公開日 2022/05/10 06:30
“ただ録るだけ” ならテレビと外付けHDDで済む時代、録画の本家たるビデオレコーダーにはしっかりとしたアドバンテージ、機能的な+αが求められている。そのαとはなにか、どう進化しているかを4Kディーガ最新モデル「DMR-4T402」を例に紹介してみよう。
■「ドラマ・アニメお録りおき」と進化した「どこでもディーガ」でさらに便利に!
2021年秋に発表された“ディーガ”最新モデルは、BS4K/110度CS4K/地デジ/BS/110度CSチューナーを3基積む4K放送3番組同時録画モデルと、同チューナーを2基積む4K放送2番組同時録画モデルを2系統、4K放送1番組同時録画モデル2系統をラインナップ。なかでも、4Kチューナー3基に4TBという大容量HDDを積む「DMR-4T402」はその最上位だ。
5モデルはいずれもUltra HDブルーレイディスクに対応するほか、録画済番組や写真をスマートフォン/タブレットへワイヤレス転送し屋外で鑑賞できるようにする「どこでもディーガ」、実家など離れた場所に設置したディーガに自分のスマートフォンから写真や動画を送信・共有できる「おうちクラウド」をサポートする。ディーガとしての基本機能はほぼ同じ、違いは4Kチューナーの数とHDD容量くらいのものだ。
しかし、その「4Kチューナーの数とHDD容量」こそが最新ディーガの肝と言っていい。なぜなら、新たに導入された「ドラマ・アニメお録りおき機能」は、この部分に大きく依存しているからだ。
ドラマ&アニメお録りおき機能は、ドラマやアニメのジャンルと時間帯を事前に指定しておくことで、条件に一致する番組を約90日ぶん自動録画してくれるというもの。放送開始後に気付き口惜しい思いをしがちな新番組も、内蔵HDD上の専用領域にとりあえず録画しておいてくれる便利機能だ。これまではいわゆる全録対応の “全自動ディーガ” だけの機能だったが、2021年秋モデルでは全録非対応モデルにも拡大されている。
もっとも、4Kチューナーの搭載数こそ違えど、全モデルとも地デジ/BS放送の3番組同時録画が可能なので、地上波放送のドラマやアニメであればどの機種を選んでもお録りおき機能をフルで活用できる。
さらに2021年秋モデルは、録画可能な番組数が従来の3千から1万へと一気に拡大。HDD容量が増え最大番組数を気にする必要がなくなれば、複数のチューナーでせっせと録画したほうが良質な番組に巡り合う機会が増える、つまりドラマ&アニメお録りおき機能がより役立つということになる。
録画済番組を屋外で視聴するための「番組持ち出し」も進化した。従来は手動で転送するしかなく、つい億劫になるからか便利さを知らないままのユーザも多いようだったが、2021年秋モデルではBluetoothに対応することで自動転送が可能に。
ユーザーが帰宅したとき、スマホがディーガと自動接続する「ただいま転送」によって、例えば寝ている間に録画したドラマやアニメをスマホに転送してくれる。つまり設定さえしておけば、何もしなくても翌日の通勤時間などでドラマ・アニメを楽しめるわけだ。スマートフォンで撮影した写真をバックアップする目的にも使えるから、メリットは大きいだろう。
■ディーガなら録りためたアニメ&ドラマが高画質で楽しめる!
