公開日 2019/02/19 06:30
使わなきゃもったいない! PayPayなど「○○ペイ」で得しまくる方法
話題のサービスを紹介
“スマホ決済” というと、100億円還元キャンペーンで世間を騒がせた「PayPay」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないだろうか。同様のサービスでは、LINE Pay、楽天ペイ、Origami Pay、d払いをはじめ、メルカリのメルペイも登場。5月からは「ゆうちょPay」も開始予定など、各サービスでの競争が加熱している。
昨年12月に行われた第1回目の “100億円還元キャンペーン” は、25万円を上限に20%の還元が行われるというもので、実施当時はビックカメラをはじめとした家電量販店を中心に多くの買い物客が押し寄せた。これによりPayPayは、開始したばかりのサービスにもかかわらず、ユーザーは一時最大約471万人まで増加したという。
そういった経緯もあり、スマホ決済に対して派手なイメージを持つ方も多いと思うが、個人的には「日常での買い物」にこそ、ぜひスマホ決済を使ってほしいと考えている。なぜなら、クレジットカード以上に還元率が高いうえ、規模は小さいものの、お得になるキャンペーンがこまめに行われているからだ。特にコンビニでよく買い物をする方は、使わないと損するかもしれない。後ほど、実際の例を用いて紹介したい。
実例の前にまず、スマホ決済についておさらいしておこう。従来の電子決済の方法というと、クレジットカードや、SuicaやWAONなどといったFelica方式のものが多かった。これら従来の決済と最近のスマホ決済の何が大きく違うかというと、それは「バーコード」「QRコード」を決済に用いるという点だ。
従来の方法だとカードにICチップが内蔵されていたり、スマートフォンがおサイフケータイに対応している必要があったが、近頃話題のスマホ決済では、これらハードウェア的な制約はない。アプリでバーコードを表示、もしくは表示されたバーコードをカメラで読み取りがするだけで決済できるので、ネットワークに繋がっているスマートフォンであれば、ほとんどの端末で使用することができる。
そして「サービスの利用開始方法がわからない!」という方も多いかもしれないが、こちらも実は簡単だ。スマートフォンにアプリを入れ、銀行口座、もしくはクレジットカードを登録するだけ。クレジットカードから支払えるサービスはこれだけで使用開始できる。またプリペイド式のサービスであっても、SuicaやWAON、nanacoのように、スマホから事前にチャージを行うだけだ。
ではここから、実際の例に基づいて、どれだけお得になるのかを紹介していこう。
■コンビニでスマホ決済
毎日の出勤前など、コンビニでコーヒーや朝食を買うのなら、スマホ決済を使わない手はない。
たとえばLINE Payでは、2月21日までファミリーマート限定で、22日から28日までファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートといった対象店舗で20%還元(上限5,000円)のキャンペーン「Payトク」を行っている。そしてキャンペーンとは別に7月31日まで3.5%(利用額によって増加あり)のポイント還元も受けられるので、20%と合わせると実質23.5%還元だ。
一方PayPayでも第2回目の100億円キャンペーンとして、2月12日から5月31日(早期終了の可能性あり)までの期間、最大20%が還元されるキャンペーンが開催されている。ファミリーマートのほか、ローソンとミニストップにも対応。さらに10回に1回(Yahoo!プレミアム会員は5回に1回)の確率で、最大1,000円まで全額還元される「やたら当たるくじ」のチャンスもある。
実は記者も、その全額還元の恩恵を受けた1人だ。先週、喉の調子が悪かったので、ファミリーマートでのど飴を購入した。すると全額還元が当たり、すこし嬉しい気持ちになった。なおこのポイント還元(チャージ残高が増える)はすぐにもらえるわけではなく、翌月になるので注意が必要だ。今回の場合は、「3月20日に付与」と表示されていた。
こうした大きなキャンペーンに目が行きがちだが、実は通常のポイント還元率も魅力的。ローソン・ミニストップなどで使える楽天ペイでは、0.5%のポイント還元。こちらもローソンで使えるOrigami Payでは、2%のキャッシュバックが常に行われている。
