PR 公開日 2025/02/21 07:00
好みで選ぼう、デノンの「リビングオーディオ松竹梅」。おうちの音を変えれば、日常が特別になる
サウンドバー/HDMI搭載アンプ/AVアンプのシステムを一斉レビュー
■竹プラン:音質重視、映画も音楽も欲張りたい人へ。アンプ「RCD-N12」+2chスピーカー
続いてご紹介するのは、アンプ「RCD-N12」とPolk Audio「MXT15」を組み合わせた “日常のど真ん中で音楽と映像をもっと楽しむ” システムプラン。RCD-N12はデノンが提供する多機能オールインワンアンプで、リビングに置けるコンパクトな万能機だ。
大きな特徴が、HDMI ARC端子を搭載し、テレビとの接続が簡単なこと。さらにネットワークオーディオシステム「HEOS」を搭載しており、SpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスを直接再生できるし、なんと音楽CDの再生にも対応。これ一台で、リビングオーディオの可能性を広げてくれる。
組み合わせるのは、お手頃な価格と本格的なサウンドで人気が高いアメリカのスピーカーメーカー・Polk Audioのブックシェルフ型スピーカー「MXT15」。サイズ以上の広がりを持つサウンドが特徴で、映画のセリフや音楽のボーカルがクリアに再現され、また適度に厚みのある低音が空間を満たしてくれる。
実際にこのシステムで映画『デッドプール&ウルヴァリン』を視聴してみると……ユーモアたっぷりのセリフとアクションが続く中で感じたのは、強烈なまでの “音質の良さ” だった。ステレオスピーカーのシンプルな構成にもかかわらず、キャラクターの動きに連動する音の定位感と鮮やかさがが素晴らしい。爆発音や背景音、音楽のニュアンスまで一つ一つがあまりにクリアで、 “音を聴くだけで面白い” と感じるほど。
ドラマ『SHOGUN』では、サラウンド的な音の広さではなく、左右に配置したステレオとしての音の広がりの定位で勝負。声のニュアンスが極めて深く按針と司祭の声のニュアンスの違い、そして虎長の気迫も伝わる。そして環境音の再現も繊細で、こうして聴くと『SHOGUN』はハリウッド的なサウンドではなく、丁寧な音を載せた日本のドラマのように感じられる。
そして本領発揮は音楽リスニング。HEOSからAmazon Musicで宇多田ヒカル「BADモード」を聴くと、冒頭の繊細なシンセサイザーの音が空間的な立体感を伴って広がり、音が降り注ぐ。RCD-N12の内蔵アンプは、音楽のダイナミクスをしっかりと表現し、スピーカーのポテンシャルを引き出してくれる。特に低音の丁寧さや、ボーカルの浮遊感を感じられる再現力が、まさに宇多田ヒカルの音楽性を引き出す。
RCD-N12+Polk Audioスピーカーの魅力を語るなら、やはり桁違いなまでの “音質の良さ” を挙げたくなるが、テレビやストリーミングサービス、CDなど、あらゆるメディアとの互換性も外せない。音楽も映画もどちらも楽しみたいという人にとって、このシステムはまさに “欲張りな選択肢” だ。
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