2021年秋モデルの目玉機能は、やはり「ドラマ・アニメお録りおき」。4TB HDDを搭載するDMR-4T402の場合、地デジ番組を1日あたり3時間/90日間録画できる専用領域800GBが割り当てられているから、容量に不足はない。放送開始から3ヶ月以内に継続視聴/録画するかどうか決めればいい、というわけだ。
また、放送後しばらく経ってから面白いドラマに出会った時なども、お録りおき機能が役に立ってくれる。90日間、つまり1クール分を自動で録画してくれるので、たとえ最終回近くで存在を知ったとしても1話から追いかけることができるし、あえて最終回を待ってからイッキ見することも可能だ。
画質もしっかり。自動録画の際に圧縮は行われるものの、4K放送は4K 2倍録モード、地デジとBS/CS放送は5倍録モードが適用されるから、よほど動きの激しいシーンでなければブロックノイズは気にならない。さすがにDRモードで録画したものと比較すると、毛髪やテクスチャの質感に差を感じてしまうが、意識して見なければ気づかないレベル。
アニメ番組も輪郭線にやや優柔さを感じるが、全体的な品位は高い。この点、デジタルビデオレコーダー草創期から培われてきた独自エンコード技術を持つディーガならではといえる。
自動録画の対象はドラマやアニメだけではない。たとえば「ニュース録画設定」という機能では、報道系コンテンツは指定チャンネル(地デジのみ)のニュース番組という条件で予約でき、ドラマやアニメほど画質は重視されないため7倍録モードが適用される。しかも録画後48時間以上経つと自動消去されるから、まさにニュース番組向けだ。
また、パナソニックの有料サービス「ディモーラ」会員には、話題のニュースをシーン一覧で表示する機能「ニューストピックス」も提供されるので、気になるニュースだけチェック、という使い方もできる。
そうして自動録画した番組は、スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」で見るのがお勧めだ。いまや番組持ち出しは自動転送対応だから準備に手間はかからないし、オリジナル(ディーガ側の録画番組)も一定期間が経過すれば自動的に消える。移動の合間にスマホで流し見、というテレビとの新しい付き合いかたができるのは、新ディーガ最大のアドバンテージと言っていいだろう。
■どれだけ録りためるか、予算に合わせて選べるラインナップ
本稿では4TB HDD搭載のDMR-4T402を例に取り上げたが、専用領域は少し減るものの価格が手頃な3TBモデルのDMR-4T302、2TBモデルのDMR-4T202もある。4Kチューナー2基搭載モデルのDMR-4W202(2TB)、DMR-4W102(1TB)ともなれば、より値ごろ感が出てくる。
“おうち時間” の充実が求められる現在、新番組の見逃しがなく、内でも外でも楽しめる新ディーガは大活躍すること間違いなしだ。
(協力:パナソニック ストア プラス)
こちらの商品は、街のでんきやさんをはじめ、パナソニック家電製品正規取扱店でもお買い求めいただけます。
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海上忍■「ドラマ・アニメお録りおき」と進化した「どこでもディーガ」でさらに便利に!
2021年秋に発表された“ディーガ”最新モデルは、BS4K/110度CS4K/地デジ/BS/110度CSチューナーを3基積む4K放送3番組同時録画モデルと、同チューナーを2基積む4K放送2番組同時録画モデルを2系統、4K放送1番組同時録画モデル2系統をラインナップ。なかでも、4Kチューナー3基に4TBという大容量HDDを積む「DMR-4T402」はその最上位だ。
5モデルはいずれもUltra HDブルーレイディスクに対応するほか、録画済番組や写真をスマートフォン/タブレットへワイヤレス転送し屋外で鑑賞できるようにする「どこでもディーガ」、実家など離れた場所に設置したディーガに自分のスマートフォンから写真や動画を送信・共有できる「おうちクラウド」をサポートする。ディーガとしての基本機能はほぼ同じ、違いは4Kチューナーの数とHDD容量くらいのものだ。
しかし、その「4Kチューナーの数とHDD容量」こそが最新ディーガの肝と言っていい。なぜなら、新たに導入された「ドラマ・アニメお録りおき機能」は、この部分に大きく依存しているからだ。
ドラマ&アニメお録りおき機能は、ドラマやアニメのジャンルと時間帯を事前に指定しておくことで、条件に一致する番組を約90日ぶん自動録画してくれるというもの。放送開始後に気付き口惜しい思いをしがちな新番組も、内蔵HDD上の専用領域にとりあえず録画しておいてくれる便利機能だ。これまではいわゆる全録対応の “全自動ディーガ” だけの機能だったが、2021年秋モデルでは全録非対応モデルにも拡大されている。
もっとも、4Kチューナーの搭載数こそ違えど、全モデルとも地デジ/BS放送の3番組同時録画が可能なので、地上波放送のドラマやアニメであればどの機種を選んでもお録りおき機能をフルで活用できる。
さらに2021年秋モデルは、録画可能な番組数が従来の3千から1万へと一気に拡大。HDD容量が増え最大番組数を気にする必要がなくなれば、複数のチューナーでせっせと録画したほうが良質な番組に巡り合う機会が増える、つまりドラマ&アニメお録りおき機能がより役立つということになる。
録画済番組を屋外で視聴するための「番組持ち出し」も進化した。従来は手動で転送するしかなく、つい億劫になるからか便利さを知らないままのユーザも多いようだったが、2021年秋モデルではBluetoothに対応することで自動転送が可能に。
ユーザーが帰宅したとき、スマホがディーガと自動接続する「ただいま転送」によって、例えば寝ている間に録画したドラマやアニメをスマホに転送してくれる。つまり設定さえしておけば、何もしなくても翌日の通勤時間などでドラマ・アニメを楽しめるわけだ。スマートフォンで撮影した写真をバックアップする目的にも使えるから、メリットは大きいだろう。
■ディーガなら録りためたアニメ&ドラマが高画質で楽しめる!
