PR 公開日 2023/07/26 06:30
新チューニングでどれだけ変わった?final「UX3000」のサウンドをチェック!
ag「WHP01K」がベースのANCワイヤレスヘッドホン
finalブランドとして初となるアクティブノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホン「UX3000」は、VGP2022 SUMMER金賞受賞モデルag「WHP01K」を背景に、サウンドを一新したという特別仕様モデルだ。もともと高い評価を受けていたモデルからのリニューアルということもあり、UX3000は当然のごとくVGP2023 SUMMERにて金賞を獲得した。では実のところ、新チューニングでサウンドはどのように変化したのだろうか?
finalといえば孤高の8000番台、平面駆動型ヘッドホン「D8000」にトゥルーベリリウム振動板採用のカナル型イヤホン「A8000」、そして完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」というフラグシップモデルを連想してしまうが、彼らのオーディオに賭ける情熱はもちろんそこに留まるものではない。
たとえば「ag」。finalのノウハウが注ぎ込まれたヘッドホン/イヤホンが手頃な価格で手に入るという弟分的ブランドだが、finalの既存製品を “引き算” して作られるものでは決してない。確かに筐体素材や質感などわかりやすい差異はあるが、実際に音を聴けば慎重に設計されていることがわかる。だから弟分やサブブランドという表現より、finalの音をよりカジュアルに楽しみたい人のためのブランドがag、としたほうが正確だろう。
その証明ともいえるモデルが、finalブランドで6月に発売された「UX3000」だ。2021年春に発売、VGP2022 SUMMERで金賞を受賞するなど好評を博したagの「WHP01K」をもとに、finalブランドの製品としてリニューアルを図ったもの。デザイン/構造やバッテリー容量など基本スペックはWHP01Kを継ぐが、一部のパーツやドライバーの音響特性とチューニングはUX3000専用だ。
UX3000の基本的な立ち位置は「ANC(アクティブノイズキャンセリング)対応Bluetoothヘッドホン」であり、その点はWHP01Kと同様だ。ANCはイヤーカップ内外に設置したマイクでノイズを集音・分析するハイブリッド型、コーデックはSBC/ACCに加えaptX/aptX LLをサポート。ハウジングが上下左右へ柔軟に回転する「マルチフィットハウジング」やヘッドバンド部を折りたたんでコンパクトに収納できる点も変わらない。
では、WHP01Kと何がどう違うのか。実際の使用感を紹介していこう。
UX3000を手にしてまず感じるのは、質感の違いだ。素材は樹脂製で大きな違いはないが、表面にマット塗装を施しカジュアルな印象のWHP01Kに対し、UX3000は凹凸浅めのシボ塗装。指紋が付きにくいという実用性もあるが、シルバーで刻印されたfinalのロゴも相まって落ち着いた雰囲気を漂わせる。
ジョイント部が細かく回転/屈折する「マルチフィットハウジング」にも変更はないが、完成度の高い機構だと改めて実感した。ノイズキャンセリングはANCの演算性能だけでなくパッシブ性能も重要、パッド部の密着性がノイズ低減効果に大きく作用するだけに、見逃せない。
■agブランドの人気モデルがfinalチューニングで生まれ変わった
finalといえば孤高の8000番台、平面駆動型ヘッドホン「D8000」にトゥルーベリリウム振動板採用のカナル型イヤホン「A8000」、そして完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」というフラグシップモデルを連想してしまうが、彼らのオーディオに賭ける情熱はもちろんそこに留まるものではない。
たとえば「ag」。finalのノウハウが注ぎ込まれたヘッドホン/イヤホンが手頃な価格で手に入るという弟分的ブランドだが、finalの既存製品を “引き算” して作られるものでは決してない。確かに筐体素材や質感などわかりやすい差異はあるが、実際に音を聴けば慎重に設計されていることがわかる。だから弟分やサブブランドという表現より、finalの音をよりカジュアルに楽しみたい人のためのブランドがag、としたほうが正確だろう。
その証明ともいえるモデルが、finalブランドで6月に発売された「UX3000」だ。2021年春に発売、VGP2022 SUMMERで金賞を受賞するなど好評を博したagの「WHP01K」をもとに、finalブランドの製品としてリニューアルを図ったもの。デザイン/構造やバッテリー容量など基本スペックはWHP01Kを継ぐが、一部のパーツやドライバーの音響特性とチューニングはUX3000専用だ。
UX3000の基本的な立ち位置は「ANC(アクティブノイズキャンセリング)対応Bluetoothヘッドホン」であり、その点はWHP01Kと同様だ。ANCはイヤーカップ内外に設置したマイクでノイズを集音・分析するハイブリッド型、コーデックはSBC/ACCに加えaptX/aptX LLをサポート。ハウジングが上下左右へ柔軟に回転する「マルチフィットハウジング」やヘッドバンド部を折りたたんでコンパクトに収納できる点も変わらない。
では、WHP01Kと何がどう違うのか。実際の使用感を紹介していこう。
■使い勝手に直結する機構はそのままに、質感をシックな雰囲気に
UX3000を手にしてまず感じるのは、質感の違いだ。素材は樹脂製で大きな違いはないが、表面にマット塗装を施しカジュアルな印象のWHP01Kに対し、UX3000は凹凸浅めのシボ塗装。指紋が付きにくいという実用性もあるが、シルバーで刻印されたfinalのロゴも相まって落ち着いた雰囲気を漂わせる。
ジョイント部が細かく回転/屈折する「マルチフィットハウジング」にも変更はないが、完成度の高い機構だと改めて実感した。ノイズキャンセリングはANCの演算性能だけでなくパッシブ性能も重要、パッド部の密着性がノイズ低減効果に大きく作用するだけに、見逃せない。