアプリにも音量調整メニューはあるだろうが、いちいち設定画面を開かず、首元のボタン操作で済ませられるところも “ラク” ポイントだ。
ついでに、起動時に流れるガイダンス音声のオン/オフ切り替えや、メインスピーカーとサラウンドスピーカーのバランス調整など、意外と細かな設定までボタン操作だけで変えられる。使う人のゲーム環境に合わせるのも比較的 “ラク” なのだ。
離れた場所のかすかな物音ひとつ、足音ひとつの聞き取りが勝敗を分けるくらいシビアな対戦ゲームはともかく、AIがあやつる強敵を相手に大人数で挑むゲームだったり、ボイスチャットを通じて賑やかに遊ぶタイプのゲームであれば、SC-GN01がもっとも活躍するところ。肩にかけるだけで、ラクに、イイ音でゲームの楽しさに浸れるはずだ。