アプリを通してクレジットカードから払った場合、カードのポイントも追加で貰えるので、ふだんクレジットカードで支払っている場合でも、スマホ決済でさらにお得に買い物ができる。
そしてなんとなく地味な印象はあるが、個人的におすすめしたいのがOrigami Payだ。10%割引や◯◯円割引などさまざまなクーポンが度々配布され、なかにはローソンの「Lチキ」「コーヒー」など、商品が無料でもらえるクーポンもある。
サービスによって異なるが、どのサービスも0.5%から数%程度のキャッシュバックやポイント還元が行われる。サービスや使用条件によって還元率は異なるが、現金やクレジットカードで払うよりも断然お得。もしコンビニでよく買い物をする方は、ぜひスマホ決済の導入をおすすめする。
■ランチでスマホ決済
現状、スマホ決済はコンビニが使いやすいとは思うが、飲食店でも使える店は少なくない。
たとえばOrigami Payは吉野家に対応しているほか、ケンタッキーにも対応。同サービスは企業によって2%引き・50円引きと還元率が異なっており、吉野家は前者の2%、ケンタッキーでは後者で1会計ごとに50円割引される。そして先述したように、Origami Payではクーポンも魅力的。記者には「吉野家限定 200円引きクーポン」が届いたこともあった。
一方でPayPayは、店舗側の導入費用や手数料が無料なので、個人経営のような小店舗でも導入が進んでいる。このように決済サービスによって対応店舗が異なるので、会社員の方など、頻繁に行く店が対応するスマホ決済アプリを使ってみよう。
一回あたりは数%の節約でも、毎日積み重なっていくと大きな金額になる。セブンイレブン以外のコンビニへ頻繁に行くのであれば、インストールしないと損である。
■家電量販店でもスマホ決済
100億円還元キャンペーンでも話題になったが、PayPayはヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、コジマ、ジョーシンなど、ヨドバシカメラを除いた大手家電量販店のほとんどで利用できる。ただし店舗独自ポイントについては、現金では10%のところ、スマホ決済では8%になるなど下がってしまう場合もあるため、注意が必要だ。
PayPayの第2回100億円還元キャンペーンでは、消耗品など5,000円以下の製品であれば、最大20%還元されるため、購入を迷っている製品があれば今がチャンスだ。1回の会計で最大1,000円と上限が決まっているが、1万円の製品であれば10%還元相当と、それでもお得度は高い。
個人的におすすめしたいのが、ドスパラ、パソコン工房、e☆イヤホン、マップカメラといった専門店も相次いでPayPayに対応している点だ。これらの店では、店舗独自のポイント制度がない場合や、あったとしても還元率が低いため、スマホ決済を使用した場合のお得度が高い。
またLINE Payには、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、ジョーシンなどが対応している。22日から28日までの「Payトク」キャンペーンでは20%(最大5,000円)のキャンペーンも開催されるので、25,000円までで欲しい製品があれば、さらに約3.5%のポイント還元も加わるため、非常にお得になっている。
またLINEでは、「Shopping Go」というポイントカードサービスが行われており、対応サービス(ビックカメラなど)ではさらにポイント還元を受けることも可能。なおLINE Payでの支払いでなくとも対応しているので、LINEをインストールしている方は使ってみてはいかがだろうか。
◇
今回は挙げなかったが、今やスマホ決済は、居酒屋、トラベル関連、ファッション、ドラッグストア、さらには通常では値引きされない書籍購入に対応しているサービスもある。しかしサービスごとに対応店舗が異なるため、現状では幅広くカバーするためには、複数アプリのインストールが必要になることも事実だ。
もし、最初にどのサービスを登録するか迷っているなら、やはりPayPayがおすすめ。対応店舗数も多く、また記事執筆時点では5,000円以内の買い物に対して20%還元が適用されるので、しばらくはお得に買物を楽しめるはずだ。そしてもし、ふだん行く店舗のレジにLINE Pay、楽天ペイ対応の案内があれば、そちらに登録することも良いだろう。