2021年秋モデルの目玉機能は、やはり「ドラマ・アニメお録りおき」。4TB HDDを搭載するDMR-4T402の場合、地デジ番組を1日あたり3時間/90日間録画できる専用領域800GBが割り当てられているから、容量に不足はない。放送開始から3ヶ月以内に継続視聴/録画するかどうか決めればいい、というわけだ。
また、放送後しばらく経ってから面白いドラマに出会った時なども、お録りおき機能が役に立ってくれる。90日間、つまり1クール分を自動で録画してくれるので、たとえ最終回近くで存在を知ったとしても1話から追いかけることができるし、あえて最終回を待ってからイッキ見することも可能だ。
画質もしっかり。自動録画の際に圧縮は行われるものの、4K放送は4K 2倍録モード、地デジとBS/CS放送は5倍録モードが適用されるから、よほど動きの激しいシーンでなければブロックノイズは気にならない。さすがにDRモードで録画したものと比較すると、毛髪やテクスチャの質感に差を感じてしまうが、意識して見なければ気づかないレベル。
アニメ番組も輪郭線にやや優柔さを感じるが、全体的な品位は高い。この点、デジタルビデオレコーダー草創期から培われてきた独自エンコード技術を持つディーガならではといえる。
自動録画の対象はドラマやアニメだけではない。たとえば「ニュース録画設定」という機能では、報道系コンテンツは指定チャンネル(地デジのみ)のニュース番組という条件で予約でき、ドラマやアニメほど画質は重視されないため7倍録モードが適用される。しかも録画後48時間以上経つと自動消去されるから、まさにニュース番組向けだ。
また、パナソニックの有料サービス「ディモーラ」会員には、話題のニュースをシーン一覧で表示する機能「ニューストピックス」も提供されるので、気になるニュースだけチェック、という使い方もできる。
そうして自動録画した番組は、スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」で見るのがお勧めだ。いまや番組持ち出しは自動転送対応だから準備に手間はかからないし、オリジナル(ディーガ側の録画番組)も一定期間が経過すれば自動的に消える。移動の合間にスマホで流し見、というテレビとの新しい付き合いかたができるのは、新ディーガ最大のアドバンテージと言っていいだろう。
■どれだけ録りためるか、予算に合わせて選べるラインナップ
本稿では4TB HDD搭載のDMR-4T402を例に取り上げたが、専用領域は少し減るものの価格が手頃な3TBモデルのDMR-4T302、2TBモデルのDMR-4T202もある。4Kチューナー2基搭載モデルのDMR-4W202(2TB)、DMR-4W102(1TB)ともなれば、より値ごろ感が出てくる。
“おうち時間” の充実が求められる現在、新番組の見逃しがなく、内でも外でも楽しめる新ディーガは大活躍すること間違いなしだ。
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こちらの商品は、街のでんきやさんをはじめ、パナソニック家電製品正規取扱店でもお買い求めいただけます。