公開日 2021/02/26 06:30
【PR】独自ノイキャン搭載、先駆者ゆえの圧倒的な静寂
ボーズのNC完全ワイヤレス「Bose QuietComfort Earbuds」。VGP最高位を獲得した“5つの理由”
海上 忍
いま様々なモデルがノイズキャンセリング機能を搭載しているが、このジャンルの先駆者であるボーズは、“静寂の質” で差をつけている。「Bose QuietComfort Earbuds」は、VGPアワードで「ライフスタイル大賞」を受賞するなど、圧倒的な消音性能と端正なボーズサウンドで人気の完全ワイヤレスイヤホンだ。あまりの人気で一時欠品になるほど、高い評価を集める本機を、VGP審査員の海上 忍氏が徹底解説しよう。
【SPEC】●通信方式:Bluetooth Ver.5.1 ●対応コーデック:SBC/AAC ●ドライバー口径:非公開 ●連続再生時間:最大6時間(ケース込み18時間) ●質量:8.5g(イヤホン片側) ●付属品:StayHear Maxチップ(S/M/L)、USB Type-C充電用ケーブル
■VGPアワードで最高位を獲得した優秀機
ワイヤレスイヤホンの進化が止まらない。Bluetoothは当然で、いまや時代は左右分離の完全ワイヤレスイヤホン、そこにプラスアルファがなければ消費者の支持は得られない。そして現在、そのアルファとして注目を集めているのが、周囲の雑音を電気的に取り除く「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」の技術だ。
ANC技術のルーツは1980年代まで遡るが、空路で続くジェット音に耐えかねたボーズ博士が、ノイズを取り除くための数式を考案したことが発端だという。そんなボーズの完全ワイヤレスイヤホン最新モデルが「QuietComfort Earbuds」である。
2016年発売のネックバンド型「QuietControl 30」以来のANC搭載ワイヤレスイヤホンで、今度は待望の完全ワイヤレス。いま人気の「ノイキャン完全ワイヤレスイヤホン」における本命であり、長年培われたボーズのANC技術を惜しむことなく投入した意欲作である。
最大の特長は、もちろん進化したANC技術だ。フィードフォワード/フィードバック方式を使うハイブリッド型ANCだが、定評あるノイズ低減のアルゴリズム部分はこれまでを継承しつつ、演算やフィルタ処理などを司るICを刷新。デジタル信号処理に特化したDSPも投入され、ノイズキャンセリングの効果を高めるとともに、音響的な部分の改良にもその性能が生かされているという。
2015年以降に発売された他のワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン同様、音量最適化技術「アクティブEQテクノロジー」も搭載。通常、イヤホンやスピーカーは音量が下がるにつれて音が痩せて感じられるものだが、この技術により低域/高域の音量が自動調整され、全体のバランスが改善されるというもの。加えて音響設計には独自のポートテクノロジーを搭載するなど、高音質技術も見逃せない。
ANCの効果は装着してすぐに気付く。ANCの強さは11段階あり、最大の「10」に設定すると、電車乗車時のレールとの摩擦音や風切り音など様々な要素が混じったゴーッという音が文字どおり鳴りを潜め、レールの継ぎ目を通過するときのジョイント音も、ガタンゴトンからコトッコトッへと変化する。さすがに地下鉄の走行音はある程度残ってしまうものの、もはや刺激的な騒音ではない。その証拠に、地上から地下に入ってもボリュームを上げる必要は感じなかった。
肝心の音楽再生も抜かりなし。スネアアタックは迅速に収束し、もたつきがない。ギターのカッティングはキレよく、ハーモニクスも余韻を漂わせつつ伸びる。やや低域に重心を置きつつも、全体的にはフラットな傾向のサウンドキャラクターで、元気というよりは端正な印象のほうが強い。ボーズらしいメリハリのある音でありつつも、スピード感を得て表現力を増している。
ノイズ低減効果も良好、快活でありながら緻密さを感じさせるサウンドも楽しめる完全ワイヤレス。万人の期待を裏切らない高い完成度を持っており、オーディオビジュアルアワード「VGP」のライフスタイル分科会における最高位に輝いた。次ページでは、さらに詳しくQuietComfort Earbudsが高く評価された理由を解説しよう。
【SPEC】●通信方式:Bluetooth Ver.5.1 ●対応コーデック:SBC/AAC ●ドライバー口径:非公開 ●連続再生時間:最大6時間(ケース込み18時間) ●質量:8.5g(イヤホン片側) ●付属品:StayHear Maxチップ(S/M/L)、USB Type-C充電用ケーブル
■VGPアワードで最高位を獲得した優秀機
ワイヤレスイヤホンの進化が止まらない。Bluetoothは当然で、いまや時代は左右分離の完全ワイヤレスイヤホン、そこにプラスアルファがなければ消費者の支持は得られない。そして現在、そのアルファとして注目を集めているのが、周囲の雑音を電気的に取り除く「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」の技術だ。
ANC技術のルーツは1980年代まで遡るが、空路で続くジェット音に耐えかねたボーズ博士が、ノイズを取り除くための数式を考案したことが発端だという。そんなボーズの完全ワイヤレスイヤホン最新モデルが「QuietComfort Earbuds」である。
2016年発売のネックバンド型「QuietControl 30」以来のANC搭載ワイヤレスイヤホンで、今度は待望の完全ワイヤレス。いま人気の「ノイキャン完全ワイヤレスイヤホン」における本命であり、長年培われたボーズのANC技術を惜しむことなく投入した意欲作である。
最大の特長は、もちろん進化したANC技術だ。フィードフォワード/フィードバック方式を使うハイブリッド型ANCだが、定評あるノイズ低減のアルゴリズム部分はこれまでを継承しつつ、演算やフィルタ処理などを司るICを刷新。デジタル信号処理に特化したDSPも投入され、ノイズキャンセリングの効果を高めるとともに、音響的な部分の改良にもその性能が生かされているという。
2015年以降に発売された他のワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン同様、音量最適化技術「アクティブEQテクノロジー」も搭載。通常、イヤホンやスピーカーは音量が下がるにつれて音が痩せて感じられるものだが、この技術により低域/高域の音量が自動調整され、全体のバランスが改善されるというもの。加えて音響設計には独自のポートテクノロジーを搭載するなど、高音質技術も見逃せない。
ANCの効果は装着してすぐに気付く。ANCの強さは11段階あり、最大の「10」に設定すると、電車乗車時のレールとの摩擦音や風切り音など様々な要素が混じったゴーッという音が文字どおり鳴りを潜め、レールの継ぎ目を通過するときのジョイント音も、ガタンゴトンからコトッコトッへと変化する。さすがに地下鉄の走行音はある程度残ってしまうものの、もはや刺激的な騒音ではない。その証拠に、地上から地下に入ってもボリュームを上げる必要は感じなかった。
肝心の音楽再生も抜かりなし。スネアアタックは迅速に収束し、もたつきがない。ギターのカッティングはキレよく、ハーモニクスも余韻を漂わせつつ伸びる。やや低域に重心を置きつつも、全体的にはフラットな傾向のサウンドキャラクターで、元気というよりは端正な印象のほうが強い。ボーズらしいメリハリのある音でありつつも、スピード感を得て表現力を増している。
ノイズ低減効果も良好、快活でありながら緻密さを感じさせるサウンドも楽しめる完全ワイヤレス。万人の期待を裏切らない高い完成度を持っており、オーディオビジュアルアワード「VGP」のライフスタイル分科会における最高位に輝いた。次ページでは、さらに詳しくQuietComfort Earbudsが高く評価された理由を解説しよう。
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