もちろん派手なキャンペーンはお得だが、大型キャンペーンが行われていなくてもスマホ決済がお得な場合は多い。もし少しでも興味があるならば、ぜひ1歩踏み出すことをおすすめしたい。
昨年12月に行われた第1回目の “100億円還元キャンペーン” は、25万円を上限に20%の還元が行われるというもので、実施当時はビックカメラをはじめとした家電量販店を中心に多くの買い物客が押し寄せた。これによりPayPayは、開始したばかりのサービスにもかかわらず、ユーザーは一時最大約471万人まで増加したという。
そういった経緯もあり、スマホ決済に対して派手なイメージを持つ方も多いと思うが、個人的には「日常での買い物」にこそ、ぜひスマホ決済を使ってほしいと考えている。なぜなら、クレジットカード以上に還元率が高いうえ、規模は小さいものの、お得になるキャンペーンがこまめに行われているからだ。特にコンビニでよく買い物をする方は、使わないと損するかもしれない。後ほど、実際の例を用いて紹介したい。
実例の前にまず、スマホ決済についておさらいしておこう。従来の電子決済の方法というと、クレジットカードや、SuicaやWAONなどといったFelica方式のものが多かった。これら従来の決済と最近のスマホ決済の何が大きく違うかというと、それは「バーコード」「QRコード」を決済に用いるという点だ。
従来の方法だとカードにICチップが内蔵されていたり、スマートフォンがおサイフケータイに対応している必要があったが、近頃話題のスマホ決済では、これらハードウェア的な制約はない。アプリでバーコードを表示、もしくは表示されたバーコードをカメラで読み取りがするだけで決済できるので、ネットワークに繋がっているスマートフォンであれば、ほとんどの端末で使用することができる。
そして「サービスの利用開始方法がわからない!」という方も多いかもしれないが、こちらも実は簡単だ。スマートフォンにアプリを入れ、銀行口座、もしくはクレジットカードを登録するだけ。クレジットカードから支払えるサービスはこれだけで使用開始できる。またプリペイド式のサービスであっても、SuicaやWAON、nanacoのように、スマホから事前にチャージを行うだけだ。
ではここから、実際の例に基づいて、どれだけお得になるのかを紹介していこう。
■コンビニでスマホ決済
毎日の出勤前など、コンビニでコーヒーや朝食を買うのなら、スマホ決済を使わない手はない。
たとえばLINE Payでは、2月21日までファミリーマート限定で、22日から28日までファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートといった対象店舗で20%還元(上限5,000円)のキャンペーン「Payトク」を行っている。そしてキャンペーンとは別に7月31日まで3.5%(利用額によって増加あり)のポイント還元も受けられるので、20%と合わせると実質23.5%還元だ。
一方PayPayでも第2回目の100億円キャンペーンとして、2月12日から5月31日(早期終了の可能性あり)までの期間、最大20%が還元されるキャンペーンが開催されている。ファミリーマートのほか、ローソンとミニストップにも対応。さらに10回に1回(Yahoo!プレミアム会員は5回に1回)の確率で、最大1,000円まで全額還元される「やたら当たるくじ」のチャンスもある。
実は記者も、その全額還元の恩恵を受けた1人だ。先週、喉の調子が悪かったので、ファミリーマートでのど飴を購入した。すると全額還元が当たり、すこし嬉しい気持ちになった。なおこのポイント還元(チャージ残高が増える)はすぐにもらえるわけではなく、翌月になるので注意が必要だ。今回の場合は、「3月20日に付与」と表示されていた。
こうした大きなキャンペーンに目が行きがちだが、実は通常のポイント還元率も魅力的。ローソン・ミニストップなどで使える楽天ペイでは、0.5%のポイント還元。こちらもローソンで使えるOrigami Payでは、2%のキャッシュバックが常に行われている。
アプリを通してクレジットカードから払った場合、カードのポイントも追加で貰えるので、ふだんクレジットカードで支払っている場合でも、スマホ決済でさらにお得に買い物ができる。
