公開日 2022/12/12 06:30
アルミ削り出しインシュレーターの有り無しでチェック
高い制振性で安定のCDリッピング! さらに進化したパイオニア最新BDドライブ「BDR-XS08MB-S」を試す
山之内 正
パイオニアの新たなポータブル型ブルーレイドライブ「BDR-XS08MB-S」が登場。音楽CDのリッピングや再生を考慮して、より制振性および静音性を向上させたという本機の実力を、山之内 正氏が検証する。
1982年にCDが登場してから、今年でちょうど40年。当たり前の存在すぎて普段はまったく意識しなくなったが、よくぞここまで持続し普及したものだ。一方それだけ普及した結果、ファイル再生やストリーミングが主流になった今も、CDを簡単には手放せなくなったとも言えるので、手持ちのディスクの扱いに悩んでいる音楽ファンは少なくないだろう。筆者自身もその悩み、いまだに解消していない。
少なくとも、CDをいつでも聴ける環境は確保しておく必要があるから、プレーヤーは不可欠な存在だが、普段そこまで頻繁に聴かないという場合は、高額なCDプレーヤーを購入するのは避けたいところだろう。その場合、リッピングしてネットワークプレーヤーで再生したり、パソコンで再生してUSB接続のDACを介して聴くなど、手持ちの機器を活かす方法は色々ある。肝心なポイントを押さえておけば、音質もハイファイの基準を確実にクリアできるだろう。
では、その肝心なポイントとはなにか。光学ドライブを内蔵しないパソコンの場合、まずドライブの用意が前提となるが、CDの音楽データを正確に読み取る環境を整えることにも気を配りたい。具体的には、読み取りエラーを防ぎ、ディスクの汚れや傷が引き起こすエラー補正も可能な限り回避したいのだ。なぜなら、正確に読み取れない場合は、データ補間が行われ音質劣化につながるからだ。そして何より肝心なのは、高精度な読み取りを実現するためには、ドライブの選択がカギを握るということだ。
そして今回、パイオニアからスリムなポータブル型のブルーレイドライブとして、新製品モデルの「BDR-XS08MB-S」が登場した。
■オーディオCDのリッピングを想定した新BDドライブが登場
1982年にCDが登場してから、今年でちょうど40年。当たり前の存在すぎて普段はまったく意識しなくなったが、よくぞここまで持続し普及したものだ。一方それだけ普及した結果、ファイル再生やストリーミングが主流になった今も、CDを簡単には手放せなくなったとも言えるので、手持ちのディスクの扱いに悩んでいる音楽ファンは少なくないだろう。筆者自身もその悩み、いまだに解消していない。
少なくとも、CDをいつでも聴ける環境は確保しておく必要があるから、プレーヤーは不可欠な存在だが、普段そこまで頻繁に聴かないという場合は、高額なCDプレーヤーを購入するのは避けたいところだろう。その場合、リッピングしてネットワークプレーヤーで再生したり、パソコンで再生してUSB接続のDACを介して聴くなど、手持ちの機器を活かす方法は色々ある。肝心なポイントを押さえておけば、音質もハイファイの基準を確実にクリアできるだろう。
では、その肝心なポイントとはなにか。光学ドライブを内蔵しないパソコンの場合、まずドライブの用意が前提となるが、CDの音楽データを正確に読み取る環境を整えることにも気を配りたい。具体的には、読み取りエラーを防ぎ、ディスクの汚れや傷が引き起こすエラー補正も可能な限り回避したいのだ。なぜなら、正確に読み取れない場合は、データ補間が行われ音質劣化につながるからだ。そして何より肝心なのは、高精度な読み取りを実現するためには、ドライブの選択がカギを握るということだ。
■アルミ削り出しインシュレーターで制振性能を向上
そして今回、パイオニアからスリムなポータブル型のブルーレイドライブとして、新製品モデルの「BDR-XS08MB-S」が登場した。