公開日 2024/09/23 06:30
【ミニレビュー】ブルーも鮮やかなゾノトーンの6口電源ボックス「ZPS-S6」
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、“ゾノトーン・ブルー” でお馴染みの国産アクセサリーブランドZONOTONE(ゾノトーン)から、ロングセラーの6口電源ボックス「ZPS-S6」をテスト。
ゾノトーンの電源ボックス「ZPS-S6」はなんと内部配線が同社のトップエンド電源ケーブル「7NPS-Shupreme 1」からコンセプトを受け継いだもの。SACDプレーヤーとプリアンプの電源ケーブルを繋いで聴いてみた。
ミケーレ・ラッビア『Lost River』は「Nimbus」の重低音が部屋の空気をガシッと掴んで揺さぶるよう。こういう重低音は量感が豊かなだけでは無理。筐体の制振が優れたものでないと聴けないものである。「Lost River」ではトロンボーンがずいぶんと手前に来て密度感高い音を聴かせる一方、音場の奥行きは深い。
ハイ・ファイ・セットは山本潤子のヴォーカルが音色濃く、質感きめ細かで立体的。ベースはやはり強くて太い。「月にてらされて」冒頭のハーモニカは金属的な音色と質感はそのままに、不要振動による歪み成分が激減したからであろう、耳に優しい。
パワフルさと繊細さという一見両立困難な音調をともに高次元で実現している電源ボックスだ。非常に聴き応えがある。
パワフルさと繊細さを高次元で両立する
ゾノトーンの電源ボックス「ZPS-S6」はなんと内部配線が同社のトップエンド電源ケーブル「7NPS-Shupreme 1」からコンセプトを受け継いだもの。SACDプレーヤーとプリアンプの電源ケーブルを繋いで聴いてみた。
ミケーレ・ラッビア『Lost River』は「Nimbus」の重低音が部屋の空気をガシッと掴んで揺さぶるよう。こういう重低音は量感が豊かなだけでは無理。筐体の制振が優れたものでないと聴けないものである。「Lost River」ではトロンボーンがずいぶんと手前に来て密度感高い音を聴かせる一方、音場の奥行きは深い。
ハイ・ファイ・セットは山本潤子のヴォーカルが音色濃く、質感きめ細かで立体的。ベースはやはり強くて太い。「月にてらされて」冒頭のハーモニカは金属的な音色と質感はそのままに、不要振動による歪み成分が激減したからであろう、耳に優しい。
パワフルさと繊細さという一見両立困難な音調をともに高次元で実現している電源ボックスだ。非常に聴き応えがある。