そしてなんとなく地味な印象はあるが、個人的におすすめしたいのがOrigami Payだ。10%割引や◯◯円割引などさまざまなクーポンが度々配布され、なかにはローソンの「Lチキ」「コーヒー」など、商品が無料でもらえるクーポンもある。
サービスによって異なるが、どのサービスも0.5%から数%程度のキャッシュバックやポイント還元が行われる。サービスや使用条件によって還元率は異なるが、現金やクレジットカードで払うよりも断然お得。もしコンビニでよく買い物をする方は、ぜひスマホ決済の導入をおすすめする。
■ランチでスマホ決済
現状、スマホ決済はコンビニが使いやすいとは思うが、飲食店でも使える店は少なくない。
たとえばOrigami Payは吉野家に対応しているほか、ケンタッキーにも対応。同サービスは企業によって2%引き・50円引きと還元率が異なっており、吉野家は前者の2%、ケンタッキーでは後者で1会計ごとに50円割引される。そして先述したように、Origami Payではクーポンも魅力的。記者には「吉野家限定 200円引きクーポン」が届いたこともあった。
一方でPayPayは、店舗側の導入費用や手数料が無料なので、個人経営のような小店舗でも導入が進んでいる。このように決済サービスによって対応店舗が異なるので、会社員の方など、頻繁に行く店が対応するスマホ決済アプリを使ってみよう。
一回あたりは数%の節約でも、毎日積み重なっていくと大きな金額になる。セブンイレブン以外のコンビニへ頻繁に行くのであれば、インストールしないと損である。
■家電量販店でもスマホ決済
100億円還元キャンペーンでも話題になったが、PayPayはヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、コジマ、ジョーシンなど、ヨドバシカメラを除いた大手家電量販店のほとんどで利用できる。ただし店舗独自ポイントについては、現金では10%のところ、スマホ決済では8%になるなど下がってしまう場合もあるため、注意が必要だ。
PayPayの第2回100億円還元キャンペーンでは、消耗品など5,000円以下の製品であれば、最大20%還元されるため、購入を迷っている製品があれば今がチャンスだ。1回の会計で最大1,000円と上限が決まっているが、1万円の製品であれば10%還元相当と、それでもお得度は高い。
個人的におすすめしたいのが、ドスパラ、パソコン工房、e☆イヤホン、マップカメラといった専門店も相次いでPayPayに対応している点だ。これらの店では、店舗独自のポイント制度がない場合や、あったとしても還元率が低いため、スマホ決済を使用した場合のお得度が高い。
またLINE Payには、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、ジョーシンなどが対応している。22日から28日までの「Payトク」キャンペーンでは20%(最大5,000円)のキャンペーンも開催されるので、25,000円までで欲しい製品があれば、さらに約3.5%のポイント還元も加わるため、非常にお得になっている。
またLINEでは、「Shopping Go」というポイントカードサービスが行われており、対応サービス(ビックカメラなど)ではさらにポイント還元を受けることも可能。なおLINE Payでの支払いでなくとも対応しているので、LINEをインストールしている方は使ってみてはいかがだろうか。
今回は挙げなかったが、今やスマホ決済は、居酒屋、トラベル関連、ファッション、ドラッグストア、さらには通常では値引きされない書籍購入に対応しているサービスもある。しかしサービスごとに対応店舗が異なるため、現状では幅広くカバーするためには、複数アプリのインストールが必要になることも事実だ。
もし、最初にどのサービスを登録するか迷っているなら、やはりPayPayがおすすめ。対応店舗数も多く、また記事執筆時点では5,000円以内の買い物に対して20%還元が適用されるので、しばらくはお得に買物を楽しめるはずだ。そしてもし、ふだん行く店舗のレジにLINE Pay、楽天ペイ対応の案内があれば、そちらに登録することも良いだろう。
もちろん派手なキャンペーンはお得だが、大型キャンペーンが行われていなくてもスマホ決済がお得な場合は多い。もし少しでも興味があるならば、ぜひ1歩踏み出すことをおすすめしたい。